階段下の収納つながりということでもう1つ。
こちらの階段、紅褐色のブラックチェリーの上品でカッチリとした感じも素敵ですけれど、その下に作られた収納がこれまた良いですね。
思いつきでなく、当初からキチンと計画して細部まで作り込まれたようなしっかりとした感じが、この木材の持つきめ細やかで美しい雰囲気とこの上なくマッチしてくれているかなと。
幅=奥行き80cm前後といったところでしょうか。高さのある部分はクローゼット、低い部分は奥行きのある引き出しにという感じに余すところなく奥まできっちりと使い切ることができれば、結構な容量の収納スペースとして使えますよね。
そういえば、実は僕はサーフィンをするんですけれど、以前にあるサーファーの先輩のお宅にお邪魔した際に、階段下にサーフボード置き場が作られてるのを見たことがあるんですよ。
普通のショートボードって、長さが6フィート≒183cm前後、幅が18〜19インチ≒45cm〜48cm前後といったところですから、階段下の一番背の高い部分にちょうどすっぽり収納できる感じになるんです。この階段だったら、背の高い部分だけでも、奥まで使えば6〜7枚は収納できそうな感じ。
内側にクッション材を貼った上でベルトで軽く固定できるようにでもしておけば、万が一の地震の際にも、倒れてクラッシュしたりということも無さそうで安心できますしね。
こんな上品な雰囲気のクローゼット開けたら、中にサーフボードが詰め込まれてたら……。そのちょっと意外な組み合わせが、それはそれで良い感じだったりするかなと…。
( via The New York Times )
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【メゾネットにリノベーション】ロフトのベッドルーム付きワンルーム
こちら、フランス・パリの街に建つマンションのリノベーション物件なんですが、作りがちょっと面白いなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
専有面積32平方m。玄関・バス・トイレまで含めての面積ですので、居室に充てられるスペースはせいぜい25平方m≒15畳程度という感じ。
一人暮らしならそれなりの広さという感じでしょうけれど、夫婦2人で住むにはちょっと厳しいですかね。
こちらがリノベーションした後の実際のフロアの写真です。
結構広々としたダイニング・キッチン。
キッチンもそれなりの広さが確保されてますし、悪く無いですよね。
しかし……。
どこにもベッドが無いです…。夜になったら布団を出して敷くんでしょうか……? フランス人にそんな習慣は無いと思いますけど……。
と、思ったら、ワンルームマンションなはずなのに、何故か階段っぽいものが……。
単なる階段っぽい形をした収納のようにも見えますけど、上った先の天井から光が漏れているように……。
やっぱり階段です。
実はこちらのマンション、リノベーション前は普通のワンルームだったんですが、リノベーションする際に屋根裏スペースを使ってロフトを作って、メゾネット的な作りのお部屋にしてしまったんだそうで。
そもそもロフトってこういうものなわけで、別にアイディア的には新しくも何とも無いんですけれど、15畳ワンルームが15畳+15畳の2フロア1LDKに生まれ変わってしまうという意味では、かなり大きな変化ですよね。
階段は当然、「収納っぽい階段」というわけでもなく、正真正銘の壁面収納。
階段下を全てきっちり収納にしてあります。スペースにそれほど余裕があるわけではないですから、こうやって全てのスペースを余すところなく使い切るようなアイディアは大事ですよね。
階段を上がった先が、ロフトのベッドルーム。
天井には天窓が1つ。少し薄暗い感じのこの雰囲気と勾配天井の下の包まれ感の組み合わせ、ものすごく落ち着いて眠れそうな気がしません?
ベッドルームの奥には6畳程度のスペースが。
服や色々なものを収納しておくためのウォークインクローゼット的なスペースとして使っても良さそうですし、ちょっとした書斎的なスペースを作ったりしてみるのも、こじんまりとした雰囲気で落ち着いて作業ができて良いかも知れません。
夫婦2人暮らしだったら、こんなところで、あまり沢山ものを持ちすぎないシンプルな生活を送るというのも良いかも知れませんね〜。子供たちが独立した老後とかに住んでみたいかも。
( via arch daily )