浴室」タグアーカイブ

カラフルなバスルーム 緑と青



ここのところ連投しておりますカラフルつながりということで、カラフルなバスルームを2つほどご紹介させていただきたいと思います。

まず一つ目はこちら、ライムグリーンのバスルームです。
何だかイチイチ入るのが大変そうなジャクージがいただけるかどうかは微妙なところですが、トータルとしては中々良い感じかなと。
左手の壁に作り付けられたニッチ状の棚も使い勝手がよさそうです。
最初、右の洗面台も壁が深く掘られてて、このスペースが良いな、と思ったんですが、残念ながらこれは鏡に映った左手エリアでした…。
どうせなら、ここまでの奥行きは無くても良いので右手にもニッチ上の棚スペースを作ったら良かったのに、とか思ってしまいますが…。
いっそのこと洗面台そのものをニッチ状に壁に埋め込んでしまうとかも面白そうです。
ライムグリーンという色もいいですよね。
リラックスしてお風呂タイムを楽しめそうな気がします。
目地もライムグリーンにしてあるあたり、かなり芸も細かいです。
これ、全体の雰囲気に結構大きな影響を与えているのでは無いかと。
メンテナンスとかはちょっと面倒臭そうですけど…。
この写真を見ていて思ったんですけれど、ライムグリーンとカーキ色とかクリーム色とかって結構合いますね。
檜の浴槽とか、白系統の木を使った和風っぽいお風呂にライムグリーンを組み合わせてみたりすると、意外とマッチして面白い雰囲気を作り出せるかもしれません。
バスルームをカラフルにする別のパターンとしては、こんな感じでタイルで遊んでみる、という手もあります。
「青って水のイメージだよな」と思ってしまうあたり自分の発想の貧困さに嫌になってしまうのですが、水まわりに青というのはしっくり来て良い気がします。
タイル張りにするのは手間は掛かりますけれど、ちょっと一部だけアクセントを入れてみたりということが自由にできますので色々と遊べて良いですよね。
青にも色々な青がありますので、この写真の様に紺とかの落ち着いた色と群青色や水色、フレンチウルトラマリンなんかの彩度の高い色をいくつか組み合わせてみたり、模様で遊んでみたりと色々と面白いことができそうです。
家の機能という面で考えるとレイアウトとか構造とかが重要なのは確かだと思うんですが、こういった写真をみると遊び心として色づかい真面目に考えてみるというのも、住み始めてからの毎日の生活に大きな影響を与えるのでは無いかな、と。
Photo #1©baxiabhishek , #2©Jos Zomerplaag

緑に囲まれたバリニーズ露天風呂



こういうお風呂をみてしまうと、前回ユニットバスがどうのこうのと言っていたのが何だったのか、という気になってしまいますが…。

このバスルーム、完全に屋外です。
お庭の緑を眺めながらこの浴槽にのんびりと浸かったら、最高に気持ちよさそうです。
ここのところお風呂ネタが多くてすいません。
この雰囲気、気になってしまったもので…。
コチラのお風呂、パッと見た時「雰囲気がバリっぽいな」と思ったんですが、調べてみたら、やはりインドネシア バリ島ウブドゥの、とあるお宅のお風呂でした。
ホテルなどではなく、一般のバリニーズの方の自宅だそうです。
その昔クタあたりをウロウロしている時に、ビールの飲み過ぎでどうしてもトイレに行きたくなってしまって近所のお宅でいきなりトイレを借りたことがあるんですが、そこにあったお風呂はこんなでは無かったですね…。
ということで、コチラのお風呂はバリ島の中でも、かなりアッパーな暮らしをされている方のお風呂なのでは無いかと思います(元の写真の説明にも、”impressive bathroom(=「印象的なお風呂」とでも訳せば良いのでしょうか)”とありましたので、特別に良い感じのお風呂であることは間違い無いと思います)。
何はともあれ、この開放感、この雰囲気、素晴らしいです。
でも、バリ島と日本ではかなり気候が違いますので、このお風呂をまんま日本に作るのはちょっと厳しいですかね。
バリ島は雨季と乾季の違いこそあれど、年間平均気温は28度にも上るほどの温暖な気候ですから。
南半球の冬、一番寒い7月、8月ですら月間の平均気温は25度もあります。
それに対して日本はといえば、福岡ですら真冬の平均最低気温は3度前後、宮崎あたりまで行けば多少は違うかもしれませんが、大差は無いでしょう。
沖縄 那覇あたりならば、1月頃でも平均最低気温が15度位はありますので、ココらへんまで行けば、多少は肌寒いながらも、こういったアウトドアなお風呂を作っても何とかなるかもしれませんけど。
もし本当に日本(沖縄などのごく温暖な一部地域以外)でこのお風呂を作るのであれば、開放感を損なわないように天井と周囲をガラス張りにして、それに加えてしっかりと空調などを備え付け、浴室の中は冬でもポカポカなコンディションをキープできる様な仕組みを持ってこないと厳しい気がします。
でも、そんな設備を作ったらランニングコストが怖いですね…。
いっそのこと、「このお風呂は露天風呂」と割りきってしまえば良いかもしれません。
温泉の露天風呂だったら、冬でも入りますもんね。
脱衣所はきちんと屋内に作って、そこは暖房ガンガンで常に暖かくしておいて、たっぷり暖まってから出るようにすれば良いわけです。
で、寒くかったり忙しかったりする日用に、別途コンパクトなシャワールームを併設しておくというのはどうでしょう。
何にせよ、大変そうではありますが…。
この日当たりの良さだけを真似して、浴室に大きめの観葉植物をいくつか置く位で我慢しておくのが丁度良いのかもしれません。
でも、この雰囲気の一部だけでも何かしら真似しようとしてみたら、ちょっと面白いお風呂ができ上がりそうな気はします。
Photo ©Kenski1970