シカゴ西部のこちらのお宅、作りがちょっと面白いかなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
この建物、元々は下にガソリン貯蔵タンクが埋設されている倉庫だったんだそうで、それを、こちらのお宅に住むフランシスさんとジェームスさんカップルが買い取ってリノベーションしたんだそうです。
うなぎの寝床状の細長い土地の広さは約3,000スクエアフィート≒85坪弱。中心には中庭。その両端に、2つの建物が渡り廊下で接続されたような形で建っています。
片方の建物はオフィス兼作業場棟。
ゆったりと作業が出来そうな、大きなアイランドカウンター的なワークデスクが素敵です。
渡り廊下に作られた大きな作り付けの本棚も良いですね〜。
オフィス棟の上は緑化されてまして、ソーラーパネルと蓄熱パネル、雨水の回収/再利用のための水槽も設置されています。
水槽に貯められた水は蓄熱パネルの熱を使って予熱され、シャワーなどに使用することも可能。この屋上の設備に寄って、自宅で使用するエネルギーの10%〜20%をまかなっているんだそうです。
もう一方の建物へは、中庭を通ってでも、1階の渡り廊下を通ってでも、また、屋上からでも行くことが出来るようになっています。
もう一方の建物は、リビング・ダイニング・キッチン&ベッドルーム。
リビング・ダイニングの上は大きな吹き抜けになっていまして、その吹き抜けに面して、中二階的なベッドルームが作られています。
中庭に面する部分は全てガラス張り。コレはかなり開放感があって気持ち良さそうですね〜。
コンパクトながらも2棟の建物が建っていながら間取りは3LDKという不思議な作りではありますが、ともかく住んでて楽しそうな家かなと。
でも、85坪の土地に建物が2つって、日本の感覚で冷静になって考えたらかなりの贅沢な作りですよね。下手したら、都市部の狭小住宅2軒分って感じかもしれないくらいですもんね……。
( via The New York Times )
「リビング」タグアーカイブ
【手軽にロフト追加】リビングに置かれた多機能ボックス
この造作棚的な収納、ちょっと面白いんです。
左側に、何だか良くわかりませんが、急な階段というか、梯子的なものが作ってあるように見えますよね。
コレを使って上に登ることができるようになってまして、上がった先は、こんな感じのロフト的なスペースになってたりします。
しかも、左側にぐるりと回りこむと……。
ボックスの内部はベッドルームになってたりして。
このボックスを1つ入れることで、リビング・ダイニングの中に、ベッドルームを1つ、ロフトを1箇所、それに加えて造作棚まで手に入れることができちゃうわけです。
これ、家のリフォームのアイディアとしても、意外と使えそうな気がしますよね。
長期的な使用目的で、大掛かりなリフォーム・増改築工事を行って内部の間取りを完全に変えてしまいたいようなケースにはあまり適さないかもしれませんけれど、例えば、その家に住みながらちょっとしたレイアウト変更をできるだけ手軽に加えてみたいとか、子供が小さい間だけリビング・ダイニングに隣接する子供部屋を作りたいとか、そういったケースではこういうやり方もありかもなと。
まあ、大前提として、こんなものを入れられるだけのスペースが無いとダメではありますけれど……。
( via Yellowtrace )