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【将来的にはお父さんの寛ぎの間】ロフトの2段ベッド



何度も何度もネタにしていることなんですが、ウチには幼児が2名おりまして、いつかは彼と彼女のために「子供部屋」なるものや「2段ベッド」的なものを用意してあげなければいけない予定になっております。

で、現段階で有力な候補の一つが、マーク・ニューソンデザインのMajisのBunkyという2段ベッド。
デザイン的に相当イカしている上に、大きさも縦が2mくらいあるので高校生、大学生になっても使えそうなところも良いなと。
上下で分割もできてしまうので、将来2人で別々に使いたくなっても大丈夫です。
日本ではまだ発売されていないみたいですが、ヨーロッパでは売り始めたらしく、日本に入ってきたら本格的に悩んでみようかな、と。
で、そういう差し迫った問題に直面しているせいか、子供の2段ベッド的なものを発見すると過敏に反応してしまうんですが、このロフトのベッドは中々良いなと思いまして…。
2段ベッドというと当然下もベッドになっていて下には柱が出てくるのが普通ですが、こういう「吊り」形状で作れば支柱が無くても大丈夫なのでかなりすっきりします。
この作りだったら下の空間はほとんど制約を受けないので、下の空間が自由に広々と使えて良いですよね。
ま、二人分作るんだったらコレを二つ作らなければいけないことにはなるんですが、8畳くらいのエリアの両隅にそれぞれコレを作り付けておいて、将来部屋を二つに分割する、なんて方法もアリかなと。
どこに作るかにもよりますけれど、僕の家の場合は、レイアウトの関係でリビング・ダイニングの一画を潰して子供部屋にしなければいけないかも知れないんで、この雰囲気のベッドだったら、将来子供用のベッドとして使わなくなってもロフトスペースとしてそのまま有効活用できそうで、更にメリットがありそうな気もしてます。
収納的なスペースに転用してもいいですし、視界が抜けるような配置に作っておけば、一風変わった寛ぎ用のスペースとかにもできそうですし。
下のエリアにいる人と適度にコミュニケーションを取りつつも、調度良い感じに隔離された自分自身の世界を作れるのでは無いかと。
子供部屋の話はひとまず横に置いておいて、先に寛ぎスペースとして作っちゃおうかな…。

【日ざしを存分に楽しむデッキ付き】明るく開放的なベッドルーム



この寝室、かなり良い感じですね。

「日ざしを楽しむ寝室」という感じでしょうか。
全開口のガラスドアからそのまま出ていくことができる広いデッキがあったりして、こんなところでコーヒーでも飲みながらのんびりしてみたい感じです。
ロケーションはカナダ西部 ブリティッシュコロンビア州でして、バンクーバーの北西のサンシャインコースト地域にあるギブソンズという港町のリゾート地なんだそうです。
このサンシャインコーストという地域、ジョージア海峡に面しているんですが、別に離島とかそういうわけでも無いのに他の地域から入ってくるための道路がないんだそうで…。
なので、この地域に行くための交通手段は船か飛行機しか無くて、バンクーバーの人たちもフェリーで遊びに行くらしいです。
何だかちょっと素敵な感じがしますが、よくよく考えてみるとちょっと不便な気もしますね…。
ま、バンクーバーからフェリーで40分くらいでついてしまうそうなので、実際にはかなり気軽に行き来できる身近なリゾートという感じなんでしょうか。
で、デッキ付きの寝室に話を戻してちょっと考えてみたいと思います。
あの寝室を日本に作ったらどうなのかな、という話なんですが、そのまんま同じようなデッキ付きの寝室をつくったら、夏場は正直言ってちょっと暑かったりするかも知れませんね。
そこら辺のことを考えてみるにあたって、先ずブリティッシュコロンビア州の気候を調べてみました。
まず、この地域は夏と冬で昼の長さがかなり変動します。
夏は朝5:30ころから明るくなって、日没は22:30ころ(夏至)、実際に暗くなるのは23時ころという感じで、明るい時間は実に17時間。
で、逆に冬はかなり日が短く、7時ころに明るくなって、夕方16時ころにはもう暗くなってしまって、明るい時間は9時間程度ということになります。
気温はどんな感じかなのかというと、夏は最高気温が30度前後まで上がりますが、湿度が低いためカラリとしてまして、感覚的には日本の24度、25度くらいの感じなんだそうです。
そして冬はといいますと、最低気温でも4度くらいあり、最高気温は12度くらいまで上がるんだそうで、これはかなり温かい感じだと思いますね。
日本の真冬でも気温が10度を越える日というのは相当ポカポカな日という感じだと思いますので、冬の寒さはそれほど厳しくないわけです。
極端に日が長く、気温は上がるけれど湿度が低くて過ごしやすい夏と、極端に日が短いけれど、気温はそれなりに高くてそれほど厳しくない冬。
こういった環境にあのデッキを持ってくると、夏場は長い日ざしを存分に楽しんで、冬場も短い日ざしを存分に楽しめてしまうわけで、庇も何も無くても全然問題なし、非常に合理的な感じがします。
コレをふまえて日本の場合を考えてみます。
あのデッキ自体はかなりいい雰囲気なので是非真似したいところですが、日本の場合は、地域にもよりますが、夏は更に暑く、冬は更に寒い、という感じですので、自然の太陽光にそのまま降り注いでもらってはちょっと苦しい感じがしますね。
夏の南中高度の高い日ざしを遮って、冬の南中高度の低い日ざしは全部差しこむように、というあたりをしっかりと考えて、寒い地域なのか温かい地域なのかに併せて適切な庇を作れるか、季節に併せて開けたり閉めたりできるオーニングを設置すれば、日本の気候に適した「デッキ付きの寝室」に持っていけそうな気はします。
風が通るように屋内へと風が抜けるような工夫を凝らすと、夏場は更に気持ちが良い空間にできるのでは無いかと。
ちなみにこのお宅、広さは2,368スクエアフィート≒213平方m、お値段は1,395,000カナダドル≒1億1千万円(1カナダドル=80円として)だそうで…。
こちらのサイトから詳細が確認できますので、興味がある方はご覧になってみて下さい。