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ダイニングの小さな沢山の照明 雰囲気と実用性の両立



コチラのダイニング、照明の感じがとても素敵だなと思いまして。

まず、ダイニングテーブルに吊り下げてあるランプが良いです。
コチラ、油断すると大きめの照明を1つぶら下げて終わりにしてしまいたくなりますが、そこを小さな4連のランプにしてあるところが可愛さを生んでると思いますね。
そして、壁の左右対称のカップボードには、コレまた左右対称にクリップ式のランプを取り付けて、更にカップボードの中にはLED照明を埋め込んで、ドアの隙間から光が漏れてくるという。
僕は「左右対称」は実生活の中ではあまり機能的では無いことが多いと思ってますし、基本的にはデザイン的にも好きじゃないんですけど、この左右対称の配置は中々良いと思います。
カップボードの中の照明はこんな感じになってるらしいです。
棚の一番奥側にLEDを取り付けて、カップボードの背面に穴を開けて配線を取り回すだけ、という、やり方を知ってしまえば非常に簡単な作りをしてます。
LEDなので消費電力も発熱量も少ないと思いますから、ちょっと照明があたりづらかったりして中が薄暗くなってしまう棚なんかは、この方式でLED照明を取り付けて、常にONにしておいたら、インテリア的にも実機能的にもGOODかもしれません。
と、ここまで書いてから知ったんですが、この照明類、全部IKEAものなんだそうな…。
ちょっと古いので、今の取り扱いラインナップには無いと思いますが(似たようなものは後継で出てると思います)、それぞれご紹介しておきます。
・ダイニングテーブルの上の照明
 GLIMTという、調光機能付きの照明です。
・カップボードの上のクリップランプ
 ISFALLというスポットライトです。
・カップボードの中に埋め込んだLED
 TRETTIOENというLED照明で、棒状にLEDが並んで取り付けてあるタイプのものです。
そういえば、確かにIKEAの照明ってラインナップ豊富ですよね。
電球は買ったことがありましたが、照明自体はあんまり買ったことが無かったので、目からウロコな気持ちです(そういえば、SUNNANという、太陽電池のLEDスタンドは買ったことがありました。コレも2,500円位だった割には、明るくて蓄電性能も中々良くて、コードレスなのでどこにでも持って行けて、と重宝してます)。
ま、IKEAの照明が思ったよりも可愛らしい、というのは確かにそうかも知れませんが、このポイントの高さはやはりその使い方かな、と。
ダイニング全体を大きな照明1つ2つで賄ってしまっていては、この感じは出せないと思いますね。
最初この写真のダイニングを見た時、「小さな子供さんがいる家庭では中々こうは思い切れないかな」、と思ったんですが、よく考えてみれば、中央にぶら下げている照明は調光機能付きなわけで、明るくしたければ明るくできるわけです。
なので、いつもは普通の明るさで使っておいて、リラックスした雰囲気でのんびりしたい時には、調光機能を使ってメインの明かりのトーンを落として、間接照明を追加して使えば良いと。
これって、この雰囲気をDIYなどで自分で作りこんでいく際のポイントとしても同じあたりがポイントになってくると思いますね。
つまり、メインの照明は可愛らしく且つ調光機能付きのものを吟味して入れておいて、サブの間接照明をちょっとづつ考えて気に入ったものを選んで入れていく、というやり方で、十分このダイニングの雰囲気は実現できるのかな、と。
勉強させて頂きました。
Photo ©A.J. Kandy

シックなダイニングとインテリアの計画性



こちらのダイニング、白、黒、シルバー、ダークブラウン、という非常にシックなトーンでまとまっていて、中々良い感じだな、と思ったのでご紹介させて頂きます。
この位のまとまりのある雰囲気のインテリア、というのは、やるのは結構大変だとは思いますが、ごく普通のお宅でも、この位までだったら頑張って仕上げている、という方もいらっしゃるとは思います。
そういった意味では、この位のまとまった感じ、というのが、普通のお宅での一つの目標になるのかな、と。
ただし、そこにはやはり計画性が必要になるとは思います。
まずそもそも、壁や床、という「簡単にはどうしようも無いもの」というのがこのトーンを保っている必要があるわけで、そういった意味では、家を建てたりリフォームしたり、という段階で、この雰囲気、このイメージを持てている必要があるわけです。
その上で、その内装に対してマッチする家具を持ってくる必要があります。
大物のダイニングテーブルあたりは予めしっかりと悩んでおいて、家の内装が仕上がるのを見届けて、実際の内装にマッチするものを選ぶ、という段取りが必要です。
家を建てている時でも、当然お仕事とかの日常は日々やってくるわけで、常に家のことばかりを考えているわけにはいかないわけです。
その中で、内装が仕上る→家具を入れる→引っ越す、というホンの僅かの期間に、的確に「マッチする家具」を選ぶというのは、実際にやってみると中々難しいのかな、と。
これを納得が行くように実行するためには、計画性や段取りがというのは絶対に必要になると思います。
ダイニングテーブルも良さ気な感じではありますが、それよりもポイントが高いのは、ダイニングテーブルで使っている椅子かな、と。
この椅子、さらっと置かれていますが、全体の雰囲気に与えている影響は相当大きいと思います。
アルミ素材のクールな雰囲気がこの内装と相当しっくり来ていると思いますし、角のあるカチっとしたフレームの意匠といい、背もたれ部分が格子状に抜けて軽い雰囲気になっている点といい、このダイニング全体の雰囲気に対して相当マッチ度が高いかな、と。
これが仮に、木やファブリック、皮革素材の存在感のある背もたれの椅子だったりしたら、この部屋の雰囲気全体がガラリと変わってしまったのでは無いかと思いますね。
ダイニングテーブルも相当良い感じのテーブルではありますが、このテーブルは、選ぶのはそんなに難しくないかな、と。
どちらかと言うと、数ある椅子の中から、この雰囲気の椅子をここに選んで持ってくるのは、油断していたらできないのではないかと思います。
そういった意味では、内装をデザインする段階でこの最終型のイメージがあり、内装が仕上がった段階で、しっかりと考えてダイニングテーブルと椅子を選んでくる、という段取りは必須だと思います(まあ、そこら辺のイメージがしっかりとある方に相談をしていれば、内装も家具もまとめて選んでしまえるわけではありますが)。
この椅子、欲しいです…。
※ちょっと調べてみたんですが、QUONというところのplaneta(プラネータ)という、業務用/屋外家具の椅子にとても良く似ていますね。実際にこの写真の椅子がそれなのかははっきりとはわからないんですけど…。
( via Homelife )