ダイニング」タグアーカイブ

【余裕のあるスペースをシンプルに】大きな造作本棚のあるダイニングと隣接するキッチン



このお宅のダイニング、ちょっと素敵じゃないですか?

大きな壁面造作本棚と横長の大きなダイニングテーブルのあるダイニング1

めちゃめちゃ広いという感じでもないですけれど、8畳程度の必要にして十分なサイズのスペースの中央に、しっかりとしたダイニングテーブル。

 

そして、正面の壁には大きな造作本棚。

大きな壁面造作本棚と横長の大きなダイニングテーブルのあるダイニング2

側面の頭上の横長の本棚がまた良いですよね〜。

 

通りに面したサイドの壁には、複数並べられた上げ下げ窓が。

大きな壁面造作本棚のあるダイニング

上げ下げ窓って、この独特の雰囲気も当然素晴らしいと思うんですけれど、この縦長の形状が持つ機能的な面でのメリットも見逃せないと思うんですよね。

例えばこのお宅のように通りに面した部分に窓を作る場合、普通に引き違い窓を入れてしまうと、どうしても外から丸見えな感じが強くなっちゃいますよね。サイズにもよるとは思いますけれど、それなりのサイズのものを入れた場合、基本的には常にカーテンなどで外部からの視線を遮るような形にしておきたくなってしまうのではないかと。それを、こんな感じに上げ下げ窓を複数並べるパターンにすると、窓と窓の間の壁のお陰で外部からの視線がかなり遮られた感じになってくれますし、窓そのものを外部からの視線が入りづらい位置に調節したりすることもできます。

限られたスペースの中で、採光と通風をしっかりと確保しつつ見た目の可愛らしさまでもたらしてくれちゃうわけで、上手に使うことができれば色々と楽しめるアイテムだと思います。

 

ちなみにこちらのお宅、ダイニングに隣接するキッチンはこんな感じ。

大きな壁面造作本棚のあるダイニングの隣の機能的なキッチン

両サイドに背中合わせの壁付けキッチンカウンター。棚や冷蔵庫に至るまでステンレスで統一した、シンプルで清潔感のある雰囲気が素敵です。

中央に置かれたアイランドカウンターをもう少し大きめにして、思い切ってキッチンの主役的な位置づけに持っていったら、両サイドのカウンターと連携した使い勝手の良い作業スペースになってくれそうな気も。

 

それにしてもこのダイニングもキッチンも、余裕のあるスペースをものすごくシンプルにゆったりと使ってますね〜。

こういうスペースの使い方は羨ましいと思いますし、これが家というものの本来あるべき姿なのかなとも思いますけれど、小さな家に家族4人で暮らしている身にしてみると、現実的にはこういうスペースの使い方はできないかなと…。キッチンの空いた場所に収納を作り込んだり、ダイニングテーブルを2/3のサイズにして、そこにソファとコーヒーテーブル置いて、リビングダイニングにしちゃったりするんでしょうね…。

いつか郊外の古い戸建てをリノベーションして住む機会に恵まれるようなことがあったら、是非ともこんな感じのダイニング・キッチンを目指してみたいものです。

( via project orange )

【空間のつなげ方】木漏れ陽とタープの下のデイベッドのあるウッドデッキの屋外リビング



庭やテラス、バルコニー、屋外リビング/ダイニングに一定以上の思い入れのある方だったら、思い切ってこんな感じの屋外スペースのある家を目指してみるというの、良いと思うんですよね。

タープの張られたデイベッド付きウッドデッキの屋外リビング

ウッドデッキのバルコニーの屋外ダイニング。頭上の木々と、その間に張られたタープの隙間から降り注ぐ柔らかな木漏れ陽の下にデイベッド。

自宅にこんなスペースがあったらサイコーですね〜。

 

こちら、アメリカ西海岸 ロサンゼルス北部のイーグル・ロックの街に建つミッドセンチュリースタイルのお宅なんですけれど、このバルコニーだけじゃなく、家全体がかなり良い感じの作りになってます。

上の写真のウッドデッキスペースの上には、こんな感じのバルコニーが。

タープの張られたウッドデッキのバルコニー

これだけでも十分に屋外スペースを楽しめちゃいそうな感じ。

 

このフロアの内部はこんな感じ。

タープの張られた落ち着いた日陰の庭に面したリビング2

壁のかなりの範囲が窓になっていて、ややもすると外から丸見えになってしまいそうな気もするところを、外部からタープで覆うことで、開放感を損なわずに外からの視線を上手に遮ってます。

タープって良いですよね。必要に応じて張ったり外したりが柔軟に出来ますから、こうやって日差しや視線を手軽にコントロールすることができます。これからお家を建てる予定の方、もしも可能なら、庭やテラスの壁、家の外壁あたりへのヒートンや丸金具の取り付けを検討しておくと、庭やテラスにタープを張るときに重宝しますし、それ以外にも後々色々なことに使えて便利ですよ。

タープの張られた落ち着いた日陰の庭に面したリビング1

 

このリビング、サイドには暖炉まで用意してあったりして。

ミッドセンチュリーハウスの暖炉のある落ち着いた雰囲気のリビング

 

暖炉の脇には、こんな感じの包まれ感のある寛ぎのスペース。

ミッドセンチュリーハウスのスキップフロアでつながるリビング・ダイニング

 

そこから、スキップフロア状に数段の階段を介して接続された半フロア高いスペースが、ダイニング・キッチン。

ミッドセンチュリーハウスの落ち着いたダイニング

ミッドセンチュリーハウスの落ち着いたダイニングキッチン1

 

外部からリビング、ダイニング、キッチンと続く一連のスペースの緩く連なった感じ、なかなか良くないですか?

しかもこのキッチンからも、こんな感じでバルコニーに出て行くことができるようになってたりして。

ミッドセンチュリーハウスの落ち着いたダイニングキッチン2

こういう複線化された動線が、スペース全体に更なる奥行きと拡がりを持たせてくれてますよね。

 

こういう空間のつなげ方の各種アイディア、色んなところに応用してみるというのも良いと思うんですよね。例えば、都市部の狭小住宅なんかに取り入れてみても、別に広々ゆったり贅沢に、みたいな作りのお宅とは一風変わった感じで、それはそれでまた面白い感じになってくれたりするのではないかと。

( via apartment therapy )