ブロックの壁に作り付けられた棚



こちらの棚、ちょっと面白いなと思ったのでご紹介させて頂きます。

こちらの棚、棚そのものとしてはそんなに珍しいタイプでは無いですが、コンクリートブロックの壁に作り付けられている棚、というのはあまり無いかな、と思いまして。
場所は、地下の物置のような、作業室のようなところらしいんですが、白いペンキで塗られたブロック塀と、同じ白いペンキで塗られた木の作り付け棚の組み合わせが独特の雰囲気を出していて良いです。
普通、作り付けの棚というと釘を打ち付けられる様な場所に作るものだと思いますが、左右に壁がある場所であれば、この写真の棚のように側板(左右の支柱となる木材)を使って、直接釘を打ち付けられない様なところでも棚を作りつけることができます。
作り方を簡単にご説明しますと、
1)床から天井までの長さと同じ長さの板を2枚用意する(コレが側板、左右の支柱になります。板の幅の長さが棚の奥行き、ということになります)。
2)側板を、左右の壁面にあてる(この状態で、すでにこの支柱の板は天井と床で固定されていますので、前後に倒れることはありません。倒れるとすれば、左右、つまり棚の中心側に向かってのみです)。
3)側板に、棚板を固定するための木材を打ち付ける。
4)側板に打ち付けた木材に棚板を載せる(コレで、側板は左右にも動けなくなるので、もう倒れません)。
5)必要に応じて(お好みで)、棚板などの接着をする。
このタイプの棚は、かなり簡単に作れてしまいます。
今思いついたんですけれど、コレを応用して、RC構造のコンクリート打ちっぱなしの内装に、ウォールナットかチークあたりの無垢素材を使った棚とかを作りつけてみたら、組み合わせ的にかなり面白い雰囲気になるかもしれません。
今度、ウチの家の入口脇のブロック塀にも棚を作りつけてみようかな…。
Photo ©nirbhao

計画的に作られた箱と棚の収納



こちらの箱と棚を組み合わせた収納、中々良い感じだなと思ったのでご紹介させていただきます。
カラフルに色分けされたシンプルな紙製のボックスがいい感じです。
油断するとすぐに散らかってしまい勝ちな小物とかを、こういった感じにすっきり収納できると、相当気分が良さそうですね。

こうやって箱に小分けして棚に収めておくと、必要なものだけを箱ごと取り出して使って、使い終わったらまた箱に戻して棚に戻して、という一連の手順で片付けまでできるので、ものが自然と片付いていって、日々の生活の中でのお片づけがとても楽になって良いです。
こちらの写真の棚、箱の中には膨大な量の自動車のパンフレットが納められているんだそうで。
確かに、よく見ると、”NISSAN”、”TOYOTA”、”VW”、”CHRYSLER DODGE”、”CADILLAC”、などという文字が箱に書き込まれています。
この方がすごいな、と思ったのは、引越しを機会に、「この箱に合うサイズ」の棚を自作して、その棚に、こうやって箱詰めしたコレクションを収納してしまったという点ですね。
なので、ここまでぴったりすっきりと収まっているわけです。
自作するのもそんなに難しくなさそうな非常にシンプルな棚ですが、必要にして十分な最低限の機能だけを持っている感じがして、そのすっきりとした感じが素晴らしいです。
こういうのを機能美というんでしょうか(違いますかね…)。
相当かっこいいです。
やはり収納には計画性が必要なんだと、改めて思わさせられました。
個人的な好みでいえば、こういった収納用の箱は、フェローズ 703バンカーズBox が断然かっこいいと思います。
紙製の箱のクセして、耐加重30kg、5段まで積み重ね可能だそうです。
ただ、3個セットで1,800円くらいして、そこそこ高いんですよね…。
数個使うだけなら、まあ大した値段じゃないので、小物収納用の箱としてかなりの有力候補になるんですが、この写真みたいに20個、30個使おう、という話になると、箱代だけで1万円とか2万円とかしてしまうわけで…(まあそれでも、このすっきりと統一された収納に、家の中を侵食しまくる細々したものが全て収められると思えば、大した額じゃないとも言えるんですが)。
で、僕の家では結局、IKEAのPINGLAというシリーズの紙製ボックスを使ってます。
棚の中とか、
子供のおもちゃとか、お絵かき道具、粘土など、細々したものを、分類して箱に入れてから棚の中に収納しています。
自分のものでも、細かい雑多な道具類など、大きな分類で分けて箱の中にいれておくと、収納し易いですし、使いたいときにすぐ出せて便利です。
こちらのPINGLAは、耐加重は1kgしかないですけれど、まあ普通のものを入れて2,3段重ねる位だったら全然問題ないと思いますね。
しかもお値段なんと2個で299円(一番小さいW28cm×D37cm×H18cmのタイプの場合。他にもサイズがあって、幅が倍の大きさのW56cm×D37cm×H18cmタイプが2個で499円、幅と高さが倍の大きさのW56cm×D37cm×H36cmタイプが2個で599円です。)。
ココら辺の、「ちょっとした便利なものが、非常に(異常に)安い」という辺りも、IKEAの魅力の一つだと思います。
しかもこの箱、IKEAのIVAR(イーヴァル)、GORM(ゴルム)、STUVA(ストゥヴァ)などの収納棚にちょうどぴったり収まるサイズになっているそうで、IKEAの棚を使っている方には相当便利だと思います(うちは残念ながらIKEAの棚は使ってないもので、恩恵にあやかれないんですが)。
この価格だったら、20個分買っても3,000円で収まってしまいます。
こうやってIKEAのものばかりが増えていってしまうわけです…。
Photo #1©Hugo90