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【白とグレーとオレンジの組み合わせ】コーナーの作り付けの本棚



これからお家を建てたり引越したりするご予定のある方は、家のどちらかの一画にこんな本棚を作り付けてみてはいかがでしょう。

こういうコーナー、どんなおウチにも必ずあると思うんですが、こういう作り付けの本棚というのはなかなか無いですよね。
なんでだろう?とちょっと考えてみたんですが、これもやはり「計画性」の問題なのかなと。
例えばアナタがお引っ越しをしたとして、家具をどうやって置いていくかというと、大抵の場合、まずは「部屋の角」からなのかなと。
で、家具というのは思いの外いろいろなモノがありますし、そして標準的な四角いお部屋には角は大体4つしか無く、しかも部屋の入口があったり何だりということを考えると、限られた角というのはどんどんと何かに専有されていってしまうわけです。
ひと通りの家具を置いた後で「さて棚でも作るかな」と思い立っても時既に遅し。
コーナーには空きは無く、作る棚もこんな棚では無い別の棚になってしまうというわけで。
この棚、下はしっかりとキャビネット収納やデスクを配置してしっかりと有効活用にしつつ、それと同じトーンで白い棚を作り付けているところが良いですね。
とっても効率的で、しかも機能的っぽくて好きです。
配色もポイントの一つなのかなと。
グレーの壁と白い家具&棚の組み合わせがシンプルでスッキリしていてとても良い雰囲気なんですが、そこにオレンジを持ってきているところがまたイイです。
白とグレーとオレンジって合うんですね。
落ち着いているのに、何だか気分を明るくしてくれる、そんな雰囲気に仕上がってると思います。
ちなみに、ご覧のとおり「オレンジ」は家具では無く小物の箱やベッドカバーで色を入れてあります。
こういう風にしておくと、色を変えたり足したりして遊んでみたりも出来て、更に色々と楽しめそうで良いですね。

【用途と配置と計画性】バルコニーの屋外ダイニング



ウチのテラスが「無駄にそこそこ広い」というお話を今までにも何度か書いたことがあるんですが、「ホントはこんなモンで十分なのでは?」ということをつくづく思い知らさせるようなバルコニーのダイニングを発見してしまいました…。

間取り図で確認すると、奥行き1.8m、幅2.2mといったところでしょうか。
こういうのを見てしまうと、「家は広さじゃないな」と思ってしまいます。
全然広くないですけれど、このバルコニーはホントに良さそうです。
コンパクトながらも必要なものが全部揃っていて、天気が良い日は必ず出ていたくなるような、そんな雰囲気を醸してますよね。
この「必要なもの」というところがポイントなのかなと。
言い換えると、このバルコニーは「目的が明確」だからこそ、狭くてもこんなに良い感じに仕上げられているんだと思います。
「屋外ダイニング」にしようという目的・用途がしっかりと定まっていて、その上で、コーヒーを飲んだり朝食を食べたりというダイニングとしての使用に「必要にして十分なもの」をしっかりとコンパクトなスペースに収めてあるわけです。
位置関係も重要ですね。
このバルコニーのすぐ脇が、ダイニングキッチンになってます。
決して広々としたダイニングじゃないですけれど、家族4人くらいで暮らす分には十分な感じですね。
で、この写真の右手前付近がバルコニーに出るための扉になっているわけです。
このくらいダイニングやキッチンからの距離が近いからこそ、日常的に「表に出よう」という気にさせられるんだと思いますし、そのくらい気軽に使えるスペースで、しかもメインのダイニングがすぐ隣にあるからこそ、「狭くても必要にして十分なものがあればそれでOK」という、最初の写真の雰囲気につながっていくのかなと。
やはり、「目的を明確にして、配置をしっかりと考える」という基本的なあたりをしっかりと抑えることが重要なんですよね。
ちなみにこのお宅、こんな良い感じのコンパクトな書斎があったりもします。
間取り図で確認してみたことろ、この書斎、玄関の扉を開けた正面にいきなりあるコトになってるんですけれど…(玄関正面の”arbetsplats”というのが、スウェーデン語の「職場」とか「ワークスペース」という意味です)。
最初に間取り図をみたときには、「コレは流石に落ち着かないのでは?」と思ったんですが、よくよく考えてみるとこういうのもアリなのかなと。
ちょっと持ち帰り仕事をしたり、本を読んだりするのであれば、ダイニングやリビングなどの家族の共有スペースとは隔てられている場所の方が良いわけです。
このレイアウトだったら「玄関を出入りする人」以外とは顔を合わさなくてすむわけですし、「お父さんが家にいる時間=休日と夜」ということを考えれば、この場所で問題無いどころか、もしかするとベストくらいの配置なのかもしれないなと。
そう考えてみると、この一風変わった書斎のレイアウトも「目的を明確にして、配置をしっかりと考える」の結果なのかなと。
計画性って大事ですよね。