この階段下のスペース、ちょっと良い感じじゃないですか?
階段下のスペースをトイレにするというアイディア自体は、それほど珍しいものでもないと思いますし、実は僕の家でも、1階の階段下スペースをトイレに割り当ててあったりします。でも、このお宅の階段下スペース、そういうよくある「階段下スペース」よりも、もうちょっとだけ良い感じなのではないかと思いまして。
どこらへんが「もうちょっと」良いのかと言いますと、「スペースがあったので、そこをトイレにすることにしました」で終わることなく、壁に鏡を取り付け、棚を作り、ちょっとした洗面スペースとしても使えるようにしてあるところが何気に素敵かなと。
スペース全体を開けっ広げて使える大き目のドアも、この洗面所としてのこのスペースを格段に使い易くしてくれてそうです。
トイレと洗面スペースが一緒になっている事自体は賛否両論あるかも知れませんけれど、そういった個人的な好みの問題はひとまず横に置いておくことにして、1つの良いアイディアをそのままで良しとして採用するのではなく、そこから更に一捻り二捻りして、スペースをより有効活用できる、より満足度の高い、こういった形にまで進めていくのって、いちいちやってたらかなり大変なわけですけれど、こういうのこそが本当に大事なことの1つなのではないかと思うんですよね。
一人暮らしだったら、このスペースだけで色々と事足りてしまうかも知れませんし、家族で暮らしていて、忙しい朝に家族間で洗面スペースの使用タイミングが重なってくるときの、サブの洗面スペースとしての役割なんかも果たしてくれたりするかも知れません。来客時にお客様も使うトイレだったら、女性がちょっとしたお化粧直しもできるスペースとしても役に立ってくれるかも。
実際には細々と検討が必要な部分もあるかと思いますけれど、アイディアに加えた一捻り二捻りを切り口にして、そこから更に掘り下げてみることで、それまでには気が付かなかった新たなことが色々と見えてきたりもして、それがまた面白かったりするのでは無いかなと。
( via apartment therapy )
「バスルーム」タグアーカイブ
【空を見上げるバスタブ】ペントハウスの全面ガラス張りのバスルーム
このバスルーム、素敵ですね〜。
高層ビルを見下ろすロケーションに、ガラス張りのパノラマビュー。こちら、ニューヨーク ブルームバーグタワーのペントハウスのバスルームでして、そりゃ素敵過ぎるくらいに素敵で当たり前なわけですが、その中でも何が良いって、このバスタブの向きが良いですよね。
どんなバスルームだって、バスタブは縦に向けるか横に向けるかのどちらかの配置しか無いわけで(中には「斜め」というお宅もあるかもしれませんけれど…)、このバスルームの場合には「縦」のパターンなわけですが、これ、やっぱり、「横」じゃなくて「縦」であって欲しいなと。
だって、もしもこれが「横」に向けてあったら、バスタブに身を横たえたときに目に入ってくるのは「壁」ですからね。だけど、幸いにしてこのお宅のように「縦」に向けてあれば、湯船でリラックスしたときに自然と目に入ってくるのは「空」ですから。
こんな素敵なバスルームをデザインする方ですから、当然そこら辺に抜かりがあろうはずも無いわけですけれど、こういうの、やっぱ良いなと。
こんな素晴らしいお宅にお住まいの方というのは、世の中の極々限られたほんの一部の方だけだと思いますけれど、例えそこまで恵まれた環境で無くたって、大切なのは「楽しむ気持ち」だと思うんですよね。
自宅がペントハウスじゃなくても、バスルームが1620サイズのユニットバスで、壁も当然、全面ガラス張りのパノラマビューじゃなかったとしても、その環境を最大限に活かすためにはどんなやり方があるのか、そこに何か楽しめそうなものが無いか、どうしたらもっと良い形にできるのか、そういったことを考えて、ちょっとしたことでも少しづつアイディアを出して、それを実際に形にしていくことで、何の変哲もない普通のお宅でも、「住む」ということを楽しむことは十分にできるはずですもんね。
そういうことを、より多くの方がより手軽に実行に移すために、「アイディアの種」的な何かをお届けできたり、何らかお役に立てることがあれば嬉しいな、と思ってこのサイトを運営しているわけですが、気の利いたポストの1つもできないグダグダの状態のまま、気がつけばもう本当に今年が終わってしまう時期になってしまいまして、今年も結局皆様にお世話になりっぱなしの1年だったなと…。
2014年も色々とお世話になりましてありがとうございました。来年もこんな調子で、できればもう少しパワーアップしつつやっていけたら良いなと考えておりますので、どうか見捨てず引き続きお引き立ての程、よろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
とか言いましたが、もしかすると、年内もう1ポストくらいするかも知れませんが…。
( via ADRIAN WILSON )