ハンモックの吊られたこのロフト、素敵ですね〜。
こちら、バルト海に浮かぶデンマークの島、首都コペンハーゲンを擁するシェラン島の南部海沿いの街プレストの古い農家をリノベーションしたお宅のロフトなんですが、大きな天窓の作られた、梁むき出しの勾配天井の下の、包まれ感と開放感が混ぜ合わさったような独特の雰囲気が良いですよね。
しかもこのロフト、階段を下りた下は実は玄関なんですけれど、その玄関との間がこんな感じの吹き抜けになっちゃってるんです。
玄関からロフトまで家の中を一気に駆け上がる風に吹かれつつ、天窓から降り注ぐ太陽の光を浴びながら、ハンモックに包まれてゆらゆらとうたた寝。
これ、もう最高じゃ無いですか?
ロフトって当然のことながら夏はかなり暑くなりますので、使い道もそれなりに限定されてきちゃうと思うんですけれど、だったらいっそのこと風通しや採光とかだけのことを考えて、こんな感じのうたた寝専用スペースとして設計してしまうというのもありかも知れませんよね。
床面積に参入されない小屋裏収納扱いのロフトだと、窓は換気用のごく小さなものしか作れないですから、こんな感じのスペースを作りたかったら、小屋裏収納扱いでない、普通に床面積に参入される居室として作る必要があるわけですけれど、もしもスペースなどの諸条件が許すならばやってみる価値は十分にありそうかなと。
暑い夏の日、気持ち良い風が家の中を吹き抜けてくれたりしたら、それだけで、この上なく幸せな気分を味わえそうな気がします。
( via MAD BOLIG )
「内装や雰囲気」カテゴリーアーカイブ
【面白さが随所に】ミッドセンチュリーのアレ風住宅
こちらのお宅、作りも内装もとっても良い感じなんですけど。
雰囲気のある古びた板張りの玄関をくぐると、
室内はオフホワイトの羽目板張り。内壁で小分けにされた空間が面白くてちょっと良い感じです。
この回廊のようなスペースを抜けた突き当りがダイニング・キッチン。
そこから右に折れるとリビング。
リビングの壁面収納の真ん中には、こんな感じのワークスペースが作り込まれてたりします。
内装は、どこまで行ってもひたすら同じトーンのオフホワイトの板張りで統一されているにも関わらず、ワークスペースの中だけいきなり黒い板張りに変えてあったりして。こう遊び心って良いですよね。
ちなみに、この黒板張りのアクセント、ベッドルームにも、
クローゼットにも、採用されてます。
と、ここまでご覧になって頂いて、何かお感じになりましたしょうか?
そう、このお宅、何だか古い校舎とか宿舎みたいな雰囲気なんですよね。
実はこちらのお宅、アメリカのSchoolhouse Electric & Supply Co.という、家具や雑貨、照明なんかを取り扱う会社の社長さんのご自宅なんです。
社名に”Scoolhouse”とは入っているものの、別に学校設備専門のお店というわけじゃないんですけれど、自社で取り扱っているミッドセンチュリーっぽい雰囲気の商品のショウルームとして自宅を使うために、わざわざこんな家を建ててしまったんだそうで。
奇抜さのかけらも無いのに、随所がいちいち面白かったり可愛らしかったりいうというこの感じ、良いですね〜。
こんなお宅に住んでたら、コーナーに置かれた椅子に腰掛けてちょっとコーヒー飲んだりするだけでも楽しい気持ちになれちゃいそう。
いつの日か引退して、郊外にゆったりとした一軒家を建て直せるようなチャンスが訪れたら、是非ともこんな家を建ててみたいものです(まぁ、間違いなく無理だとは思いますけど)。
でも、ここまでやっちゃうと、普通の家具とか家電とかがことごとくマッチしなさ過ぎて、色々と困っちゃうこともありそうな気もしますね……。
( via Schoolhouse Electric & Supply Co. )