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【必要にして十分】コンパクトな秘密基地的一軒家



この一見何の変哲も無いキッチン、

上部にロフトのあるダイニング・キッチン

アイランドカウンターも用意されてたりして、コンパクトながらもそこそこ使い勝手が良さそうですが、実はこのキッチン、とんでもない秘密が隠されてるんです。

 

その秘密とは何かと言いますと…。

なんと、キッチンの上に、こんな感じのロフトのベッドルームが作られちゃってたりして…。

キッチンの上にあるロフトのベッドルーム

こういうの、ありなんでしょうか…?

 

ロフトの上からの眺め。

キッチンの上のロフトからリビング・ダイニングを見下ろす

まあ、贅沢な作りをしたワンルーム的なお宅だと考えれば、こういうのもありかも。

 

こちら、1920年台に建てられたシドニー郊外のプレハブ小屋のような建物をリノベーションしたお宅でして、ものすごくコンパクトなスペースをきっちりと使い切るために、こんな作りになってるんだそうです。

 

キッチンの脇に、唐突に自転車を収めておくためのスペースが作ってあったりして。

上部にロフトがあり、脇に自転車用のクローゼットのあるダイニング・キッチン

自転車を屋内に持ち込むくらいだったら、駐輪スペースは外に作って、その分を他のスペースに充てた方が良いのでは無いかと思ったりもしますが、そういうのって日本的な感覚なんですかね?  確かに、日本でも高い自転車は盗難にあったりしますもんね。

 

自転車置き場の脇を抜けて、キッチンの裏手に入って行くと、そこはバスルーム。

キッチンの裏のバスルーム

コンパクトですけれど、光が差しこむように作られているせいか、そこまでの圧迫感は無いですね。

 

建物の全体像はこんな感じ。

超狭小のワンルームロフトハウス

何だかちょっと秘密基地っぽい感じ? こうやって改めて見てみると信じられないくらいに小さな建物ですけれど、夫婦2人だけとかだったら、実はこのくらいでも必要にして十分という感じなのかも知れませんよね。

子供が生まれる前の若いご夫婦とか、逆に、子供が巣立った後の老夫婦とかだったら、断熱材入りのガルバリウムとかでこんな感じの最小限の建物を建てて、その代わりに余った分の土地でお庭ライフを楽しんじゃうというのもあり…かも……?

( via homedit )

【上下2段に割って使う】上段のワークスペースと下段のリーディングヌック



自宅の中に天井の高さを十分に確保できるスペースがあったら、吹き抜けを作ってみるのも悪くないですけれど、こんな感じに、上下2段に割って使ってみるというのも宜しいのではないかと。

吹き抜けの上のロフトのワークスペース

上段は見晴らしの良いワークスペース。勾配天井の下の包まれ感のある雰囲気と、天窓から差し込む光の組み合わせが良い感じ。

そして、天井の低い下段は座り心地の良い一人掛けのソファを置いて、こじんまりとした読書スペースに。天井は高さ1.8m程度といったところでしょうか。この何とも居心地の良さそうなコンパクトなスペース、最高ですよね〜。

 

階段には雑誌を重ねちゃったりして。

ロフトに上がる階段を雑誌置き場に

本当はいけないんでしょうけれど、たかだか7〜8段、ワークスペースに上がるお父さん以外は誰も使わない階段ですから、こういうのもありかなと。

 

この上下2段の組み合わせ、抜き出た開放感のあるスペースと低い天井の包まれ感のあるスペースの2つを同時に楽しめる、なかなか面白いアイディアなのでは無いかと。

天井の高さが確保できるようなお宅を建てるご予定がありましたら、選択肢の1つに入れて検討してみてはいかがでしょうか? もしかすると、例え天井の高さが確保できないようなお宅でも、「低い天井」+「低い天井」の2段重ねでやってみるというのも、それはそれで面白そうな気もします。

( via Garance Dore )