こちら、一見何の変哲もないリビングの一画のように見えますが…。
この不思議な構造物、前面に見えている部分は実は鏡張りの引き戸でして、それをガラガラッと横に開けますと…。
中はこんな感じのワークスペースになってるんです。
デスク以外には本当に椅子1つしか置けない超狭小ワークスペースですが、ちょっとパソコンに向かって調べ物するくらいだったら、このくらい狭いほうが却って落ち着いて作業できそうな気もします。
実はこのお宅、メゾネット形式の2フロア構造のマンションでして、他のスペースも含めて、かなり面白い作りになってます。
1階は、このワークスペース以外はリビング・ダイニング・キッチンとトイレ。
1フロアあたり大体18平方m。2フロア合計で36平方m弱≒11坪、22畳といったところでしょうか。
玄関を開けるといきなりキッチンですが…。
最初の写真のワークスペースの脇の階段を上がっていきますと、2階はクローゼットとベッドルーム、バスルームです。
階段上がってすぐの右手はクローゼット。
奥に進んでいくと、ベッドルームとバスルームがあります。
バスルームといってもバスタブは無く、シャワーと洗面台、トイレだけ。
36平方mというと、僕が独身時代に一人暮らしをしていた1LDKのマンションくらいですので、お世辞にも広いとは言い難いわけですけれど、1つ1つのスペースは小さくても、2フロア構造で、さらにこういう風に色々なエリアに小分けしてあると、結構プライベートな空間も確保できそうな気もします。
もしかすると、若い夫婦2人くらいだったら、普通に2人で住めちゃうかもしれませんね。
このスペースの区切り方や使い方、狭小住宅を建てる場合はもちろんのこと、普通の一戸建てを建てる場合にでも、応用したり参考にできそうな部分があるかなと。
※先週末〜昨日にかけて、サイトのリニューアルを実施しました。お気づきの点等ありましたら、ご指摘頂けますと幸いです。
( via Behance )
「書斎」タグアーカイブ
【空間も分別】シンプルで開放的なワークスペース
「自宅に個室の書斎は必要無い」だの、「こんな良い感じの書斎が欲しい」だの、「やっぱり個室の書斎は要らない」だの、週イチくらいのペースで意見を180度翻しつつも、年に数十件のペースで書斎/ワークスペース関係のネタをポストし続けている節操のない僕ですが、こんなワークスペースなら間違いなく欲しいですね。
シンプルで開放感があって、ものが不必要にゴチャゴチャと置かれていなくて…。
こんな場所で独り静かに書き物とかできたら、きっとものすごく集中できちゃうんでしょうね。
このワークスペース、何が良いって、壁に棚も無ければ収納らしきものもロクに無く、だからこれだけすっきりとした開放的な雰囲気になってくれてるわけですが、それは何故かと言いますと…。
隣の部屋がこんな感じになってるからなんです。
細かい雑多なものは全て隣に続く収納部屋にきっちりと収めておいて、作業エリアは出来る限りシンプルに、最低限必要な物だけを置くようにしてあるんですね。
この作り、贅沢と言えば確かに結構贅沢な部類に入るんでしょうが、自宅で仕事をするような職業の方だったら、ちょっと無理してでもこんな感じの書斎/ワークスペース+収納部屋のセットを用意しておけたら良いですよね〜。
( via TANTO JOHANNA )