昨日、リビング・ダイニングの間にフレンチドアのあるお宅を紹介したんですが、本日はその流れで、格子入りのガラスの引き戸を使ってスペースを仕切っているお宅をご紹介させていただきたいと思います。
リビングとワークスペースの間を仕切る格子ガラスの引き戸。
ワークスペース側に作られた天窓からの光も、リビング側までしっかりと入り込んできます。閉じられたスペースという感じでは全然なく、開放的で程よくリラックスしながら作業ができそうな感じ。
扉を閉じることで、音を遮ったり、もう少しクローズドな雰囲気にすることもできます。冷暖房の効率も良くなりますしね。
まあこの感じだと、あまりにも開けっぴろげ過ぎて人によってはちょっと作業がしづらく感じる方もいるかも知れませんけれど、そういった「他者からの視線」にさらされることで、意外と集中力が保てるという面もあるのかなと(僕なんかはまさにそういうタイプです。意志が弱いので、自宅で個室の書斎に篭っていると、どうしても色々な誘惑に負けてしまい勝ちでして…。休暇中の旅行先とかで、家族と同じ部屋の中で急遽ちょっと仕事をしなければならないようなシチュエーションの方が、逃げ場が無い分、ものすごい集中力が発揮できたりして…)。
もしかすると、カーテンかシェードなんかを付けておくと、更にしっかりとスペースを分けた感じにすることもできて、色々と便利かも知れませんね〜。
そういう意味では、日本のお宅だったら、ここに障子を入れてしまうというやり方もありかも。雪見障子なんかを入れたら面白そうじゃないですか?
リビングの一画をスキップフロア的に少し高く上げて、そこに畳を敷いた上で、雪見障子で囲ってみたりしたら、かなり面白いスペースの使い方ができそうな気が…。
( via REMODELISTA )
【スペースの区切り方】リビング・ダイニングの間の白いフレンチドア
こちらのお宅のリビング・ダイニング・キッチン、作りがちょっと良いなと思ったのでご紹介させていただきたいと思います。
リビングとダイニング・キッチンの間には、透明感のある白いフレンチドア。
ダイニング側からのビュー。
壁面の造作収納の中心に、門のようにフレンチドアが埋め込まれた形になってます。
この作り、何気になかなか良い感じなのでは無いかと。
家のメインスペースであるリビング・ダイニング(・キッチン)を、一塊の大きな空間としてつなげて作って使うというのは1つのオーソドックスな案だとは思うんですけれど、実際に仕切りも何もない大空間のリビング・ダイニング・キッチンを作ってしまうと、冷暖房効率は悪いわ、音も臭いも全体に好きなだけ広がっていってしまうわで、現実的には色々と弊害も多いわけです(かくいう僕自身も、自宅のリビング・ダイニング・キッチンをそういう作りにしてしまったせいで、冬の時期の光熱費には毎月毎月目ン玉が飛び出っぱなしになっております…)。
その点、こうやってフレンチドアを使ってスペースを仕切っておくと、閉じていれば音や空気の流れはしっかりと遮りつつも、ある程度の開放感や採光は得られますし、1つの空間として使いたいときや風の通りが欲しいときになんかには開け放っておけばかなり大きな開口部を得ることもでき、さらに見た目もこの上なく可愛らしいというオマケまでついてくるという、至れり尽くせりな感じなのでは無いかと。
似たようなやり方で別のアイディアとしては、収納の後ろの戸袋に引き込まれていく引き戸という手もありますかね。でも、やはりフレンチドアの方が、開けて良し閉じて良しで、そこにドアがあるというこの存在感が良いかなと。あ、でも、開閉に必要になるスペースなんかのことを考えると引き戸の方が良い面もあるわけで、まあ、最後のところでは好みの問題になってくるんでしょうけれど…。
( via Dust Jacket )