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【包まれ感と開放感】低い斜め天井の下の安息空間



このベッドルームの雰囲気、良いですね〜。

天窓のある低い天井のロフトのベッドルーム 

緩く傾斜したちょっと低めの斜め天井の下に置かれたこのベッド、ものすごく落ち着いてぐっすりと眠れそうじゃ無いですか?

この包まれ感と、天井の中央にポッカリと口を開けた大き目の天窓の開放感との組み合わせ、かなり良い感じなのでは無いかと。ベッドサイドに置かれたワークデスクも、妙に集中して読書とかできちゃいそうですね。

 

ベッドルームって、1日の最後の時間を過ごす究極のやすらぎ空間であると同時に、ほとんどの大人の方にとっては往々にして夜家に帰ってきて寝るだけの場所だったりするわけです。

なので、別にゆったり広々としている必要も無いし、必要にして十分くらいの最低限の広さがあれば、あとはどちらかと言えば、如何に落ち着ける雰囲気であるかというコトが重要なのかなと。

そういう意味では、こういう斜め天井みたいな、「家の中に自ずと出来てしまうもの」を雰囲気作りに上手に活かしていけると本当に良いですよね〜。

高さ制限とか斜線制限の関係で天井高が十分に確保できないようなケース、珍しくないと思うんですけれど、最上階にこんな感じの寝室を持ってくるプランにしてしまうとサイコーに宜しいのでは無いかと。

( via e-Magazine de decoration )

リビング・ダイニングの片隅の小上がり空間



こちらのこのリビング・ダイニングの作り、ちょっと面白いかなと思ったのでご紹介させて頂きたいと思います。

20坪の狭小住宅のリビング・ダイニング1

居室の中のコーナ部分、2m×3mくらいのエリアに、高さ1mくらいの高床ボックスのようなものを入れて、スキップフロア的なスペースを作ってあります。

コレ、なかなか良いアイディアじゃ無いですか?

実は、僕の自宅を作るときにも、一時こんな感じのアイディアを検討していたことがあったんですが(結局お流れになったんですけど…)、こうやってフロアを区切ることで空間的な色分けとか面白さみたいなものも出てきますし、床下の部分は収納としても使えちゃったりして一石二鳥だったりするかなと。

ここを畳張りにして、小上がりみたいな感じにしても面白いかも知れませんね〜。

 

スポットライトや間接照明を上手に使うと、空間の色分けが更に面白い感じになってくれたりして。

ライトアップされた20坪の狭小住宅のリビング・ダイニング

 

ちなみにこちらのお宅、実は1LDKのマンションなんです。

間取りでいうとこんな感じ。

20坪の狭小住宅の間取り

床面積690スクエアフィートとのことですので、単位をメートルになおすと約64平方m≒約19.4坪≒39畳。ほぼ正方形ですので、8m×8mのスペースといったところでしょうか。

先ほどのリビング・ダイニングの逆側エリアがこんな感じ。

20坪の狭小住宅のリビング・ダイニング2

コレに加えて、キッチンと、

20坪の狭小住宅のリビング・ダイニングをキッチンから

ベッドルームと、

20坪の狭小住宅のベッドルーム

バスルームがあります。

20坪の狭小住宅のバスルーム

夫婦2人で暮らす分には十分な広さかなと。

 

間取り図を見ててふと思ったんですけれど、この間取り、狭小住宅のフロア配置の参考にもできるかも知れませんね。

建坪19.4坪ということは、例えば建ぺい率75%の土地だとすれば必要な土地の面積は26坪弱。その土地の容積率が150%あれば、こんな感じのフロアをちょうど2フロア作れる計算になります。

1フロアをこのお宅みたいな感じにして、もう1つのフロアにはベッドルーム2つとクローゼットや収納系のスペースを作りこめば、4人家族でちょうど良いくらいの一戸建てのイメージですかね。

容積率が200%くらいあって、高さ制限的にも問題無ければ、1階の一部を駐車場にしつつ、テラスorバルコニー付きの3階建てというプランもイケそうです。

プランの詳細部分は土地の条件や形によっても結構変わってきちゃうかも知れませんけれど、リビング・ダイニングを敢えてひとつの大空間として作らずにいくつかのコンパクトな空間に分けるというこのやり方、上手に応用すれば、プラン全体に面白さと多少の余裕を持たせることに役立ってくれそうな気がします。

 

これからお宅を建てるご予定の方、リビング・ダイニングを、色々なアイディアを用いて小分けにするプランも検討してみてはいかがでしょう。

( via HomeDSGN )