真っ黒なサイコロのような不思議なこちらの物体、Behanceで公開されていたコンセプトハウスなんですけれど、ちょっと面白いなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
1辺約4mの立方体に近い形状の躯体の中に、2フロア合計約22平方mのスペース。
1階はリビング・ダイニング・キッチンとバスルーム。
縦4m×横4mで16平方m。フロア全体で約10畳弱程度の広さ。でも、玄関&階段とバスルームを除いたリビング・ダイニング・キッチンエリアだけだと、その半分の5畳程度ということになりますから、かなりコンパクトな感じでしょうかね。
2階部分はロフト的なワークスペース付きのベッドルーム。
こちらも1フロアの半分くらいですから、同じく5畳程度といったところの広さ。
この建物、説明を読む限りでは、「4人が1ヶ月生活することができる」ということになってるんですけれど、このロフトのベッドルームだけだと、どうみても大人2人+アルファくらいまでで限界なのでは…?
と思っていたら、1階のリビングのソファがこんな感じにベッドになってくれちゃいまして、ここであと2人寝られるようになるんだそうで。
この作りだと、4人とはいっても、組み合わせはちょっと考えないとダメですかね。
雑魚寝OKの男子大学生仲良し4人組でも、男同士でダブルベッドはちょっと嫌でしょうし、仮にそれに耐えられても、1ヶ月もいたら、それなりに殺伐とした雰囲気にはなっていくのではないかと。中にB型の人とかがいたらさらに困るでしょうしね(B型の方、スイマセン…。偏見です。完全なる偏見ですが、身近なB型の人がことごとくアレな感じなもので…)。カップル2組でも、この空間で1ヶ月間ずっと寝泊まりするのはちょっと厳しいでしょうか。
でも、夫婦+子ども2人の4人とか、大人2人で上下1フロアずつに分かれてとかだったら、1ヶ月と言わずもっと長期間でも大丈夫かも。
しかもこのお宅、「分解して運んで使える旅行用の家」ということになってまして、「海や山、湖畔なんかに持って行って好きな場所に設置して、ここを拠点に休暇を過ごす」的な使い方を想定してるんだそうで。
実際問題としては、どうやって運ぶのかという点が最大のネックになりそうな気がしますけど、こういうのホントにあったら、ドラえもんの長編映画シリーズなんかで未開の地的なところに冒険に行く際に出てくる「秘密道具の家」みたいで、なんだかちょっと素敵かなと。
宅急便で送れるとか、それはさすがに無理でも、ピックアップの4WDとか2tトラックで運べるレベルにまで解体できるようになってたら、「いつもは庭に置いて離れとして使っておいて、中長期の休暇の際には分解して目的地に運び込んで」みたいな感じで使えるかも。
海沿いの高台とかに設置して、サーフキャンプ的な感じの夏休みを過ごしてみたり、北海道のどこか、例えば札幌の郊外あたりにでも設置して、そこを拠点に観光して回ったりニセコのスキー場に毎日通い詰めたり、みたいな感じで過ごしたら楽しいでしょうね〜。
躯体に大型のバッテリとかを入れておいて、車のダイナモとかハイブリットカーのバッテリとかとつなげて充電できるようにしておいたりしたら、災害時の非常用設備としての用途にも使えるようになったりして、さらにいろいろな使い方も考えられそうな気がします。
こういう楽しげなのを見ると、思わず夢物語の妄想がどんどん膨らんじゃいますね。まあ、日本だと、そもそもそういうことをさせてもらえる土地自体がなかったり、こまごまとした規制にいちいち引っかかってきたりとかで、こういう感じのものは現実的には厳しいんでしょうけどね…。
( via Behance )
「書斎」タグアーカイブ
【シンプルで可愛らしいスペース】大きな上げ下げ窓が2つ並んだ明るく開放的なベッドルーム
こちらのお宅のベッドルーム、素敵なんです。
白基調のシンプルなスペースに、ゆったりとしたサイズの寝心地の良さそうなベッド。
窓際の壁面の大部分を占める2つならんだ上げ下げ窓がまた、なんとも可愛らしくていい感じですよね。
自宅のベッドルームがこんなだったら、毎朝寝室で目を覚ますというただそれだけのことを、ちょっと楽しみにしながら日々を過ごせそうな気がします。
こちらのベッドルーム、ベッドの脇に作り込まれたワークスペースがまたいい感じなんですよ。
白いペンキ塗りのレンガの壁に、ロイヤル金具を直付して作った造作の棚。
そこに、2つの架台の上に板を渡しただけのワークデスクを置いた、シンプルなスペース。
こちら、NYを拠点に活動するデザイナーであり、自らのデザインしたアクセサリーやハンドクラフト品を販売するウェブサイト ”Jacqueline Rousseau”のCEOでもあるジャクリーンさんの、ワンルーム的なご自宅なんです。
広さ400スクエアフィートとのことですから、メーター換算で37平米ちょい≒22.5畳。日本の感覚で言うと、ちょっと広めの単身者向けワンルームマンションか、ギリギリ2人+αくらいで暮らせる、若いご夫婦向け物件といったところでしょうか。
このサイズですから、このままこの間取りを一軒家のレイアウトに持ってくるというのはちょっと無理があるとは思いますけれど、こういうの、ちょっと広めのベッドルームに応用してみたり、ワークスペースやサブの遊べる空間があるような作りのリビングを考える際のアイディアとして引き出しに入れておくと、面白いスペースを作るのに役立ってくれたりするかなと。
これから家を建てたりリフォームしたり、就職、転勤、結婚などで新たな地での新生活をスタートするご予定のある方がいらっしゃいましたら、こんな感じのお宅を参考にしつつイメージを膨らませてみてはいかがでしょうか。
( via apartment therapy )