こちらのお宅のこのリビング、素敵過ぎません?
こちら、27年前にチリの著名な建築家フェルナンド·カスティーヨ・ベラスコによって建てられたお宅なんですが、この家に、同じくチリの若手建築家カロライナ・カッツさんファミリーが移り住んだ際に、自分たちで色々と手を入れて、建物中央の吹き抜けのダイニングスペースに直接木を植え、こんな感じのリビングにリノベーションしてしまったんだそうで。
植えてあるのは、いちじくが4本とアーモンドが1本。
リビングのテーブルの上には、焚き火台も用意されてたりして。
週末の夜、この焚き火台に火を入れて、その灯りだけでのんびりお酒でも飲んだら、自宅のリビングに居ながらにして、木々の生い茂るリゾートのコテージのテラスにでもいるような雰囲気で寛げちゃいそうですよね。
ウッドデッキのパティオも、一部が掘り込まれて花壇に。
こちらは、観葉植物では無く、レタス、トマト、ほうれん草、ハーブなど、家庭菜園がメインだそうで。まあ、屋内に木が生えてるなら、観葉植物はもう十分足りてるでしょうしね。脇がウッドデッキになっているこの作り、奥へ楽々アクセスできてなかなか良いかも。
このお宅、サイコーすぎるくらいに素敵なんですけれど、管理の手間のことを考えると、ちょっとコワい気もします。
植物の育成環境ということだけを考えても結構色々と考慮が必要そうですし、天窓は最低限必須ですかね。あ、でも、日照をあまり必要としないような種類の木だったら、サイドに大きめの窓を作るだけでも何とかなるんでしょうか。植え込みは当然地面直でしょうから、湿気とか冷気とかが上がってきたりしないのかというあたりも気になります。
いちじくもアーモンドも落葉しますから、その時期の掃除のこととか考えるだけでも気が遠くなりそうな気もしますが…。
これだけの環境を手に入れようと考えたら、それなりの労力が必要になるのも当然といえば当然なんでしょうけれど、そこを敢えてメンテナンスの手間が極力掛からない作りにできたら最高なんでしょうけどね。
日照や水があまり必要なくて、気温、通風などへの対応幅も広く、落葉もしないし虫もつかなくて、ちょっとやそっとでは枯れない、なのに、常に青々とした生命力溢れる雰囲気で葉を生い茂られていてくれる。
そんな木があったら、是非うちのリビングの吹き抜けの下にも植えてみたいですけれど、そんな木、さすがに無いですかね…。
( via 1Kindesign )
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【メゾネットにリノベーション】ロフトのベッドルーム付きワンルーム
こちら、フランス・パリの街に建つマンションのリノベーション物件なんですが、作りがちょっと面白いなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
専有面積32平方m。玄関・バス・トイレまで含めての面積ですので、居室に充てられるスペースはせいぜい25平方m≒15畳程度という感じ。
一人暮らしならそれなりの広さという感じでしょうけれど、夫婦2人で住むにはちょっと厳しいですかね。
こちらがリノベーションした後の実際のフロアの写真です。
結構広々としたダイニング・キッチン。
キッチンもそれなりの広さが確保されてますし、悪く無いですよね。
しかし……。
どこにもベッドが無いです…。夜になったら布団を出して敷くんでしょうか……? フランス人にそんな習慣は無いと思いますけど……。
と、思ったら、ワンルームマンションなはずなのに、何故か階段っぽいものが……。
単なる階段っぽい形をした収納のようにも見えますけど、上った先の天井から光が漏れているように……。
やっぱり階段です。
実はこちらのマンション、リノベーション前は普通のワンルームだったんですが、リノベーションする際に屋根裏スペースを使ってロフトを作って、メゾネット的な作りのお部屋にしてしまったんだそうで。
そもそもロフトってこういうものなわけで、別にアイディア的には新しくも何とも無いんですけれど、15畳ワンルームが15畳+15畳の2フロア1LDKに生まれ変わってしまうという意味では、かなり大きな変化ですよね。
階段は当然、「収納っぽい階段」というわけでもなく、正真正銘の壁面収納。
階段下を全てきっちり収納にしてあります。スペースにそれほど余裕があるわけではないですから、こうやって全てのスペースを余すところなく使い切るようなアイディアは大事ですよね。
階段を上がった先が、ロフトのベッドルーム。
天井には天窓が1つ。少し薄暗い感じのこの雰囲気と勾配天井の下の包まれ感の組み合わせ、ものすごく落ち着いて眠れそうな気がしません?
ベッドルームの奥には6畳程度のスペースが。
服や色々なものを収納しておくためのウォークインクローゼット的なスペースとして使っても良さそうですし、ちょっとした書斎的なスペースを作ったりしてみるのも、こじんまりとした雰囲気で落ち着いて作業ができて良いかも知れません。
夫婦2人暮らしだったら、こんなところで、あまり沢山ものを持ちすぎないシンプルな生活を送るというのも良いかも知れませんね〜。子供たちが独立した老後とかに住んでみたいかも。
( via arch daily )