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色あせたオレンジと近未来的なシルバー



こういう色づかいを見ると、どことなく70年代くらいのレトロチックな何かを思い出してしまうんですが…。

思い出すと言っても僕は70年代前半の生まれですので、幼少時の「何か」を連想させられているだけなんだと思うんですが、確かに僕らが小さい頃にはこういう色使いが生活の中の至る所に溢れていた「ような」気がします。
家具調テレビとかの前後ですかね…。
90年代、20歳前後のころには、こういった色使いを最高にダサいと感じていたような気もしますが、そこから20年経った今、こういった色使いに魅力が有るように思えてしまうのが不思議です。
こういうのは、僕がどうこうというよりは、世の中の流行やセンスが変化したり一部はグルっと回ってきたりした結果なのかなと。
自宅のキッチンをこんな感じにしてしまうというのは相当な勇気がいると思いますし、ここまでやってしまうと「変えたい」と思っても後戻りのしようが無いのでちょっと現実的では無いですが、自分の書斎の中だけとか寝室の一部とか、そういったところを局地的にこういったイメージで仕上げてみるのは「遊び」の一環として非常に面白いのでは無いかと。
別荘なんかを持っている方は、そういった「ちょっとした非日常」の空間をこういうイメージで仕上げてみるのも良いかも知れませんね。
この写真、どうしてもオレンジで統一されたカウンターテーブルやスツール、テレビなんかに目がいってしまいますが、よーく見てみると、冷蔵庫が一番輝いているかなと。
このどこか古めかしいオレンジの内装の中にぽつんと紛れ込んだ「70年代の人がイメージしたような」「未来的な冷蔵庫」がとってもイカしてると思いません?(実際にはこの冷蔵庫は現代の製品なんですが)。
ぱっと見はちょっと気が付かないような感じで風景に溶け込んでおきながら、よく見ると浮いているようで、でもよく見るとやっぱりマッチしているようで、とっても面白い存在感を出してると思うんですけど。
どうせ真似してみるなら、この雰囲気の中にあるこの冷蔵庫の存在感なのかも。
( via homedit )

【遊び心とシンプル】カラフルな原色キッチン



こういうの、ちょっとだけ憧れちゃうことがあります。

アメリカーンな感じのスーパーカラフルな原色のキッチンアイテムたちが目に眩しいです。
でもね…。
やっぱりこういうのは、どこまで行っても「一時の気の迷い」なのかな、と。
やってみたらその他のインテリアと全然合わなくて調和乱しまくりとか、そういう問題もありそうですし、そもそも、誰だって多かれ少なかれ「食器洗剤だけは絶対にジョイじゃなきゃ、ヤ!!!」みたいなこだわりだってあるでしょうから。
「だからこういうことをやってはいけない」とは言いませんが、せめて壁と棚はオーソドックスな雰囲気でまとめておいた方が、のちのち色々と柔軟に対応できて良いのかな、と。
で、消耗品であるキッチンアイテムは、迷いに任せて、こういう原色&蛍光色のものオンリーでまとめて遊んでみる、というのはアリかなと。
やっぱ、カラフルなものをインテリアに取り入れるにしても、こういうやり方の方が好きですかね。
こちらも「基本はオーソドックスに」「交換できるアイテムで遊ぶ」という組み合わせなわけですが、ベースがこの上なく落ち着いてますから、全体も随分とオサレな感じに仕上がってるかなと。
しかも、クッションとテーブルくらいだったらいくらでも交換できますし、それこそ、このくらいコンパクトなテーブルだったら、何種類か持っておいて季節やその日の気分で入れ替えてみたりもできますね。
「オーソドックス」とか「シンプル」って、何だか遊び心が足りないような気になり勝ちですが、インテリアで遊びたい人こそ大事にしなければいけない要素なんでしょうね。
ちなみに、勢いに任せて「テーブルくらいだったら」とか書きましたが、このテーブル、イームズのワイヤーベーステーブルですからね…。
1個40,000円以上しますから、コレを6つも7つもまとめて買った挙句、気分に合わないときにはクローゼットの中に仕舞っておける人間になるためには、相応の財力も必要かなと…。
( Photo#1©jovike , #2 via HermanMiller )