自宅のガレージを、緑の庭園風にしてしまうというのはどうでしょう?
家の入り口がこんな感じになってるの、ものすごくアリだと思います。
うちの自宅、10年ほど前に建てたんですが、土地が25坪くらいしかありませんもので、何らかの形で今どきの狭小住宅的な作りになるのはどうしても避けられなかったんですよね。で、どういう家にするかを考えているときに、「家の正面を駐車場にしちゃうと、車の脇を通り抜けて家に入る感じになっちゃって、それってちょっとアレだよね」という話がありまして、結局、駐車場はビルトインにして、玄関はその隣に別口で作る形にしたんです。でも、こういう作りだったら、「車の脇を抜けて、その向こうの玄関に」みたいな感じでも良かったかもな、と思ったりしまして。
もみじの持つ、どことなくアジアンなテイストと、周囲に配された岩組の組み合わせが素敵です。
うちの自宅にももみじがあるんですけど、緑の時期に、生命力に満ちあふれた感じで生い茂る葉はとても素晴らしいと思いますし、秋になったら紅葉も楽しめちゃいます。育てるのも比較的簡単ですし、かなりオススメの植物の1つなのではないかと。
実はこちら、世界的に有名な日本の庭園デザイナー 石原 和幸氏の手掛けた『千里千庭(Senri-sentei)/Garage garden」という作品。本年2016年に、ガーデニングショーの最高峰、イギリス王立園芸協会主催の英国チェルシーフラワーショー(RHS Chelsea Flower Show)で、最高賞である「プレジデント賞」を受賞しています。
そりゃ、素敵に決まってますな。
自宅に庭が欲しいけど、正直、土地にあまり余裕がなくて…とお悩みのご主人&奥様がいらっしゃいましたら、こんな感じの駐車場兼お庭、検討候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?
( via The Royal Horticultural Society )
「テラス」タグアーカイブ
【季節や用途で使い分け】2つの屋外リビングスペースのあるコンパクトハウス
自宅にこんな感じのウッドデッキのバルコニーがあったらいいですよね〜。
壁際には、デイベッド的にも使えそうな造作のベンチ。
上記のウッドデッキのバルコニーは2階。そして、1階はこんな感じのリビング・ダイニング・キッチンになってるんですが、
リビングの向こうのガラスのスライドドアを開けますと、そちらの庭にも、こんな感じの、屋外リビング的に寛げちゃいそうな感じのスペースが作り込んであったりして。
こちらのお宅、ロケーションはオーストラリアの北東部に浮かぶリゾートアイランド、フィッツロイ島。実は、つい先日ご紹介したばかりの、画家スーザン・ホラーチェクさんの「中庭リゾートのあるご自宅」と同じロケーションなんですが、これは全くの偶然です。
こちらが立面図。幅5m×奥行き12〜13m程度、建坪20坪といったところでしょうか。なんとなく日本の住宅のイメージと重なる部分もあるような、比較的コンパクトな作りの2階建て住宅。
でもその中には、スライドドアを開け放てば屋内とフラットにつながる2つの屋外リビングがあるわけです。
こんな素敵なスペースが2箇所もあるなんて最高に贅沢ですよね。1階のお庭と2階のバルコニーはちょうど真逆に位置していますから、季節や時間帯、日当たりなど、そのときの状況や用途に応じてどちらで過ごすかも自由に選択できて使い勝手も良さそうです。自宅にこんなスペースがあったら、お休みの日もどこにも出かけずに、一日中家で過ごしたくなっちゃいそう。
こういうお宅を見ていると、家というのは広さじゃなくて(そりゃ、広いに越したことはないかもしれませんが)、「そこにどんなスペースを作るか」「そこで何をして過ごしたいか、どんな暮らしがしたいか」が大事なんだなと改めて感じさせられます。
自宅に、のんびりと寛げる屋外スペースが欲しいなとお考えの方がいらっしゃいましたら、こんな感じの屋外リビング的なスペース、検討候補の1つに加えてみてはいかがでしょうか?
( via Dan Gayfer Design )