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【日照の喜びと開放感】2つ並んだ大きな天窓のリビング



こういう天窓のあるリビング、北欧の方の住宅でよく見かける気がします。

2つ並んだ大きな天窓のお陰でとても明るくて開放的な雰囲気です。
やはり北欧という緯度の高い土地柄でしょうか、太陽の光というものの欲し方が日本とはひと味違うんでしょうね。
北欧では、5月下旬〜7月中旬ころに掛けては白夜になる反面、冬場の日照時間は極端に短く、例えばスウェーデンの首都ストックホルムの冬至の日を例にとってみると、日の出は9時近いのに午後3時前には日が沈んでしまい、明るい時間帯というのは僅か6〜7時間程度なんだそうで。
これは別に北欧に限らず、ヨーロッパ全域でも少し北の方に行けば同様に日照はとても貴重なもので、夏場になればこぞって日光浴、冬場も日の差している時間を出来るだけ大切にしようとするらしいですね。
一方で日本はといいますと、日本はもっと緯度が低いですから夏場の日ざしは出来るだけ避けたく(北海道の方はそこまででも無いのかも知れませんけれど)、冬場はやはり日照をできるだけ取り入れたいということで、その結果、庇を上手に使って季節ごとの日照をコントロールするような家屋が古くから建てられてきたわけです。
僕の自宅はそういった大きな庇があるような家では無いんですが、リビング・ダイニングの東側には大きな上げ下げ窓を2つ並べてありまして、カーテンを上下に分けて日光の進入を小まめにコントロール出来るようにしてあります。
夏場は上部側のカーテンを閉じて日光の進入を極力カットするようにしてるんですが、冬場は逆にこのカーテンを常に全開にしてまして、それだけでもかなり日光が差し込んで部屋が暖かくなってくれるので日光の有り難みを日々ひしひしと感じ取ってます。
そういった意味では日本でも冬場はやはり日照はできるだけ欲しいわけで、思い切ってこんな感じの天窓を大胆に入れてしまうというのも十分アリなのでは無いかと思ったりもするんですよね。
夏場の日照がそのまま差し込んできたら大変なコトになるので、不要なときには日光を完全に遮る方法は当然必須ですけれど、夏場にはカーテンかブラインドできっちりと日光の進入をシャットアウトできるようにしつつ、窓を開けたら暑い空気を上から排出できるような空気の流れまで検討して作ることができたら、日本の気候にもマッチした良い感じの天窓になってくれたりするのでは無いかなと。
失敗したときのコトを考えるとちょっと怖いですかね…。
( via FEMINA )

【開放感と利便性の共存】吊り棚のある開放的なキッチン



こういうのも吊り棚っていうんですかね。

壁面への固定と天井からの吊るしとカンチレバー的な片持ち構造の組み合わせというちょっと変わった棚なんですけど、そのお陰で随分と開放的な雰囲気が得られているのでは無いかと。
長く親しくさせていただいているある先輩の家のキッチンにも、この棚とはちょっと違うんですが天井から吊るタイプの棚が作ってあるんですけれど、こういう棚ってホントキッチン向きだと思うんですよね。
キッチンというのは作業場所なので、作業をしながらサッと手を伸ばしてモノが取れる範囲内に使い勝手の良い棚や収納があると、何をするにも何かと便利なわけです。
とは言えキッチンカウンターの上はまさにそのメインの作業場所なわけで、そこに側板があるタイプの普通の棚を作ってしまったら、それだけでいきなり作業スペース使いづらくなっちゃいますよね。
それを解消してくれる1つの方法が壁面に棚柱を取り付けて棚受けをはめ込むロイヤル的な棚の類なんですけれど、このタイプの棚には当然ながら「壁」が必要なわけで、つまりそういったタイプの棚を手が届く範囲内に作るということは、必然的に壁に向かって作業をすることになってしまうということでもあるわけです。
その点、吊り棚や片持ち構造的な棚というのは側板も壁面も必要としないので、作業スペースも圧迫せず、開けた視界も得ることができるというまさに作業スペース向きの素晴らしい仕組みなのかなと。
キッチンというのは大抵は壁に向かって作業をするような場所だと言われてしまえばそれまでかも知れないですけれど、主婦(又は主夫?)にとっては1日の中の少なくない時間を過ごす場所なわけで、そこが少しでも開放的であったり雰囲気が良かったりするのってとても大切なポイントだと思うんですよね。
当然のことながら、せっかくここまで考えるならば、まずはキッチンの正面には大きな窓、その向こうにはどこまでも視界の開けた素晴らしい景観を用意しておきたいものですが…。
( via PLANET DECO )