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広々としたバスルームというのが良い感じなのは当たり前として、狭くても居心地の良いバスルームを作ることは出来るのかなと。


横幅わずか1mちょいといったトコロでしょうか。

バスルームを作るにはあまりにも余裕が無さ過ぎる空間な訳ですが、コンパクトながらも包まれ感があって落ち着きそうで、コレはコレでアリなのでは無いかと。


狭くてもソコまで圧迫感が無いのは大きな窓があるお陰と言ってしまえばその通りなのかも知れませんけれど、縦方向に広がりをもたせた空間形状の面白さによるところも大きいと思うんですよね。


床に埋め込まれたバスタブが、これまたなかなか良い仕事をしてくれていそうですよね。

実はウチの自宅を建てるとき、地面を掘り下げてコンクリートでベタ基礎を打ったところに寝転がってみたことがあるんですけれど、「地面よりも低い場所で何かに包まれた状態」というのは想像以上に包まれ感があって不思議な気持ち良さがあった記憶があります。


きっとこのお風呂、「コンパクトさ」と「低さ」から生まれる包まれ感と、窓に向かって開けていく開放感が相俟った不思議な居心地の良さが味わえる特別な空間になっているのでは無いかと。


そういえば、斜線制限や土地の形状の問題で地面を少し掘って家を建てることってありますよね。

このお風呂を見ていて思ったんですけれど、どうせ掘るんだったら、いっそその穴にバスタブを突っ込んでしまうというのはどうでしょう?

バスタブを地面に埋め込むだけでも不思議な包まれ感や相対的に高くなった天井のお陰で想像以上の開放感が得られそうですし、もしも天井高や斜線制限の問題で掘り下げるんだったら、いっそのこと1階全体の階高を180cmくらいにして、浴室以外に寝室とか茶室とかを集めてフロア全体を天井の低い「包まれ感を楽しむための特殊な空間」にしてみるというのも面白いかも...。


( via homedit )



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皆様、お盆休みはいかがお過ごしでしょうか。

僕は海の見えるこんなテラスでのんびりと寛いでます。


というのは当然嘘です。タイトルにも入れました通り、40男の妄想でございます...。

このあいだの週末は南房総の少し黄土色がかった海の波打ち際で小一時間ほど波と戯れたのち、水深50cmくらいの子供用プールで戦隊物ヒーローに倒された怪獣の真似を都合50回くらいやって来ました。


こちらは僕のお盆休みの滞在先では無く、エーゲ海に浮かぶギリシャ サントリーニ島のホテルのテラスです。

この写真を見ていたら、何でだか、2010年からのギリシャ財政危機のおり、「地中海文明発祥の地であり複数の文明に大きな影響を与えたギリシャを周辺諸国は喜んで助けてくれて当然である」的なコメントをしているギリシャ人を見て唖然としたのを思い出しました...。

なんと言いますか、こういう写真を見てしまうと、ギリシャに限らず、ヨーロッパ諸国が長い歴史を掛けて蓄えてきたものの大きさのようなモノを感じさせられずには居られないですね...(当然日本には日本の良さがあり、日本という国にも色々な素晴らしいものがたくさん蓄えられているのだと信じては居ますが...)。


こんなのもあります。


このタープの下の空間、最高に居心地良さそうすね〜。


ギリシャの気候は地中海性気候。夏は日差しが強く気温も高いながらも湿度は低いので過ごしやすく、冬もそれほど寒くないので、こんな感じのタープを1つ用意して適宜日照をコントロールするだけで、一年を通じて屋外スペースを最適な状態で利用することができるわけです。

日本の夏はかなりムシムシしますので単純にタープを張ってもそこまで快適な空間にはならないかもしれませんけれど、ちょっと真似して家のテラスにこんな感じのタープを張って日陰を作ったら、包まれ感と開放感が共存する気持ちの良いスペースになってくれそうな気はします。


このギリシャのホテルを見ていて、もう1つ良いなと思ったのが照明関係。

漆喰の白い壁に影が浮かび上がるように配された照明がこの上なく素敵です。


夕暮れ時の薄れゆく太陽の光と照明の明かりが融け合って、白い壁が幻想的に浮かび上がります。


こんなのを日本でそのまんま作ったら漆喰が雨を吸い込んだり汚れが溜まったりして大変なことになっちゃいそうですけれど...。

白セメントとかで色々考えて上手に作れば何とかなるんでしょうかね。


家はその土地や気候に合わせて作るものなので、ギリシャの建物をそのまま日本に持ってくるというのは難しいとは思うんですけれど、日本の気候に合わせつつこんな感じの雰囲気を随所随所に取り込むことができたら結構面白い家になってくれたりするかもなと。


( via homedit )



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