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【自宅に必要な空間とは】寝室の片隅のワークスペース



ベッドルームの片隅にこんな感じの可愛らしい机を1つ置いておくというのも、なかなか良いやり方かなと。


ベッドルームの片隅の書斎机.JPG

実際のトコロ、ベッドルームにこんな机が一つあっても、使い方はかなり限定的になっちゃうとは思いますけど、でも悪くないですよね。
立派な書斎に憧れる気持ちも分かりますし、こんな小さな机1つじゃ本格的に仕事をするのには厳しいし、夫婦揃ってPCを使いたいときはどうすんだ、とか、そもそもアンタがこの机に向かってるときパートナーは何してるんだとか、考えだすとキリが無いです。
が、それもまた良いかなと。
そりゃ、自営で自宅でバリバリ仕事するような方は無理ですよ。
でも、サラリーマンで、家でPCを使うのはどうしても持ち帰り仕事しなきゃならないときだけ、というくらいだったら、やり方さえ考えておけば、こんなちょっとしたワークスペースだけでも充分な気もするんですよね。
家族で暮らしてるんだから、リビング・ダイニングにいるときにはPCなんか触らなくても良いような生活を送ったほうが良いかなと。
どうしても調べ物とかでWebを見たいときには、今どき携帯もあるし、それじゃ物足りない方はタブレットの1つでも置いておけば良いわけですから。
で、「どうしても今日は家で仕事しなきゃならないんだよ…」というときには、アナタだけがベッドルームに篭って、この小さな机に向かって肩をガチガチに凝らせながら、なるべくササっと仕事を終えれば良いのかなと。
環境が良くないから、却って仕事を早く終わらせようと頑張ったりもできるかも知れませんよ。
繰り返しになりますけど、しっかりとした書斎があった方が、仕事がし易いのは間違い無いとは思います。
でもその前に、本当に自宅で仕事がし易い必要があるのかどうかを先ず考えてみるというのは、とても重要なことだと思います。
のんびりと本を読みたいんだったら、リビングかどこかに、座り心地の良いゆったりとした一人掛けのソファを置いておくだけでも充分かもしれませんから。

【開け放つことのメリット】オープンな横長のワークスペース



先日のヤツに引き続き、良い感じなコンパクト目ワークスペースをもう一つご紹介。
幅2m弱×奥行き5m弱、広さにして5畳くらいといったところでしょうか。
長机を一つ置いたら後ろは人が一人通れる通路くらいのスペースしか残らないコンパクトな空間ですが、実際に何かに集中して作業を行うのって、このくらいのスペースがあれば充分なのかなと。
作業時に向かっている方向には壁しか無く、横方向には広さや窓といった「逃げ」があるこういったレイアウトというのは、適度なストレス、圧迫感があって却って作業に集中できるような気もします。
先日のワークスペースと同じく、こちらも個室になっていないオープンなワークスペースなんですが、コチラは昨日とは打って変わって、玄関脇という常に人の出入りを意識させられるような場所に作られています。
フロア全体のレイアウトでいうと、こんな感じに、玄関のドアを開けて入るといきなり左手にこのワークスペースが。
図面上で左上にある”Kontor”というのはスウェーデン語で「オフィス」「執務室」という意味の単語です。
扉も何も無し。
玄関から入ってまっすぐ行くとリビング・ダイニング・キッチン方面につながっていく廊下なんですが、その廊下が左側にも分かれていて、そこがそのままワークスペースになっているようなイメージです。
こういうワークスペースも、用途や使い方によってはアリなのかなと。
僕の自宅の書斎は6畳くらいの個室になってまして、子供たちが部屋に勝手に入って来ないとかそういったメリットはあるんですが、完全に個室になっているデメリットというのもあるんですよね。
例えば、休日にちょっと家で仕事をしているときとかに、隔離された部屋にいると、ちょっとのつもりの息抜きがいつの間にか1時間くらいになっちゃったりとか、休日に家で働いているにも関わらず、インターネットで余計なものを調べ始めちゃったりして全然仕事がはかどらなかったりとか…。
職場と異なる環境だからこそ、人によっては「タガ」が必要だったりすることもありますよね…。
ま、結局のところはあくまで本人の精神力の問題な気もしますが、常に家族の目にさらされていたら、休日の持ち帰り作業にも、もうちょっと力が入ろうものかなとか。
あと、これはサラリーマンの方なんかにはあまり関係無いだとは思いますが、もしも独立起業して、「起業当初は自宅で仕事をしよう」というようなケースだと、こういったレイアウトのワークスペースの方が他にも都合が良い面もあるような気がします。
玄関脇という配置だと第三者を呼び入れるのにも比較的抵抗が少ないと思いますし、共同作業者の方と一緒に何かをするような場合にも、狭い空間で密室だとちょっと息苦しく感じるかもしれませんが、出口に近いオープンな空間であれば、狭くてもそういった面での気遣いや圧迫感も若干は緩和されますしね。
どんなことにも共通していえることだと思うんですけれど、結局のところ、家の中の各スペースというのは、その場所の使われ方とかそういったものを考えた上で初めてレイアウト、形、大きさといった具体的な作りが決まってくるのかなと。
奥まった書斎が必要な方もいれば、こういったオープンなワークスペースの方が適している方もいるわけで。
ココまで書いてやっと分かったんですが、僕に必要なのは「オープンな方」だったみたいです…。
書斎の扉、開けてきます…。