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ロフトの上のワークスペース



こちらのロフトの上のワークスペース、中々良い感じです。

包まれ感のある斜め天井に、上げ下げ窓が開放感も加えてくれていて、コンパクトなロフトの空間が、落ち着いてお仕事ができそうな雰囲気に仕上がっています。
休日、どうしても仕事をしなければいけない、という様なときでも、このロフトでお仕事をしていれば、下にいる家族とゆるいコミュニケーションを取りながら仕事ができそうで良いですね(子供が上がってきてしまう、という可能性はありますが…)。
逆側は、こんな感じではしごで上がってくる様になっています。
人のお家の写真を見ながら、あーだこーだと想像や妄想をするのが好きな僕なんですが、このロフト、日本のお宅に作る場合だったらどうなるんだろう、という下らない想像をしてみました。
まず、日本で、建築基準法上の「小屋裏収納」や「ロフト収納」、つまり、「建物の床面積に含まなくて良いスペース」としてロフトを作る場合、以下の様な条件を満たさなければいけません。
1)各階において、その階に出し入れ口がある小屋裏物置等の面積の合計が、出し入れ口がある階の床面積の2分の1未満であること(つまり、ロフトを作るフロアの床面積の半分以下の面積のロフトしか作れない、ということです)。
2)小屋裏物置等の天井高が1.4m以下であること。
3)小屋裏物置等にはしごなどで入る場合、固定式のはしごを使用しないこと。
1)と3)は問題がなさそうですが、2)はちょっとダメですね。
このロフト、どう見ても天井の高さが2m以上ありますから。
で、このロフトを、日本で言うところの、上記の条件を満たす「ロフト」にするとしたらどうなるのかを具体的に考えてみました。
まず、それぞれの高さなどを計算するために、机の高さを仮に80cmとして、これを基準にして考えてみます。
机の高さが80cmだとすると、
・現在の天井の高さは約220cm。
・窓の縦の長さは約140cm。
・窓の設置位置(最下部)の高さは約42cm。
解決すべき問題点としては、現状の220cm程度ある天井高を140cmまで下げる、というところです(というか、実際には床を80cm底上げすることになります)。
a.現状だと、窓の最上部が140cm+42cmで182cmもありますので、まずは窓を下にずらさなければいけません。
窓自体の縦の長さが140cmありますので、窓は42cm丸々下にずらして、壁面の一番下、床にぴったりとくっつくイメージまで下げる必要があります。
b.床を80cm底上げすると、窓の位置を下にずらしたとしても、窓の上の角が斜め天井にあたってしまいますので、窓の形を少し変える必要があります。
窓の横幅を削って斜め天井にあたらない様にするには、窓の幅を半分程度にするか、または、窓の高さを25cm程度縮めるか、のいずれかが必要になります。
幅を削って、縦に細長い窓にしても面白そうですが、ここは窓の高さを140cmから115cmに縮める方で行きたいと思います。
c.天井を140cmまで低くすると、ワークデスクも現在の位置には置けません。
このワークデスク、奥行きは恐らく110cm位あるのですが、コレの奥行きを削るか、場所を部屋の中央に移動するか、高さを変更するか、といういずれかが必要になります。
せっかくのワークデスクの奥行きを削るのはもったいないですし、部屋の中央に持ってくるのも何だか珍妙な感じがしますので、机の高さを低くすることにします(そもそも、部屋の中央に持ってきても、天井の高さが140cmしか無いわけで、椅子に座って…というのは無理がある気がしますし)。
床に座って使用するタイプの、ローテブルと座椅子の組み合せが良い様な気がします。
まとめますと、下記程度のアレンジを加えれば、日本の「ロフト」としても使えそうです。
(変更点)
・天井高を80cm削る(床を80cm底上げする)。
・窓の設置場所を、壁の一番下まで下げる。
・窓の縦サイズを、現状の140cmから115cmまで下げる。
・設置する机と椅子を、ローテーブルと座椅子に変更する。
こんな感じでしょうか。
(ひどいやっつけですいません…)
このロフト、作ってみたら、意外とこの写真よりも面白い空間になりそうです。
また長々と妄想してしまいました…。
Photo ©Rick Scully

ベイカーブロックのロフトに置かれた重厚な屋外ソファ



こちら、アメリカ ロサンゼルスのダウンタウン、アーティストの集まる街、ベイカーブロックのロフトに置かれた屋外ソファです。

IKEAの屋外家具をこよなく愛し、実際に多数愛用している僕にはかなり縁遠そうな、重厚且つ高級感あふれる屋外家具ですね…。
このソファ、ソファというよりも、(超高級)デイベッドの様に見えてしまってなりません。
このソファが自宅にあったら、毎週末このソファの上でお昼寝をしてしまうと思います。
きっと、本当のベッドで寝るよりも気持ちが良いのではないかと。
冬でも、天気の良い日であれば、そして、肌触りの良い厚手のブランケットでも一枚あれば、お昼寝できてしまいそうな気がします。
最高に羨ましいです。
がっちりとした重厚なソファフレームは、恐らく屋外家具の定番、チーク材でしょうか。
チークの無垢素材を使ってコレだけのしっかりとしたソファフレームを作ったら、それだけで相当な値段になりそうな気がします(余計なお世話ですが、そーですか…)。
クッションについての詳細はわかりませんが、年に数日しか雨が降らないと言われるカリフォルニアという土地の気候を考えると、低反発系などの特別な防水性、耐水性、耐久性を持ったクッションを用いているのでは無く、ごく普通の屋内用のクッションを使用しているのかもしれません。
仮に、雨の多い日本国内で、こういった「高級屋外ソファ」を屋外に設置することが現実的かを考えてみたのですが、答えは恐らく「アリ」なのでは無いかと。
コレほどのしっかりとしたソファであれば、季節や天気によって屋内に移動する、というのは現実的には不可能と思います。
なので、基本的に「雨ざらし」になるわけですが、コレが例えば、重量5kg程度のシンプルな屋外ベンチであったとしても、屋外家具を天候状況に応じていちいち屋内にしまう、ということは、日常生活の中では煩雑過ぎてできないでしょう(僕のウチがまさにそうなのですが、やはり出しっぱなしです)。
要は、気候の問題では無く、メンテナンスの問題だと考えるわけです。
そもそもチーク材は油分を多く含んでおり、古くから船舶用材としても用いられてきたほど耐久性、耐水性に優れていますので、適切なメンテナンス、お手入れさえしていれば、常時屋外に出しっぱなしにしていても大丈夫なはずです。
屋内で使用するのであれば、オイルやニスも不要と言われていますが、さすがに屋外家具として使用するのであれば、長く使用するためには最低限のメンテナンスは必要と思います。
それでも、年に2回程度、適したオイル類やキシラデコールなどを塗る、というメンテナンスを行えば十分だろうと思います。
なので、後はお金の問題さえ何とかすれば、僕のウチにも、こんな感じのソファを導入することは可能なはずなんですが…。
Photo ©ricardodiaz11