こんな感じの通路沿いのワークスペースというのも、意外と良いと思うんですよね〜。
リビング・ダイニング・キッチンのあるフロアの中心エリアから、ベッドルーム・バスルームのエリアへとつながる通路の一画に、長机と椅子を置いただけのシンプルな空間ですけれど、自宅でちょっとした作業をしたり、子供たちが勉強するための場所として使う分には、このくらいのスペースで十分かなと。
人が頻繁に通る通路に面しているわけですから、「ちょっと落ち着かないかも?」という気もしますけれど、人間の集中力ってそういうもんでも無いと思うんですよね。
ある程度の人目があったほうが、サボったりも出来ないので却って集中できる面もあるような気もしますし、突き詰めて考えると、他人が気になって集中できないようでは、他人がいなくたって集中できないのかなと。
ダイニング・キッチンからも目が届くくらいの、この位置関係も良いですよね。
やむを得ず休日に自宅で持ち帰り仕事をするようなときでも、このくらいの距離感なら、ある程度のコミュニケーションも取りつつ、家族がそれぞれのスペースでそれぞれの時間を過ごすことが出来そうですし、子供の勉強/各種作業スペースとして使う場合にも、例えば、子供たちの様子を親が把握しつつ、極力自主性に任せて過ごさせたりというような形で、親子間のコミュニケーションを適切にコントロールすることにも役立ってくれそうな気がします。
いっそのこと、長〜い通路に長〜い机を置いて、家族4〜5人分全員の共有作業スペースにする、なんてのも面白いかも知れません。
毎週末、夜には家族全員揃って横に並んで、読書やお絵かき、工作なんかをするようにしたら、みんなでテレビを見るよりもずっとずっと良いと思いません?
本当にこんな感じのスペースを作ってみる場合には、通路スペースは往々にして冬はちょっと寒そうなので、暖房設備をどうするかはきちんと考えておいたほうが良さそうですね。
思い切って床暖とか入れちゃうというのも良いかも。
あと、当たり前ですけれど、デスクスタンドやPCを使うことを想定して、電源コンセントは余裕をもって作っておくのをお忘れなく。
( via la SHED )
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【ウナギの寝床を切って使う】中庭の先のワークスペース
こちらのワークスペースの雰囲気、ちょっと良い感じじゃ無いですか?
幅5m×奥行き2m、6畳ちょいというくらいの広さでしょうか。
横長のデスクを2つ、後はサイドに書類を収めておくための棚が据え付けてあるだけの、この上なくシンプルなスペースですけれど、必要にして十分というくらいのミニマルな感じがまた良いかなと。
実はこのワークスペース、スウェーデン南部 ランツクルーナの街に建つ狭小住宅的なお宅の離れでして。
間口5mというくらいでしょうか。紛れも無く、狭小住宅と言い切ってしまっても問題無いかなと。
で、建物の中に入るといきなりリビング・ダイニング。
そのダイニングスペースのすぐ向こうが中庭。
この中庭の向こうに見えているのが、先ほどのワークスペースのある離れなんです。
土地の図面が無いので正確なコトは言えないんですが、間口の狭さに対して、奥行きは結構ある(20mくらい?)ように見えますので、かなりのウナギの寝床状な土地の形なのかなと。
細長い土地に対してオーソドックスに細長く家を建てる、というプランも当然ありだとは思いますけど、こんな感じに思い切って真ん中に中庭を作ってしまうと、建ぺい率や採光の問題にも柔軟に対応できますし、日本でこんな形の土地に狭小住宅を建てる場合にも応用できそうですよね。
離れを、将来的には必要に応じて子供部屋or多目的室的なものにもコンバートできるように予め想定して作っておくと、家族が増えたり、ライフステージが変化したり、というような場合に、柔軟に対応するためののりしろにもなってくれそうですし。
これから、「ちょっと変わった形の土地に狭小住宅を建ててみようかな」とお考えのソコのご主人/奥様、中庭+離れプラン、ご検討してみてはいかがでしょうか?
( via dwell )