このキッチンの作り、ちょっと良い感じなんですけど。
ダイニングとの間の壁は、全面ガラス張り。
これだったら、キッチンという作業場から発生する音や匂いがダイニングエリアに流れ込むのはしっかりとシャットダウンしつつ、光は通してキッチンを明るく開放的な雰囲気にすると共に、ダイニングに居る家族の様子を確認したり、必要に応じてコニュニケーションをとったりも出来てしまうわけです。
こちらのキッチンの出入口は扉の無いオープンな作りになってますけれど、ここに多少厚手のカーテンか簡易的なドアのようなものでも用意しつつエアコンを設置しておけば、茹だるような夏場の昼下がりも、起きるのがつらい真冬の朝も、キッチンだけに効率的にエアコンを効かせて快適に作業をすることができそうですしね。
しかもこちらのキッチン、キッチンエリアの中に、ちょっとしたスモールダイニング的なスペースまで作ってあったりして。
夕飯がまだの腹ペコお父さんが夜中に帰ってきて、「ちょっと何か食べたいんだけど」というようなコトになった場合にも、奥様が簡単なものを温めたりしてくれている間、今日あったことをちょっとお話しなんかしながら、ビールでも飲みつつここで待ってられたりできるわけです。
キッチンというと、調理や後片付けのしやすさ、作業効率の良さ的な面がまず重要視されるのは当然のことだとは思うんですけれど、多くの主婦の方が1日のうちの短くない時間を過ごす場所ですので、こんな感じに快適性を考慮した作りを考えて取り入れておけるのって、とっても素敵なことなのではないかなと。
これ、たった今思いついた単なる思いつきなんですけれど、ガラスの壁の一部を開閉できるようにしておいて、そこにちょっとしたカウンターでも作りつけておくと、料理を出したり、食べ終わった後の食器を下げたりする際に更に便利かも知れませんね〜。
いつか自宅のキッチンをリフォームするときには、是非このキッチンを参考にさせて頂きたいと思います。
( via voyages autour De ma cuisine )
「ダイニング」タグアーカイブ
【手を掛けるのが楽しそう】仕切りの無い大空間ロフト
倉庫をリノベーションしたこういうロフトハウス、チャンスがあれば一度住んでみたいですよね〜。
1階はリビング・ダイニング・キッチン。
スペースの中央は大きな吹き抜け。1階には、玄関とキッチンスペースの間の壁以外、一切仕切りが無く、ただひたすら広大なスペースを家具と機能が分割しています。
階段を上がった上は、建物中心の吹き抜けをぐるりと取り囲む形の中二階的なフロアで、ベッドルーム、バスルームとラウンジ的なスペースに。
このフロアにも壁はほぼ無く、バスルームですら、申し訳程度の間仕切り壁の向こうにバスタブを置いて、間仕切り壁とその延長線上に配置されたキャビネットでスペースが分けられているだけという……。
洗面台はちゃんと2つ。鏡も2セット用意して、その間に大振りなシルバーボール。
この家に住んで何が楽しいって、こういう部分が楽しそうですよね。
家自体は仕切りもスペースの割り当ても無いそっけない大空間。しかし、だからこそ細かいところはいちいちしっかりとこだわって行くという。
手間が掛かって仕方が無さそうな気がしますけれど、そもそもが単なる箱でしか無いような家なわけで、こういうコトをするつもりが無いんだったら、こんなところに住んでも面白く無いですもんね。
手間は掛かる、冷暖房は効かなくて光熱費は嵩む、全部開けっぴろげでプライベート空間も無い、でも住んでみたい、という感じでしょうか。
少なくとも、自由と開放感はありそうです。時間と忍耐力があれば、おじさんでも住めるかな。
( via yatzer )