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ロフトのベッドルーム+リビング



このロフトの雰囲気、かなり好きな感じですね。

ロフトといっても天井高が2m位はありますので、日本の建築基準法上は通常の1フロアとして扱われるエリアですね。
切り妻形状の屋根の梁の部分が室内に出ていて、部屋の両端が梁で削られる事によって、部屋の形としては細長い形状になっています。
上記の写真だとちょっとわかりづらいんですが、細長い部屋の、片側がベッドをおいたベッドルーム、もう片側が、ソファを置いたちょっとしたリビングルームの様になっています。
複数配置された天窓も、開放感に一役買っています。
こういった斜め天井、かつ細長い部屋、というのは、ややもするとちょっと使いづらい感じにもなり兼ねないスペースですが、斜めの天井が、「圧迫感」というマイナスの要素では無く、「包まれ感」というプラスの要素になっていて、部屋の形がとても良く生かされていると思います。
寝るエリアとしても、寛ぐエリアとしても、包まれ感がプラスに作用している感じがして、とても良いです。
しかも、細長い部屋の中に、2つのエリアを縦に配置することで、それぞれのエリアとしては正方形に近い、比較的使いやすいエリアになっていて、しかも、視線の抜ける方向があるので、包まれ感がありながら、開放感もある、という、絶妙なスペースになっています。
切り妻屋根のお家を建てる予定がありましたら、最上階にこんな感じのロフトを作ってみてはいかがでしょうか。
Photo ©septuagesima

吹き抜けの上の天窓



この一画、ものすごくいい雰囲気だな、と思いまして。

RC構造のガシッとした躯体の奥に吹き抜けを作って、その吹き抜けの上には天窓を入れて、というギャップが素晴らしく良い感じです。
と思って、なんとなく見ていたら、なんとこちら、安藤忠雄先生の作品だそうで・・・。
素人が「素晴らしい」とか言っている場合ではなかったです・・・。すいません。
周囲をコンクリートで囲っておいて、奥側にこんなスペースを作られると、奥にどんどんと引き込まれて行きそうな気がします(素人なもので、当然何もわかってないんですが)。
Tadao Ando+Weil am Rheinがデザインした、スイスのVitra社のカンファレンスルームの一部なんですが、このRC造の薄暗い落ち着いた雰囲気と天窓からの自然光の組み合わせ、実際にここの椅子に座って寛ぐのって、どんな感じなんですかね。
こういうのを見ると、この部分、この雰囲気だけでも、自宅の中に取り込んだら面白そうだな、と思うんですが、やっぱり一部だけ真似してみてもダメなものなんですかね。
このレベルの素晴らしさだったら、真似しただけでも相当良い雰囲気になりそうな気がしますが。
Photo ©Wojtek Gurak