【壁面全面ガラス張り】開放感抜群のキッチンスペース



このキッチン、開放感があって良いですね〜。

大きなガラス窓の壁に面したキッチン1

壁が全面ガラス張り。キッチン上部の、背板無しのシンプルな作りの収納棚も良い感じです。

朝露に濡れる庭の花木を横目に見ながら朝食の準備をしたり、季節ごとに変わりゆく夕暮れの空や、窓から差し込む月の光の明るさなんかを感じながら作業のできるキッチンなんて、なんだかすごく素敵じゃないですか?

大きなガラス窓の壁に面したキッチン2

 

何よりも、視界が開けてるのが良いですよね。

アイランド型や対面カウンター型など、周囲の壁から独立/半独立したタイプのキッチンなら、壁に向くのではなく隣接するダイニング・リビング方向に向くことになるので、居室にいる家族とコミュニケーションを取りながら作業をすることもできますし、視界が抜けている分開放感もあります。でもその反面、ゴチャゴチャとしたキッチンの手元が丸見えになってしまったり、スペースの利用効率が悪かったり、収納の確保が難しかったり、というデメリットもあるんですよね。

その点、このキッチンのように、壁に向かった背面式タイプで壁が全面ガラス張りになっているというのは、オーソドックスなタイプのキッチンのメリットを生かしつつ開放感のあるキッチンを作れる、なかなか面白いアイディアなのではないかと。

 

夏暑くて冬寒いとか、冷暖房の効率が悪いとか、デメリットも色々とありそうな気もしますけれど、そこら辺の対策まできっちり検討して作りこむことができたら、本当に素敵なキッチンスペースを作ることができそうな気がします。

( via UulDesign )

【開放したり隠したり】スライドドアの向こうのキッチン



なるほど、キッチンエリアをこうやって仕切るのはアリかもしれませんね。

ファイバーグラスのスライドドアの向こうのキッチン

 

うちの自宅、リビング・ダイニング・キッチンのエリア内にほとんど内壁がなくて、だだっ広い(いや、実は別に大して広くもない)一体の空間になってるんです。

で、家を建てるときに、嫁さんから、「壁や仕切りがないので、キッチンをスライドドアで隠せるようにしておいたら良いかも」というコメントが出まして、お陰でうちのキッチンは、脇にあるウォークインクローゼットからガラガラ~とスライドドアを引っ張ってきて、すっぽりとドアの向こうに隠せるようになってます。

でも、そのドア使ってないですね…。

家族で暮らしていれば、1日3食+α、キッチンでは常に何かの作業が行われてますし、来客時とかだってキッチンは必ず使います。だから、キッチンそのものだけが隠せても、正直あまり便利じゃ無いんですよね。

その点、こんな風になっていると、それなりに使えるのかなと。

ファイバーグラスのスライドドアの向こうのキッチン2

人が立つスペースの奥行きは60〜70cmくらいといったところでしょうか。

これだけしか奥行きが無かったら、完全に閉じた状態だと結構作業性も落ちるかもしれませんけれど、それでも人ひとりが立って作業をする程度であれば何とかなりそうです。

基本、いつもはドアを全て開放しておいて、「キッチンを見たくない/見せたくない」というニーズがあるときだけ、スライドドアで半分を閉じたり、場合によっては全部を閉じたり、というように、必要に応じてアレンジして使えば良いのかなと。

 

ドアが半透明のすりガラスになってるところも良いですね。

これが普通の化粧板だったりしたら、ダイニング側からの雰囲気も随分と変わってくると思いますし、何よりも、キッチンに立ったときに感じる圧迫感もかなりのものになりそうですから。

 

こちらのお宅、このキッチンの左隣も、似たような作りのワークスペースになってるんです。

スライドドアの向こうのワークスペース

こちらは竹製のスライドドア。3列のレールはキッチン側からワークスペース側までつながってまして、キッチン側のドアをこちらまで持ってきたり、逆に全てのドアをキッチン側に寄せたり、というレイアウトアレンジも出来るようになってます。

 

同じく、奥行きは60cm〜70cmくらいといったところでしょうか。

スライドドアの向こうのワークスペース2

ドアを閉めたら、椅子に座って回転出来ないかも…。

 

でも、キッチンもワークスペースもそうですけれど、「ドアを閉じても何とか中に居られるだけのスペース」を確保してあるお陰で、閉じたり開いたりのレイアウト選択の自由度が各段に上がってるのは間違いないですね。

「リビングダイニングに隣接するキッチンやワークスペースなんかの作業エリアを、必要に応じて仕切りったり隠したり出来るようにしておきたい」というニーズに対しては、なかなか良い折衷案的なアイディアなのでは無いかと。

ドアの素材の選択肢として、格子戸やポリカーボネート、パネルカーテンやすだれ的なものなど、光や空気を通すことを意識して色々と考えてみたりするのも面白そうな気がします。

( via dwell )