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【眺めの良い上階の安息空間】屋外リビングとロフトのベッドルーム



このテラス、良いですね〜。

これだけしっかりとした屋外家具が置いてあると、普通のリビングと変わらないレベルで腰を落ち着けてゆったりと寛げちゃいそうです。
こちら、ストックホルム市街に建つ築120年というめちゃめちゃ歴史のある建物のペントハウスのテラスなんですが、ココで街並みを眼下に見ながらお茶したりしたら最高じゃ無いですか?
休日にはのんびりと朝食を食べたりしても良さそうですね。
しかも、隣接するリビングとの間は全開口のスライディングドアになってまして、開け放っておけば屋内空間との一体感もバッチリ。
そして振り返るとソコには…
作り付けの巨大本棚があったりするわけです。
「屋外リビング的な開放的空間」「収納力抜群の作り付け巨大本棚」という2大好物がセットになっているわけで、個人的にはもう言うことナシ状態です。
街並みを眺めながらコーヒー飲んだり、空を眺めながらグダグダしたり、おもむろに棚から昔読んだ面白かった本を取り出して読みふけってみたり、コーヒーのおかわりを飲みながらボンヤリしたり…。
(あくまで個人的見解ですが)コレはもう、一日中ココに居ても大丈夫なくらいの素晴らしい趣味の空間なのでは無いかと。
屋外側のリビングも、コレまた超贅沢な広大な空間になってまして、
よく見ると、さり気無く暖炉なんかもあったりします。
このさり気無さ、北欧では普通のことなのかも知れませんが、相当贅沢な気が…。
ペントハウス自体は2フロア構造になってまして、このリビングエリアは上階なんですが、実は更にその上があります。
リビングの片隅に掛けられた梯子を登って行くと、
ペントハウスの上に、更にロフト的な空間が拡がっていまして、
ソコにベッドルームがあるという…。
この奥まった不思議な空間、ちょっと秘密基地っぽくて楽しい気分になりません?
天窓付きの斜め天井が、包まれ感と開放感という相反するものを上手くミックスしてくれていて、かなり良い感じです。
こんな素晴らしい環境に恵まれたペントハウスというのは滅多に無いとは思いますけれど、一軒家を建てるときでも、このお宅を参考にして上のフロアに色々と作りこんでみるというのはアリなのは無いかと。
( via Hauscapsle )

【諸要素のバランスと機能美】空間を印象づける窓



今更いうようなコトでも無いんですが、家を建てる際に「どこに」「どんな」窓を作るのかを良く考えておくことってめちゃめちゃ大切です。

方角とか日当たりとかを考えて、ついでに空間の用途くらいまで考慮しておけば、オーソドックスで無難な窓を作ることはできるかなと。
でも、出来ればソコから更に一歩踏み込んで、こんな感じの窓を作れちゃったりすると最高ですよね。
空間全体が窓によってしっかりと印象付けられている気がします。
「大きな窓をドーンと作ってしまえば開放的」というような単純な話ではなくて、何よりも、「その空間にしっかりとマッチしていること」が重要なのかなと。
やたらと位置とか高さを揃えたりしたがる人もいますけど、ずれてるのも面白いですよね。
コレにしたって、単に面白さを求めた訳ではなくて、「周辺環境」「方位」「採光」「位置」「サイズ」というあたりの諸要素のバランスを取って検討した結果がこの配置につながっているわけで、ある種の機能美とも言えるのでは無いかと。
窓枠のデザインも良いですね。
窓って、確認申請提出後も一応変更はできるにしても、当然手続きは必要ですし、家のパーツの中でも基本的にはかなり早い段階で詳細まで確定しなければならない部類のものなわけです。
それだけに、「どんな家を作るか」を考える前半段階で、それなりのパワーを割いて、家全体の構想とバランスを取りながらしっかりと検討しておきたい項目なのかなと。
ちなみにこの家、外から見るとこんな感じなんです。
規則的なようでもあり、変則的なようでもあり、よく見てよく考えると当たり前の配置のようにも思えてきます。
こういう窓を考えるのって、色々大変だけど面白いんでしょうね。
( via dezeen )