こういう大きな収納棚、家の中に1つ作っておくと何かと便利でしょうね〜。
幅3m×高さ3mといったところでしょうか。これだけの収納力があれば、ボックスファイルや雑誌、カメラにブーツ、大型の収納ボックスまで、家庭の中にある色んな種類の嵩張るものを全部まとめて収めておけそうです。
こういう棚、使い勝手を良くするためには、このくらいの十分なサイズがあることもさることながら、作る場所も結構重要だろうなと。
無造作に色んな物をポンポンと置いておける気軽さを実現するためには、基本的に、外部からの来客者の目に簡単に触れないようなエリアに設置されている必要があるわけですけれど、それはつまり、玄関〜リビングダイニング間の動線から多少なりとも外れた部分ということでもあるわけです。
でも、こういった、すぐにものが取り出せるようなオープンな棚に置いておきたいものって、比較的利用頻度の高い、使ったりしまったりを日常的にしたいような系統のものが多いのかなと。
そういう使徒の棚を、メインの生活動線から外れた奥まった場所に設置してしまうと、一気に使い勝手が落ちちゃうと思うんですよね。
1つの折衷案的なやり方としては、メインの動線につながる支線的なものを作るという方法もあって、例えば僕の家では、駐車場の後ろ側にこんな感じ(もっと小さいですが)の収納棚を作りつつ、その脇に玄関とは別の入口をもう1つ作って、そこから屋内に入れる動線を確保してあるんですけれど、そうすると今度は動線が2つに分かれてしまうので、それはそれでやはり使い勝手がイマイチだと感じることがあります。
じゃ、どうするのが良いのか言われても、今考えても、「これがベストなレイアウトだ」といえるプランというのは中々難しいんですけれど…。
もしかすると、出入口が2つある、「ウォークスルークローゼット」的な作りのスペースを作って、その中にこんな感じの収納棚を収めつつ、そのクローゼットをメインの動線と並列に並べてもう1つの動線として使えるようにしておくと、動線は限りなく1つに近い形しつつ、用途に合わせて2つの動線を選択できるようになるので、使い勝手も確保しつつ、ココらへんの色々な問題も解消できるようなレイアウトにできるのかも。
今度時間を見つけて、こういうテーマを意識しつつ、使い勝手の良さそうな収納スペース/クローゼットの写真を探してみようかな。
( via 79 Ideas )
【光も風も音声も】デスク脇の内壁に穿たれた大きな丸穴
このワークスペース、脇の内壁に大胆に穿たれた大きな丸い穴がちょっと面白いです。
穴の向こうはダイニング。
こちら、スウェーデン ヨーテボリの街に建つ1937年築のアパートなんですが、2009年にリノベーションが施されてまして、上の写真の穴もその際に開けられたものなんだそうで。
リノベーションを実施する際、フロアの内側エリアにできるだけたくさんの採光を確保したいということで、多くの内壁の取り壊しを実施しました。
ただし、いくつかの内壁については、電気の配線などの関係からそのまま取り除くことができず、検討した結果、このような穴を穿つことにしたんだそうです。
これ、なかなか良いアイディアですよね。
リノベーションやリフォームをする際、壁を取壊すために内部を通る電気の配線までを何らかの形でやり直すことになると、かなりの大掛かりな作業になってしまいます。しかも、マンションなどで、上下のフロアをまたがる配線が通っていたり、そもそも構造にかかわる壁だったりした場合には、壁を取り壊すこと自体が出来ないわけです。
その点、こういう形で壁に穴を開けるのであれば、たとえ制約のある壁であっても、配線や筋交いを上手に交わしていろいろなやり方が考えられるのかなと。
こんな風に大きな穴をしかも丸く開けるというのは、結構な技術を要しそうではありますが、ニッチ状の四角い穴を比較的小さめに開けていく程度であれば、図面を見ながらしっかりと計画を立てれば、日曜大工でDIYなんかも出来そうですしね。
ガラスブロックを埋め込んだり、扉付きの小窓を作ってみたりと、採光と通気に加えて、コミュニケーションまで考慮しながらいろんなパターンを考えてみたら、結構面白い穴が作れそうな気がします。
( via Alvhem MAKLERI & INTERIOR )