こちら、サンフランシスコのあるお宅のベッドルームなんですが、明るくって開放的でとっても良い感じですよね〜。
扉の無い、スイート的な作りをしたベッドルーム。
天窓付きの明るく開放的なこの雰囲気だけでも十分すぎるくらいに素敵なわけですが、振り返ると、そこに広がってる景色、こんなですから。
自宅のベッドルームのベランダで夜景を眺めつつ軽く一杯とか、最高じゃないですか?
そして、朝目を覚ますと、今度は晴れ渡る空の下に、見渡す限りサンフランシスコの街並みが広がってるわけです。
この素敵さ、間違いなく、今までに見たベッドルームの中で5本の指に入ると思います。
ちなみにこちらのお宅、別にものすごく建物が高いというわけではなく、建っている場所が高台の上なんだそうで(とは言え、建物自体も4階建てなんですが)。
高台って、街の中心部から遠いことが多かったり、坂が大変だったりと、不便なことも当然沢山あるわけですが、こんな景色が手に入るなら、全部覚悟の上、大変さも含めて地形を楽しむくらいのつもりで、高台の一番上に家を建ててみるというのもありかも?
基本は車移動の想定にしておくのは必須でしょうけど。
( via MALCOLM DAVIS ARCHITECTURE )
「内装や雰囲気」カテゴリーアーカイブ
雰囲気とコミュニケーションを包み込む円形の空間
丸い背もたれの一人掛けソファも、座り心地が良くて好きですけれど、こういう3〜4人で座れるサイズのソファで、背もたれが丸くなっているソファも良いですよね〜。
90度で座るでも無く、横に並ぶでも無く。お互いの顔は視界の端に入ってきていながら、その表情までは捉えられず、でも、お互いの表情を感じて取ることができる。ごくごく親しい間柄の同士の、適度な距離感でのリラックスしたコミュニケーションのイメージが頭に浮かんでくるような気がします。
角ばった空間の中に丸いものを入れるのって、一見すると、スペースの使用効率がちょっと良くないような気もしますけれど、実際には、角にぶつかったりする恐怖感のようなものが無いので、周囲のスペースまで含めた利用効率は意外と良いのかなと。
こちらのお宅、書斎もこんな感じの円形ドーム状になってたりして。
この書斎、適度な包まれ感があって、作業や読書に没頭出来そうな気がしますよね。
大きな窓が複数作られているお陰で開放感も結構確保されていますけれど、もしかして、窓の数を少なくしたりサイズと多少小さくしたりすると、もっと内部に入り込んでいける雰囲気になるかもしれません。
ちなみに、こういった円形ドーム状のスペースのあるお宅、実は今までに何軒か実際に見たことがあるんですけれど、作り方については結構難しい部分があるように思います。
包まれ感があって落ち着くというのも確かなんですけれど、なんというか、穴蔵の中にいるみたいで、人によっては閉塞感や息苦しさのようなものを感じることがあるのでは無いかと。
なので、書斎のような基本独りで過ごすスペースとして作る場合にも、窓や開口部などを使ってその辺りをコントロールする必要があると思いますし、リビングや客間のような複数の人間で使うスペースとして作る場合には、さらに注意が必要です。
例えば(仲の良い)夫婦同士、特別なパートナー、長い付き合いの親しい友人とか、そういった特定の間柄の方とじっくりと腰を据えて過ごすためのスペースとして使う想定なのか、それとも、ちょっとした知り合いまで含めて招き入れて使えるスペースにしたいのか、など、用途に応じた作りを検討する必要があるのかなと。
ま、単なる知り合いレベルの方と、そんなところに篭って語り合いたいようなシチュエーションというのも、そうそう無いとは思いますけど。
逆に、そもそものベースを極限まで開放的な方に振っておくという作り方もありですよね。
こちら、同じ建築家さんがデザインした別の住宅なんですが、そもそものリビングを、これ以上開放的に出来ないというくらいに開放的な空間にしておいて、その中に円形の空間を組み入れてあります。
こういう作りにしてしまえば、リビングの一画に作り込んでも全然大丈夫。先週初めて知り合った知人を招いても、お互いにリラックスして気持ちの良い時間を過ごせそうですよね。
( via FOLEY FIORE ARCHITECTURE )