【絶妙なバランス】クールでウォームで落ち着くリビング



このリビング、低い斜め天井と、光の明るさ、青基調の内装の組み合わせが、独特で絶妙なバランス(絶妙なアンバランス?)を生み出している感じがして、とても素敵だと思います。

こちら、イタリアの建築家であり、デザイナー・アートディレクター・インテリアコーディネーターや食器やアクセサリー工芸品などのプロダクトデザインまで、幅広い分野で活躍する、パオラ・ナヴォーネのミラノのお宅の一画なんです。
元は古いパルメザンチーズの倉庫だったものをリノベーションしたアパートなんだそうで。
ブルーとグレーをいくつも重ねたような落ち着き切った淡い青と、低い斜め天井の包まれ感、大きな二つの天窓から差し込む明るい光がとても対照的で、絶妙なバランスの上に成り立っているような印象を受けます。
こういう組み合わせをこんな風に上手に仕上げることができたら、内装やインテリアを考えるのも楽しいでしょうね。
センスって大事なんだな…。

【遊び心とシンプル】カラフルな原色キッチン



こういうの、ちょっとだけ憧れちゃうことがあります。

アメリカーンな感じのスーパーカラフルな原色のキッチンアイテムたちが目に眩しいです。
でもね…。
やっぱりこういうのは、どこまで行っても「一時の気の迷い」なのかな、と。
やってみたらその他のインテリアと全然合わなくて調和乱しまくりとか、そういう問題もありそうですし、そもそも、誰だって多かれ少なかれ「食器洗剤だけは絶対にジョイじゃなきゃ、ヤ!!!」みたいなこだわりだってあるでしょうから。
「だからこういうことをやってはいけない」とは言いませんが、せめて壁と棚はオーソドックスな雰囲気でまとめておいた方が、のちのち色々と柔軟に対応できて良いのかな、と。
で、消耗品であるキッチンアイテムは、迷いに任せて、こういう原色&蛍光色のものオンリーでまとめて遊んでみる、というのはアリかなと。
やっぱ、カラフルなものをインテリアに取り入れるにしても、こういうやり方の方が好きですかね。
こちらも「基本はオーソドックスに」「交換できるアイテムで遊ぶ」という組み合わせなわけですが、ベースがこの上なく落ち着いてますから、全体も随分とオサレな感じに仕上がってるかなと。
しかも、クッションとテーブルくらいだったらいくらでも交換できますし、それこそ、このくらいコンパクトなテーブルだったら、何種類か持っておいて季節やその日の気分で入れ替えてみたりもできますね。
「オーソドックス」とか「シンプル」って、何だか遊び心が足りないような気になり勝ちですが、インテリアで遊びたい人こそ大事にしなければいけない要素なんでしょうね。
ちなみに、勢いに任せて「テーブルくらいだったら」とか書きましたが、このテーブル、イームズのワイヤーベーステーブルですからね…。
1個40,000円以上しますから、コレを6つも7つもまとめて買った挙句、気分に合わないときにはクローゼットの中に仕舞っておける人間になるためには、相応の財力も必要かなと…。
( Photo#1©jovike , #2 via HermanMiller )