廊下の壁面に作り付けられたこちらの棚、ちょっと面白くないですか?
幅2mくらいでしょうか。「巨大」という感じじゃありませんけれど、このくらいのサイズがあれば、何度も読み返したいお気に入りの本や辞書の類、家族共用の書類程度であれば十分に収納しておけそうです。
リビングやダイニングにこんな感じの作り付け本棚があるというのも、それはそれで使い勝手が良いとは思うんですけれど、こういう本棚を作ると、それだけで部屋全体の雰囲気がかなり変わっちゃうのも確かだと思うんですよね。
なので、敢えてリビングダイニングエリアには作らずに、こうやって廊下に作るというのもありかなと。
ちなみに、棚の壁の裏側はキッチン。
キッチンシンクの向こうに本棚があるなんて、やっぱりちょっと変わってますよね。
あ、でも、このレイアウトだったら、料理のレシピ本とかを置いておくのには最適かも。
( via SOMA ARCHITEKCI )
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【多目的スペース兼客間】暖炉と巨大本棚のある離れ
もしも土地にちょっと余裕があったら、庭の中にこんな離れを作ってみたいですね。
平屋ワンフロアの内建物部には、壁面いっぱいの作り付けの巨大本棚と、本棚に埋め込まれた暖炉が。
排煙のことを考えると、煙突は曲げないほうが良かったかもしれませんね…。デザイン以外に何か特別な理由があったんでしょうか。
シンプルなワークデスクと椅子の置かれたコーナーエリアの上には、結構大振りな天窓。
この真下でだったら、まるで屋外に居るかのような開放感が味わえそうです。
こちらの離れ(英語で”shed”とありましたので、直訳すると「小屋」という感じでしょうか)、何が素敵って、他に何も無いトコロが素敵かなと。
室内にあるのは、本棚と暖炉、小さなデスクと椅子、あとは一人掛けのソファが1つ。コレだけです。暖炉に火を入れて、本を読むこと。基本的にはそれだけをするための空間という感じ。
このこぢんまりとした雰囲気、先日ご紹介したプラハの茶室にも通ずる雰囲気があるような…。親しい友人を招いて、ここでのんびりとお酒を飲んだりするのも良さそうですね。
トイレは一応ありますので、かなり痛飲しても大丈夫。
そういえば、本棚の中に、そっとシンクが埋め込んで作ってあったりして。
筆や道具類を洗ったり、という用途で作ってあるっぽいですけれど、ちょっとした洗い物とかだったらココでできちゃいそうです。
本棚といえば、よく見ると、左上の方には窓が埋め込まれちゃったりもしてます。
こういうのも、なんか遊び心があって良いですね。
建っているのはロンドン郊外の、あるお宅のお庭。
「一年の大半がどんよりとしているイギリスの気候。その最悪の日であっても、気持よく過ごせる空間」を意識してデザインされたとのことで、確かに、この小さなスペースに、一面ガラス張りのファサード+大きな天窓から得られる開放感と、暖炉という組み合わせは、よく晴れた春の日はもちろんのこととして、どんよりと曇った、最低気温が零下に近い冬の日であっても、この中だけは、独特の気持ち良さ、居心地の良さのある特別な空間になってくれていそうな気がします。
離れを作るとなると、それなりのスペース的な余裕が必要だと思いますので、都市部なんかだと現実的にはちょっと難しいケースの方が多いかとは思いますけれど、どこかにスペースを探して・捻出してでも、自宅の中にこういう「多目的スペース兼客間」的な空間を作ることができたら、ちょっと面白そうですよね。
( via thispaper )