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【道具と雑貨を柔軟に】有孔ボードとカウンターワゴンを組み合わせたキッチン脇の収納スペース



キッチンまわりで使う各種の道具類や調理家電って、1つ1つ形が違って大きさもまちまち、それなりのサイズのものもあったりして、収納場所に意外と苦労したりするんですよね。

キッチン脇にパントリー的な収納エリアが作れる恵まれたご家庭では、そういったところに収めておけばいいんでしょうけれど、パントリーを作るような手頃なスペースがどうしても確保できないというケースも別に珍しくはないと思うんです。

そういう場合、こういうのはいかがでしょう?

有孔ボードとカウンターワゴンを組み合わせて作ったキッチン雑貨、道具類の収納スペース

ホームセンター買ってきた有孔ボードを手頃な大きさにカットして壁に取り付け、その下にワゴンを置くだけ。

アメリカンな感じの無骨なスチール製のワゴンもいいですし、北欧風のシンプルで落ち着いた雰囲気のとかもいいですね。シャビーな雰囲気の、木の素材感そのままの古い木製ワゴンなんかを入れてみてるのもおもしろいかも。

以前にご紹介したビンテージのギャレーカートとか、車内販売用のワゴンとか、そういう業務系モノを流用してみたりするのもありかも知れません。

航空会社のギャレーワゴンテーブル

ものが増えたり、道具の入れ替えなんかで収納スペースを見直したいときにも、有孔ボードに差し込んであるフックを動かせば簡単に収納スペースの組み換えもできますし、手の込んだ料理をするのに広いスペースで作業をしたい場合とか、来客時なんかには、このワゴンごとガラガラと移動することでいろいろと柔軟に対応できちゃいます。

 

ワゴン側にどのくらいこだわるかにもよるとは思いますけれど、有孔ボードが数千円台の前半+ワゴンが1〜2万円程度として、3万円あれば十分おつりが来るくらいでDIYにチャレンジできてしまうのではないかと。

この夏、うちのキッチン周りの収納も少し見直ししてみようかな。

( photo #1 via Better Homes and Gardens , #2 ©Telstar Logistics)

【狭くてもいい感じ】わずか17坪に遊び心を詰め込んだコンパクトハウス



「狭さを活かした細長い狭小住宅」みたいなのをたまに見かけますけど、正直言ってあんまり住みたいと思うことないですよね。せっかくだったら、こういうの建てればいいのに。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の最上階のリビング・ダイニング・キッチン

こちらポルトガル第二の都市ポルトの中心部に建つ、3階建ての超狭小住宅のリビング・ダイニング・キッチンの風景なんですが、こういう家だったらちょっと住んでみたかったかもと思いまして。

 

間口わずか4m、土地の広さは57平米17坪。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の間口

土地の形は細長い三角形でして、一番奥の部分の幅は、わずか75cmしかありません。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の屋根

 

先ほどのリビング・ダイニング・キッチンが最上階。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の最上階のリビング・ダイニング・キッチン

 

その中でも、スキップフロア状に一段高くなった最上部がキッチン。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の最上階のキッチン

 

キッチンの一番奥が一番細い”75cm”部。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の最上階のキッチンを上から

こんな狭い中でも遊び心を忘れることなく、壁にニッチなんか掘っちゃったりして。

 

ちなみに、このキッチンから梯子を使って屋根の上に出ることができるようになってます。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の最上階のキッチンからは屋上にも出られる

 

キッチンから半フロア下がった下がリビング・ダイニング。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の最上階のキッチンからリビング・ダイニングを見下ろす

 

コンパクトながらもいい感じのダイニングスペース。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の最上階のダイニング

大人2人+αくらいまでだったら、こんなダイニングでも十分ですもんね。

 

キッチンとリビング・ダイニングをつなぐ階段は、更に下のフロアへもつながってます。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅の最上階のキッチンから階段下を覗く

 

降りる途中にバスルーム。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅のシャワーブース

キッチンの真下の細くなってる部分です。

 

その下がベッドルーム。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅のベッドルーム

こちらは間口側の太い方。ということは、幅4m程度は確保できてるということになりますかね。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅のベッドルームの入り口

 

さらにそこから降りた先がトイレ。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅のトイレ

こちらも細い方。

ここの壁にも物置スペースとして使えるニッチ。

ポルトガル ポルトの中心部に建つ三角形の狭小住宅のトイレのニッチ

こうやって見てみると、ニッチって棚のように出っ張ってこないので、こういう狭小住宅に向いてますよね。

 

さすがにこの家に大きな子どもを含む家族4人で住むというのはちょっと難しいかなと思いますけれど、若い夫婦2人とか、そこに+乳幼児1人2人くらいまでだったらいけそうかなと。たとえば、結婚当初〜上の子供が小学校に入学するまでの10年程度とかだったら十分住めそうですよね。

この前提でちょっと具体的に考えてみますと、例えば都心部の下町のほうの交通の便の良いあたりで、土地が坪150万×17坪で2,600万円+建築費用が1,000万円で合計3,600万円。頭金は600万円、残り3,000万円を20年ローンで組むとして、金利3%だとボーナス無しの月返済額が16〜17万。まあ、それなりに厳しい額ではありますが、狭いとはいえ、都心に建つ一軒家に住むわけですから…。

で、適切に設備更新を入れれば30年40年経っても普通に住めるようなしっかりとした作りで建てておいて、最初の10年は自分たちで住んで、11年目以降は自分たちは別の場所に引っ越しつつ、この家は共働きの若夫婦に家賃16万円で貸してローンの返済に充てるというのはどうでしょう?

ローンを組むにしても不動産投資にしても、10年先20年先の状況がはっきりとは読めないことが1つのリスクなわけですけれど、「最初の10年は自分たちで住んで、残りは人に貸す」という想定で計画を立てることで、金額や環境変化に関わるリスクを多少軽減することができたりしないかなと。

「築10年経った後、11年目から最低10年以上、若い共働き夫婦に必ず16万円以上で貸せそうなものをつくる」という前提をしっかりと守れるように考えて建てれば、意外と行けそうな気がするんですけど(税金とか手数料とか借り手がつかないとか、そういう諸々を考慮に入れて、ローン自体は25年くらいで組んでおきつつ、20年の計画で返していくくらいが良いのかもしれませんが)。

ま、素人がパッと思いつくようなこんなプランが上手くいくなら、すでにもう不動産屋がやってるでしょうけどね…。

( via archilovers )