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【緩く繋がる緊張感】キッチンに隣接するワークスペース



このお宅のレイアウト、ちょっと良いなと思ったんですけど。

対面式カウンターのある、ゆったりとしたキッチン。
この明るくて開放感がある感じ、良いですね〜。
で、キッチン脇の通路を歩いて行くと…。
いきなりそこにはワークスペースが。
決して広々という感じでは無いですけれど、シンプルで広々としたカウンターデスクは作業がしやすそうで良い感じです。
「キッチン脇にワークスペース/書斎」なんて、レイアウトとしてはちょっと意外な気もしますが、コレはコレでなかなか宜しいのでは無いかと。
「今仕事が立て込んでて、休日もちょっとした時間があれば少し書類に目を通しておきたい」なんてときにも、この作りだったら、奥様がキッチンで何かをしている間にさり気なくワークスペースに行けちゃいます。
あと、コレって好みの問題でもあるとは思うんですけれど、自宅の書斎とかワークスペースって、あんまりクローズ過ぎない方が良いような気がするんですよね。
リビングのど真ん中にデーンとあるようなワークスペースだと、休日にちょっと持ち帰り仕事をしていても、奥さんや子供がいちいち話しかけてきたりしてなかなか集中できない、ということはあるとは思うんですけれど、完全な個室というのも、こもりきりになれちゃうので家族とのコミュニケーションに支障をきたしたりという問題が出てきたりします。
僕のような意志の弱いタイプは、人目にさらされずにPCに向かってたりすると、雑念が生じて却って余計な時間を費やすハメになったりすることもありますしね…。
その点、家族のいる空間からこのくらいの距離感で隔てられていると、適度にお互いの存在を感じて、必要ならば適宜コミュニケーションを取りつつも、それぞれがお互いの作業にしっかりと集中できるような気がしません?
このあたりの緩い空間の繋がり方って、例えば以前にご紹介した、吹き抜けやロフトの上にあるワークスペース(ココらへんとかココらへん)にも共通するモノがあるような。
こうやって改めて振り返ってみると、ワークスペース/書斎系についてはずいぶんと沢山ご紹介してきてますね。
ご興味ある方はコチラからチェックしてみてください。
ちなみにこのワークスペース、デスクの後ろにはこんな感じのデイベッドがあったりして…。
こんなのがあったら、一瞬で邪念の虜になっちゃうと思うんですけれど…。
仕事してるふりして、シリーズ物の小説を頭から読み直しちゃったりしてね…。
でも、実はこのワークスペースのそのまた奥にはワインセラーがありまして、油断してると、ふと奥様が何かを取りに来たりすることもあるわけですよ。
この緊張感が、仕事を各段に捗らせてくれるのでは無いかと…。
ワインセラー、欲しいな…。
( via Leivars )

【階上のロフト】2つの空間をつなぐシンプルな階段



リビング・ダイニングの向こうの壁に作り付けられたこの階段、何だかちょっと良い感じじゃ無いですか?

ものスゴくシンプルで存在感を感じさせない雰囲気で、こんな階段だったら、居室エリアの中にサラっと作ってしまっても大丈夫そうですよね。
階段の上はロフトになってるんですが、一般的なロフトよりはもう少ししっかりとしたフロアという感じになってまして、どちらかというと、1階の天井の一部が吹き抜けになっているという表現のほうが近い感じでしょうか。
階段を上がっていくと、上はこんな感じのベッドルーム。
上から1階のリビング・ダイニングを見下ろしたところ。
この広さですので、せいぜい夫婦2人で暮らすのが限界かなという感じではありますが、コンパクトなスペースの中に利便性と開放感が上手に共存していて、なかなか良い感じの空間に仕上がってますよね。
しっかりとした階段があり、階高も2m以上はありますので、当然日本の建築基準法でいうトコロのロフトにはあたらないんですが、単純にフロアの作りとしてはこういうのもアリかなということで。
この急な階段に手すり無しじゃ、酔っ払って帰ってきたら、危なっかしくてベッドルームには上がれませんけどね…。