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【特定用途の小空間】包まれ感のある横長ワークスペース



例えば家の一番奥まったエリア、一番人が通らないエリアの壁一辺をホンの2m程度の奥行きで本棚で区切ってみるだけで、こんな良い感じのワークスペースを作ることが出来てしまうわけで。

自宅でお仕事をされるような方でも、このくらいのワークスペースがあれば十分な気がしますね。
このワークスペース、大きな本棚でしっかりと区切られた独立した空間にはなっていますけど、個室じゃ無いんです。
こういう写真を見てしまうと、書斎とかワークスペースって別に個室である必要なんか無いのかなと思わさせられちゃいますね。
広さだってちょっと狭いくらいの方が色々と集中できて却って良さそうです。
しかも、この細長い空間は更に集中力を増させてくれそうですよね。
机に向かったときに視界に入ってくるのはPCと壁のみ。
で、息抜きをしたいときには横を向けばそこには窓と開けた視界があるというこの組み合わせは結構良い感じなのでは無いかと。
ただし、個室にしない場合には、「家人があまりウロウロと通行しないエリア」を選定条件に含めるのは必須だとは思いますけれど。
直接話しかけたりされなくても、足音が聞こえたり人影が視界に入ったりというようなことだけでも、かなり気になることはありますので。
大切なのは、空間としてしっかりと区切られているかどうか、生活動線含めた環境として、作業に集中できるようになっているかどうかというあたりなのかなと。
家を建てるときに、色々と考えた上で、こういった「特定用途の小空間」をほうぼうに作り込んでみると、面白い感じのお家を作ることができるかもしれませんね。

【色々流用可能】作り付け本棚に囲まれた細長い書斎



書斎こそ、別に広くなくて良い最たるものかなと。

両脇の作り付けの本棚が収納力抜群っぽくて良いですよね。
このくらいのサイズがあれば、仕事関係の資料から趣味の本まで全部収納した上で、家族の分も長期保存したいものはまとめて置いておけそうです。
家を建てるときに一番端の方のエリアの幅4m×奥行き2mくらいの部分を区切ってこんな感じのお部屋を1部屋作っておくと、お父さんの書斎にしたり、子供たちの子供部屋にしたり、ウォークインクローゼットにしたりと、必要に応じて色々なものにコンバートできる使い勝手の良いコンパクトな小部屋が作れてしまうわけです。
その家その家での事情というものもあるとは思いますが、たとえば7,8畳くらいの部屋を2つ作るくらいであれば、ちょっとサイズを落としてでも、こんな感じの部屋を3つにしておいた方が使い勝手が良いということは十分にあるのかなと。
たとえば僕のうちの場合、まさにその正反対で、「リビングダイニング以外は大きめの部屋を2つ+小さい部屋=ウォークインクローゼット1つ」という構成にしたんですが、実際のところ4人くらいの家族で暮らす際に、大きな個室なんてものは必要なかったりします。
家族で過ごす空間というのは結局のところはリビングでありダイニングでありという共有スペースなわけで、個室というのは「個人で使う」場所になるわけです。
具体的に言えばそれは、両親が使う寝室であり、子供部屋であり、書斎であり、ウォークインクローゼットであり、ということになるわけで、それらの部屋に求められているものは、第一に「個室であること」、その次が「必要にして十分な広さ」なんですよね(ま、夫婦の寝室は2人部屋ですので、それなりの広さは必要だとは思いますが)。
そこをしっかりと把握した上で、たとえば「寝室×3+書斎×1+クローゼット×1=5」というような計算をあらかじめしておいて、そこから逆算して各部屋の広さを決めれば良かったのかなと…。
そして、そういった計画性の無い我が家では、2人の子供たちの性別が異なるせいで、数年後に部屋数は明らかに足りなくなる見込みとなっております…。
ま、リフォームすりゃ良いんですけどね…。
( via houzz )