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【使うときだけ出して使う】壁に収まるシンプルな壁面収納 “Flapps Shelf”



こちら、ドイツ ベルリンのデザインスタジオAMBIVALENZがデザインしたFlapps Shelfという壁面収納なんですが、ちょっと良い感じだなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長3段を正面から

 

化粧合板とスライドステーで作られたシンプルな棚なんですが、棚板が開閉できるようになってまして、使わないときには、こんな感じに閉じておくことができるようになってるんです。

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長3段を閉じたところ

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長3段

 

当然、使いたい段だけを出して使うこともできます。

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長3段を必要な段だけ開く

 

もう半年ほど前になるんですが、上の子が小学校に上がる準備の1つとして、うちの2人の子供たちに勉強机を買ってあげたんですけれど、ちょいちょいと本を買ってあげたり人から本を貰ったりという感じでどんどん本が増えてきて、あっという間に勉強机の本棚がいっぱいになってしまったんです。

で、とりあえず本棚を買おうかなと思ったんですけれど、中途半端なものを買うと、またあっという間に一杯になってしまってすぐに買い替え-処分を繰り返すことになりそうな気もしますし、とはいえ10年15年使えるようなしっかりとしたものを買うならば、先々のことを色々と考えてからでないと…という感じで結構ずっと悩んでまして。

とりあえずということで、このブログでも何度かご紹介している「有孔ボードを使った収納」を応用して、勉強机の正面上部あたりに、フレキシブルに棚板を動かせる本棚をDIYしてみようかと考えてたりしたんですが、こういうのを導入してみるのも良さそうですよね。

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 正方形

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 正方形を開く

 

形も色々用意されてまして、シンプルな横長1段のもの。

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長1段に本と花瓶

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長1段

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長1段を開いたところ

 

横長2段。

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長2段

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf 横長2段に本と花瓶

 

色々なタイプのものを組み合わせることもできます。

フラットに壁に収納できる壁面収納Flapps Shelf

 

より柔軟に収納棚を組み合わせられるという面では有孔ボードの方がメリットが大きいかも知れませんが、この穴が、設置場所によってはちょっと気になったりするかもなと…。

DIYの有孔ディスプレイボードの棚板

有孔ボードを使った壁掛けキッチン収納3

その点、こちらのアイディアだったら、使用時も収納時もこの上なくシンプルな感じに収まってくれちゃいますもんね。

 

気になる値段は、1番シンプルな正方形のタイプのものが最も安くて125ユーロ、1ユーロ133円換算で16,625円。日本から取り寄せ可能かどうかちょっと分からなかったんですけれど、送料を考えると2万円コースにはなるでしょうから、そう考えると、そこそこ良い値段はしますね…。

でも、こういうシンプルなものって、自分の欲しい形/サイズで設置場所にあわせてきっちりと作り込めると満足度も格段に高いと思しますし、お好みの板材とスライドステーを買ってくれば数千円台の前半くらいであっさり作れちゃいそうですから、時間をみつけてDIYするというのが良いのかもしれませんね〜。

今度の週末にホームセンターに行って材料チェックしてみようかな。

( via design milk )

【空間の仕切り方】大小2つの引き戸でつながったリビングとベッドルーム



リビングと、そこに隣接するベッドルームをこんな感じにつなげるというのも、なかなか良いアイディアかなと。

大小2つの引き戸で分けたり繋げたりできるリビングとベッドルーム

こちらのお宅、リビングの隣にベッドルームが作ってありまして、その間を大小2つの引き戸でつなげてあるんです。

 

扉は壁の戸袋に引き込まれるようになっているので、開け放った状態は、「扉を開けてある」というよりも、元から1つの空間だったようなイメージで使うことができます。

大小2つの引き戸で分けたり繋げたりできるリビングとベッドルームをベッドルーム側から

この作り、ちょっと良くないですか?

普段は大きな扉を開いて全体を1つの空間として使いつつ、来客時や夜寝る際などには扉を閉じて2つ空間に分けつつ、出入りは窓側の小さな扉から、というように、空間の仕切り方を状況に応じて柔軟に切り替えることができます。

真夏や真冬の冷暖房時なんかにも、効き方の面でもコストの面でも随分と変わってくると思いますしね。 

 

ちなみにこちらのお宅、ベッドルームの中にも格子ガラスの引き戸が。

クローゼットとの間にも格子すりガラス入った大きな引き戸が

 

引き戸を開けると、その向こうにはウォークインクローゼット。

クローゼットとの間の格子すりガラス入った大きな引き戸を開けたところ

単なるドアじゃなくて、ガラス入りなところが良いですよね。この場合は2つのスペースを完全に仕切った感じにする必要もないわけで、光も通って、うっすらと向こう側が感じ取れるこのくらいがちょうど良いのかなと。見た目的にも可愛らしい感じがしますしね。

 

空間の仕切り方って、構造からくる制約さえクリアすれば選択肢はいくらでもあるわけですけれど、こういう感じに、「引き戸を使って、状況に応じてフレキシブルに仕切る」というのは、なかなか良い選択肢の1つですよね。

後付で手を入れていくのはさすがにちょっと大変ですけれど、家を建てたりリフォームする際に、そこでどうやって暮らしていきたいのかを、季節やシチュエーション毎に具体的にイメージしておくことができれば、きっと自分たちの日々の生活にピッタリとマッチした最高のアイディアを盛り込むことができるのではないかと。

( via Home Adore )