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【家族の空間】キッチン脇のコンパクトなダイニング



基本的には、「大きい」「広い」「ゆったり」みたいなモノの方が好きだと思ってるんですけれど、こういうのを見ると、ホントのトコロはどういうのが好きなのか、ちょっと分からなくなったりします…。

こういうコンパクトなダイニングも良いですよね〜。
広々として開放感あふれるダイニングスペースというのも当然良いとは思うんですけれど、レイアウトの話とか、もっとストレートに現実的な話をするならば、コストとの兼ね合いという話もあります。
その点、こんな感じのダイニングならば、必要とするスペースも最小限で、雰囲気もいい感じで言うこと無しなワケで…。
でも実はそういった話よりも何よりも、こういうダイニングには、「広いダイニングには無い何か」があるような気がするんですよね。
いうならば、必要にして十分な広さのスペースの中で、そこで暮らす家族が最大限に密なコミュニケーションを保って過ごせる幸せとでも言いましょうか。
コレは、僕自身が、子供たちもまだ小さく可愛らしく、幸いにして夫婦仲もほどほどに良く、理解のある伴侶に色々なコトを大目に見てもらっていたりという恵まれた環境にいるからこそそう思えるのかも知れませんが、家族という単位で暮らしている以上、こういったコトって実は最も大切なことなのでは無いかなと。
逆にいえば、例えどんなに裕福になって、どんなに立派なダイニングがある家を建てようとも、そこに家族のすれ違いが生まれてしまうような空間では意味が無いと思うんです。
ダイニングやリビングという「共用スペース」には、家族が常に密に寄り添って過ごせて、時には強制的に距離を縮めさせ、良い関係を助長し、長きに渡って家族という単位がより良い形に保たれることに寄与するような、そういった機能が必要だと思うんですよね。
いつでも家族皆でお茶をしながら何気ない会話を楽しめるようなできるだけ小さなダイニングというのも、1つの理想形なのでは無いかなとか。

【包まれ感満載】リビングの隙間の寛ぎの空間



柱や壁や作り付け家具の関係で、家の中に思わぬ「隙間スペース」ができちゃうことってありますよね。


リビングの隙間の寛ぎ空間.jpg

リビングに微妙な隙間スペースが出来てしまったら、ソファや収納家具を無理やり配置するよりも、思い切ってこんな感じにしてしまうというのもアリかも知れません。
コチラ、スペインのあるお宅のリビングの一画なんですが、スペースに合わせてマットレスを敷いて周囲にクッションを配しただけなのに、わずか3畳くらいの小さな隙間スペースが、包まれ感のあるサイコーに落ち着けそうな空間に仕上がってしまっているのでは無いかと。
休日の午後、お茶でも淹れて、お気に入りの音楽でも掛けながら、何をするでもなくココでゴロゴロしたりしたら最高でしょうね〜。
エッジ部に作られたローテーブル代わりのスペースがまた素晴らしいかなと。
床に板を置いて、チルウィッチ風の粗い網目のテーブルランナーを敷いただけなんですが、これだけでココにちょっとした雑貨類を飾るのも食器とかを置くのも抵抗感が無くなりますから。
やっぱ、床に直にカップとか置くのってちょっとヤですもんね。
お宅の耐力壁の向こうにも、こんな感じの寛ぎ空間、おひとついかがでしょうか?
( via decoratrix )