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カフラフルなタイルの洗面所



こちらの洗面台付きの浴室はどうでしょう?

洗面ボールが二つ並べられていて、忙しい朝でも夫婦2人で並んで支度ができてしまうという、現代人向け仕様の洗面台です。
洗面所とバスタブの位置関係も面白いですよね。
そもそもユニットバスが多い日本ではあまりこういうパターンは無いと思いますけれど、こういうレイアウトだと、洗面台が「衝立」の役割を果たしてくれるので、バスルームの中に洗面所を作ることが出来ます。
スペースの利用効率という意味では、ユニットバス+脱衣所+洗面所をそれぞれ区切られた空間として作った方がが効率は良いかも知れませんけれど、こうすることでお風呂場と洗面所を一つの大きな空間にできて、スペースに余裕が無いご海底でも比較的広々としたお風呂を作ることができるのでは無いかと。
洗面所自体もなかなか面白いです。
無造作に選ばれたようなカラフルな組み合わせのタイルが長く使っても飽きが来なさそうで良いなと思ったんですが、よく見ると、二つの洗面ボールの間にはニッチが作られてたりして。
しかも、ニッチの中にはコンセントがあって、こんな不思議なアイランド洗面所なのに、しっかりとドライヤーなんかも使えるように考えられてるんです。
一つだけ問題があるとすれば、鏡かな…。
このバスルームを真似てみようという方は、鏡の設置方法のご検討をお忘れなく。

【最も楽しいパーツ】空間をつなぐ階段



こういう写真を見ると、階段というのは単なる設備じゃないんだなと思いますね。

いきなりちょっとわけの解らないことを書いてしまった感がありますが…。
階段というのは確かに上下のフロアに移動するための設備なわけですが、それだけを考えて階段を作ったら面白く無いんだな、と。
「どこにどんな階段を作るか」というのは、フロアをまたいだ建物の内部全体をレイアウトすることであり、立体的な空間のつながりをイメージしたり、生活する人の動線を考えたりすることなわけです。
これって、建物を作るときに考えるべき最も重要な部分で、そして最も楽しい部分なのでは無いかと。
別に奇抜である必要は全然無いですけれど、必要にして十分な機能を提供しつつ、そのパーツが建物にとって最大限に良い効果をもたらすエッセンスになるような、そんな階段を考えられたら、内部にいて楽しい空間を作れるような気がします。
スペースとかレイアウトとかの制約で「単に上に上がるための階段」を作らざるを得ないということは珍しいことじゃありませんが(というか、ほとんどの場合はそうなのかも知れませんが)、だからこそ、その制約の中で何ができるかということを色々と考えられたら良いなと。
( via REMODELISTA )