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【アイディアとIKEAの出会い】食器戸棚裏の調味料収納



以前に画期的な調味料の収納としてこういうのをご紹介したことがあるんですが、

それを上回るアイディアに気がついてしまったので、ちょっと自慢しておこうかなと…。
上の写真の調味料の収納は、簡単にいいますと、食器戸棚の扉の裏にマジックテープを貼り付けて、調味料の容器の裏にもマジックテープを貼り付けて、「食器戸棚扉の裏に調味料を全部貼り付けて収納してしまおう」というアイティアなんです。
このアイディアのどこがスゴイかというと、
(1)扉の裏面という通常使いようがないスペースを有効活用できる(扉の近く数cmというのは、通常デッドスペースになっていると思います)。
(2)無数に調味料を所有していても、全ての調味料を簡単に取り出せる(例えば20種類位の調味料を持っていたら、棚の奥の方の調味料を取り出すのはちょっと大変だと思います)。
というあたりで、「省スペース」且つ「便利」という結構秀逸なアイディアなのでは無いかと。
で、最近この写真を再び目にして、それからふと思い出したものが…。
これ、IKEAで買ったGRUNDTALシリーズの小物入れなんですが、コレがまさに使えるのでは無いかと。
裏面に結構強力なマグネットが付いてまして、金属面にカチッと貼り付くようになっています。
ですが、(お恥ずかしながら)正直言って、買ったはいいもののどこに使ったら良いのかイマイチよくわからず、ネジなどの小物を入れてANTONIUSのフレームに貼り付けたりしてました…。
コレを使って上記の調味料収納を作ったら良いのでは無いかと…。
つーか、GRUNDTALは元々そういう用途なんだと思います。
見た目も最初の写真の調味料容器とそっくりですしね。
すいません…。
でも、きっとIKEA側で想定していたのは冷蔵庫とかに貼り付けて使う的なことだと思うんですよね。
または、キッチンの壁の金属部分に貼り付けて使う的な…。
ところが、冷蔵庫に調味料が貼り付いていたところで使いづらくてしょうがないでしょうし(レイアウトにもよりますが)、世界には壁に金属製の部分が無いキッチンもあるわけですよ(事実ウチもキッチンの周辺の壁面には金属製の部分が無くて、それで使い道に困ってしまったわけです)。
そこに来てこのアイディアなわけです。
キッチンの収納扉の裏面に金属板を貼り付けて、そこにこのGRUNDTALを持ってくれば、最強の調味料収納orキッチン小物収納が簡単につくれてしまうのでは無いかと…。
これ、気がついたときにはちょっとだけ興奮してしまったりして、その勢いで一気に記事を書いてしまいましたが、もしかして…ひどくつまらない話だったりします…?
( Photo #1©chrismar , #2-4©juutakudesign.com )

【見た目以上に便利そう】据え付けカウンター風のキッチン・カウンターワゴン



このキッチンカウンター、ちょっと良い感じだなと思ったのでご紹介をさせていただきたと思います。

まあ、何の変哲もない感じのステンレス天板のカウンターなんですけど、よく見ると手前の部分がカウンターワゴンになってるんです。
その向こう側にある据え付けのカウンターと高さをぴったりとあわせてあるので、普通に置いてある状態だと奥の据え付けカウンターと一体になった作業エリアとして使えるんですが、実際は手前のカウンターは可動式なので、必要に応じて移動させてアイランドカウンター的に使ったり、ダイニングエリアに置いてカウンターテーブルとして使用したりできるわけです。
こうやって据え付けの作業エリアとしても可動式の作業エリアとしても、どちらでもしっかりと使い易い作りにすることで、キッチン内の作業スペースに随分余裕と柔軟性を持たせられているのでは無いかと思います。
幅についても、当たり前といえば当たり前のことなんですが、奥のカウンターと高さと幅をぴったり合わせてあるお陰で、デザイン的にも収まり的にもかなり良い感じになっているかな、と。
これが、例えば奥のカウンターと手前のカウンターの幅が5cm位違ったとするじゃないですか。
たったそれだけの違いでも、見た目は相当落ち着かない感じになってしまうと思いますし、カウンター脇の壁にかけてある鍋を取りに行く時にも、何だかその出っ張りが気になったり、実際にその出っ張りにぶつかりそうになったりして、動線という面でも精神的/物理的に相当影響があるのでは無いかと。
こういう当たり前の配慮がしっかりとされているデザイン、結構好きなんですよね。
木製の本体とステンレスの天板の組み合わせも良いですね。
キッチンカウンターというのは「作業場所」なわけで、何よりも耐水性、耐熱性、耐汚染性などに優れている必要があるわけです。
ウェットな感じの木材と無機質なステンレスの組み合わせというコントラストが結構好きというのもありますけれど、実用面、特に耐久性という面で、この組み合わせは合理的で優れているといえるのかなと。
このカウンター、一見何の変哲も無い感じですが、合理的なものの持つ「美しさ」が沢山詰まっていると思いますね。
(ちなみにこのカウンター、PITHY AND CLEAVERというサイトの記者兼編集者であるMaggie Hoffmanさんという方のキッチンのカウンターでして、PITHY AND CLEAVERに載せている料理は全てこのカウンターで行われているんだそうです。どの料理もとても美味しそうで食欲をそそられる感じで、「優れた作品は優れた作業エリアから生まれるものなのかな」などど思わさせられたりします…。興味がある方は一度覗いてみてください)
( Photo ©Maggie Hoffman )