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【やり過ぎ・洒落過ぎ】AKAセントラルパークのアウトドア・ベッドルーム



つい先日アップした記事で「香港には行ったことが無い」と書いたんですが、実は僕、ニューヨークに行ったこともございません(西海岸方面とかインドネシア、アジア方面なら、それなりに行ったことはあるんですが…)。

こちら、ニューヨーク5番街と6番街の間、58丁目にあるAKAセントラルパークというサービスアパートメント(家具付きの短期・長期滞在用高級アパート)のテラスなんですが…。
アウトドア・ベッドルームです。
星空の下で、ニューヨークの夜景を眺めながらスヤスヤと眠れてしまうわけです。
洒落てます…。というかやり過ぎです…。
サービスアパートメントというのは、一言で言えば「お金をふんだんに持っているエグゼクティブが滞在するための物件」なわけで、そこら辺から来る「楽しければ良いじゃない」的な開き直りがこういうアイディアにつながっていくんだと思うんですが、真似できるものなら真似してみたいですね…。
ちょっと妄想してみたいと思います。
ニューヨークだって月間100mm位は雨が降るわけで、このベッドも出しっぱなしというわけには行きません。
つまり、このベッドは間違いなく「可動式」です。
屋内の寝室から、その日の気分や必要に応じてこのベッドをテラスに動かしてきているわけです。
そこら辺を前提にして考えてみるに、
・大きめのテラスを作っておいて、
・ベッドから全開型のガラスドアでテラスに出られるようにしておいて、
・寝室とテラスの間に段差を作らないでフラットにしておいて、
・ベッドを可動式にしておいて、
・テラスが外から覗かれないようにしておいて、
という位の条件を満たせば、十分にこの屋外ベッドルームを真似することができるのでは無いかと。
後はコレを実行に遷すに値するだけの「景色」を手に入れることが出来れば準備完了です。
「そこまでやる必要アルの?」などと考えてはいけません。
一度しか無い人生で、(恐らく)一度しか無い「家を建てたり買ったりする」というイベントなわけですから、できる限り楽しんでみたって良いんでは無いかと思うわけです。
( via AKA )

【日ざしを存分に楽しむデッキ付き】明るく開放的なベッドルーム



この寝室、かなり良い感じですね。

「日ざしを楽しむ寝室」という感じでしょうか。
全開口のガラスドアからそのまま出ていくことができる広いデッキがあったりして、こんなところでコーヒーでも飲みながらのんびりしてみたい感じです。
ロケーションはカナダ西部 ブリティッシュコロンビア州でして、バンクーバーの北西のサンシャインコースト地域にあるギブソンズという港町のリゾート地なんだそうです。
このサンシャインコーストという地域、ジョージア海峡に面しているんですが、別に離島とかそういうわけでも無いのに他の地域から入ってくるための道路がないんだそうで…。
なので、この地域に行くための交通手段は船か飛行機しか無くて、バンクーバーの人たちもフェリーで遊びに行くらしいです。
何だかちょっと素敵な感じがしますが、よくよく考えてみるとちょっと不便な気もしますね…。
ま、バンクーバーからフェリーで40分くらいでついてしまうそうなので、実際にはかなり気軽に行き来できる身近なリゾートという感じなんでしょうか。
で、デッキ付きの寝室に話を戻してちょっと考えてみたいと思います。
あの寝室を日本に作ったらどうなのかな、という話なんですが、そのまんま同じようなデッキ付きの寝室をつくったら、夏場は正直言ってちょっと暑かったりするかも知れませんね。
そこら辺のことを考えてみるにあたって、先ずブリティッシュコロンビア州の気候を調べてみました。
まず、この地域は夏と冬で昼の長さがかなり変動します。
夏は朝5:30ころから明るくなって、日没は22:30ころ(夏至)、実際に暗くなるのは23時ころという感じで、明るい時間は実に17時間。
で、逆に冬はかなり日が短く、7時ころに明るくなって、夕方16時ころにはもう暗くなってしまって、明るい時間は9時間程度ということになります。
気温はどんな感じかなのかというと、夏は最高気温が30度前後まで上がりますが、湿度が低いためカラリとしてまして、感覚的には日本の24度、25度くらいの感じなんだそうです。
そして冬はといいますと、最低気温でも4度くらいあり、最高気温は12度くらいまで上がるんだそうで、これはかなり温かい感じだと思いますね。
日本の真冬でも気温が10度を越える日というのは相当ポカポカな日という感じだと思いますので、冬の寒さはそれほど厳しくないわけです。
極端に日が長く、気温は上がるけれど湿度が低くて過ごしやすい夏と、極端に日が短いけれど、気温はそれなりに高くてそれほど厳しくない冬。
こういった環境にあのデッキを持ってくると、夏場は長い日ざしを存分に楽しんで、冬場も短い日ざしを存分に楽しめてしまうわけで、庇も何も無くても全然問題なし、非常に合理的な感じがします。
コレをふまえて日本の場合を考えてみます。
あのデッキ自体はかなりいい雰囲気なので是非真似したいところですが、日本の場合は、地域にもよりますが、夏は更に暑く、冬は更に寒い、という感じですので、自然の太陽光にそのまま降り注いでもらってはちょっと苦しい感じがしますね。
夏の南中高度の高い日ざしを遮って、冬の南中高度の低い日ざしは全部差しこむように、というあたりをしっかりと考えて、寒い地域なのか温かい地域なのかに併せて適切な庇を作れるか、季節に併せて開けたり閉めたりできるオーニングを設置すれば、日本の気候に適した「デッキ付きの寝室」に持っていけそうな気はします。
風が通るように屋内へと風が抜けるような工夫を凝らすと、夏場は更に気持ちが良い空間にできるのでは無いかと。
ちなみにこのお宅、広さは2,368スクエアフィート≒213平方m、お値段は1,395,000カナダドル≒1億1千万円(1カナダドル=80円として)だそうで…。
こちらのサイトから詳細が確認できますので、興味がある方はご覧になってみて下さい。