螺旋階段って良いですよね。
ほんの少しの設置スペースで空間同士を接続して垂直方向の拡がりを持たせてくれる非常に実用的な設備でありながら、視線を遮らず、圧迫感も与えず、独特の雰囲気と遊び心までもたらしてくれるという、家を建てる際に条件が許すのであれば是非とも使ってみたいアイテムの1つなのではないかと思いまして。
鉄で作られたフレームの曲線も美しいですし、そこにこんな感じに木を組み合わせちゃうのもサイコーです。
こちらのお宅の場合、メインのリビングと、そこから2段上がった上に作られたスキップフロア状のラウンジダイニング的スペースとの間に設置されてるんですけれど、これ、螺旋階段の設置パターンとしてはなかなか宜しいのではないかと。
螺旋階段のデメリットの1つに、「普通の階段のように、下に収納スペースを作り込んだりできない」という点があるわけですけれど、そもそもが通路スペースなわけで、そこに収納が作れなくても特に問題は無いですし、コチラとアチラの空間同士が螺旋階段で緩く隔てられているこの感じがまた良いですよね。
水平方向に空間同士を接続しているスペースに、更に垂直方向にも同じ機能を持たせているわけで、動線の設計がしっかりとできていれば、この上なく効率的とも言える気がしますしね。
大物を運び上げるのには適してないとか、ちょっと危ないとか、他にも幾つか考慮が必要な点があるのも確かではあるんですが、そういった点を補って余りある十分過ぎるほどの魅力があると思います。
もしもこれから家を建てるご予定のおありの方で、螺旋階段にご興味のある方がいらっしゃいましたら、メインの動線は通常の階段でしっかりと確保しつつ、そこにサブの動線と遊び心を付け加えてくれるアイテムとして導入を検討してみたりするのも良いかも知れませんね〜。
( via AMY MERRICK )
「雰囲気」タグアーカイブ
【包まれ感でリラックス】勾配天井の下の寛ぎ空間
このバスルーム、ちょっと良くないですか?
上手に使うのが難しい勾配天井の下にバスタブ。基本体を横たえる場所ですから、高さが無くても全然問題ありませんし、このほうが包まれ感があってリラックスして入浴できちゃうかも。
シャワーブースは、これとは別にしっかりと用意されていますのでご心配なく。
こちらのお宅、ともかく勾配天井の下のスペースの使い方にはこだわりがあるようで、それがまたどれもなかなか良い感じなんです。
階段を上がった上の廊下も勾配天井の下。
で、天井を削り取るように埋め込まれた窓際にデスクを置いて、通路脇のワークスペースに。
こんな場所じゃちょっと落ち着かないような気もしますけど、人がいつ通るか分からないという程良い緊張感が雑念や様々な誘惑を遮断して、思いのほか集中して作業ができちゃいそうな気も。
ベッドルームはこんな感じ。
こちらも独特の包まれ感があって、落ち着いてぐっすり眠れそうな感じです。でも、寝ぼける人は奥側じゃなくて通路側で寝たほうが良いかも知れませんね〜。
勾配天井の下のスペースをこうやって上手使うことができれば、単にスペースが有効活用できるだけじゃなく、普通の天井の下では実現できない独特の面白さのある空間を作り込むことができちゃうんですよね。
日本の、特に都市部の狭小住宅なんかの場合だと、斜線制限や建物の作りの関係でこういった斜めの天井部分ができてしまうというのは珍しいことじゃないと思うんですけれど、だったらいっそのこと、最初からこういう狙いで行ってみるというのもアリかも知れません。
( via VIRLOVA STYLE )