カラフル」タグアーカイブ

内装と小物のカラーコーディネイトとインテリアの計画性



コレは何度か記事として話題にしてきていることなんですが、インテリアというのは計画性が重要なのかな、と。

特別な計画をしていなくても、気に入ったもの、必要なものを自分自身のセンスに任せてランダムに調達していった結果でも「自分自身が気に入ったインテリア」になるというのは確かにそうだとは思うんですが、そうやって仕上げたインテリアというのは「思わずハッとさせられる」様なインテリアには中々ならないと思うんです。
で、センスやそれなりの経験のある方というのは、どうやって仕上げてみたいかを自分でイメージして計画を建てられるんだと思うんですけれど、僕みたいなセンスも経験も乏しい人間にとっては「お手本」が必要なのかなと。
つまり、「良さ気なものを見つけておいて、エッセンス的なものを真似してみる」というステップを踏んだほうが、そういった計画を実行に移すということの確実性をあげられるのでは無いかと思うわけです。
なので、僕はこういった写真を見つけるとそれを記事にして、未来の自分のためにプールしておくことにしています。
どうでしょう?
このバスルーム、僕はかなり好きな感じです。
落ち着いていながらもどこか温かみもあって、自然な感じで気持ち良くしゃっきりとさせてくれそうな感じがします。
この洗面台で顔を洗ったら、一日のスタートを良い感じで始められそうな気がしますね。
この色使いについて、ちょっと色相環で考えてみたいと思います。
ブルーとグリーンの組み合わせなんですが、もうちょっと細かく言うと、シアンとグリーンの組み合わせという感じでしょうか。
RBG色相環の「グリーン」と「シアン=グリーンとブルーの中間色」の組み合わせ、という感じです。
こちらのRGBの立方体カラーモデルで見ると、Y軸のグリーンとY軸、Z軸の中間のシアンという色の関係がより具体的にイメージできる気がします。
全体で言えば寒色系よりの色の組み合わせということになるんでしょうか、暖色と寒色の中間部分で上手く組み合わせてます。
寒色よりの中間色であるシアンをベースにしておいて、そこにアクセントでグリーンを入れるとこんな感じになるわけです。
水をイメージできる様な落ち着いたカラーコーディネイトながらも、暖かさ、柔らさも感じ取れる、良い組み合わせだと思います。
今回のシアンとグリーンの組み合わせに限らず、上記のY軸側の面の色を上手に組分せて使うのは、良い感じの雰囲気につなげる一つのやり方なのかなと。
こういうのって、やっぱり計画性なんだと思うわけです。
別に日常生活を送るのに、いちいち「ハッ」とさせられなくても良いとも思うんですが、ナニブン僕は計画性が無いもので、そういうのに憧れのようなものがあるんでしょうね…。
Photo #1©Brenda Anderson , #2-3 from Wikipedia(©Mike Horvath)

カラフルなバスルーム 緑と青



ここのところ連投しておりますカラフルつながりということで、カラフルなバスルームを2つほどご紹介させていただきたいと思います。

まず一つ目はこちら、ライムグリーンのバスルームです。
何だかイチイチ入るのが大変そうなジャクージがいただけるかどうかは微妙なところですが、トータルとしては中々良い感じかなと。
左手の壁に作り付けられたニッチ状の棚も使い勝手がよさそうです。
最初、右の洗面台も壁が深く掘られてて、このスペースが良いな、と思ったんですが、残念ながらこれは鏡に映った左手エリアでした…。
どうせなら、ここまでの奥行きは無くても良いので右手にもニッチ上の棚スペースを作ったら良かったのに、とか思ってしまいますが…。
いっそのこと洗面台そのものをニッチ状に壁に埋め込んでしまうとかも面白そうです。
ライムグリーンという色もいいですよね。
リラックスしてお風呂タイムを楽しめそうな気がします。
目地もライムグリーンにしてあるあたり、かなり芸も細かいです。
これ、全体の雰囲気に結構大きな影響を与えているのでは無いかと。
メンテナンスとかはちょっと面倒臭そうですけど…。
この写真を見ていて思ったんですけれど、ライムグリーンとカーキ色とかクリーム色とかって結構合いますね。
檜の浴槽とか、白系統の木を使った和風っぽいお風呂にライムグリーンを組み合わせてみたりすると、意外とマッチして面白い雰囲気を作り出せるかもしれません。
バスルームをカラフルにする別のパターンとしては、こんな感じでタイルで遊んでみる、という手もあります。
「青って水のイメージだよな」と思ってしまうあたり自分の発想の貧困さに嫌になってしまうのですが、水まわりに青というのはしっくり来て良い気がします。
タイル張りにするのは手間は掛かりますけれど、ちょっと一部だけアクセントを入れてみたりということが自由にできますので色々と遊べて良いですよね。
青にも色々な青がありますので、この写真の様に紺とかの落ち着いた色と群青色や水色、フレンチウルトラマリンなんかの彩度の高い色をいくつか組み合わせてみたり、模様で遊んでみたりと色々と面白いことができそうです。
家の機能という面で考えるとレイアウトとか構造とかが重要なのは確かだと思うんですが、こういった写真をみると遊び心として色づかい真面目に考えてみるというのも、住み始めてからの毎日の生活に大きな影響を与えるのでは無いかな、と。
Photo #1©baxiabhishek , #2©Jos Zomerplaag