【秘密の扉の向こう側】アイディアでレイアウトに自由を



こちら、一見なんの変哲もない、リビングの一画のワークスペースという感じですが…。

この壁には実は秘密がありまして…。
おもむろに壁の端に手を掛けて横に引きますと、左にス〜っとスライドさせられられちゃいます。
その向こうからは…。
なんと、ベッドルームが現れちゃうんです。
何もベッドルームをわざわざこんなトコロに作らなくても良いような気もしますけど、こちらのお宅の場合にはちょっと事情がありまして…。
上の写真の左側に見えているドアの向こうは、いきなり玄関。
そして、このスライディングウォールの逆側のエリアは、すぐにダイニング・キッチン。
こんな感じのレイアウトなもので、このスライディングウォールが無いと、来客時とかにベッドルームが丸見えになっちゃうんですね…。
普通のお宅のレイアウトだったらこんな仕組みは必要無いかも知れませんけれど、自宅の中にこんな感じの隠し部屋が作ってあったら、ちょっと面白いかもしれませんね〜。

【面白さと機能性の共存】ここもあそこも上げ下げ窓



新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

…年が明けて1週間以上も経ってから新年のご挨拶も無いかとは思ったんですが、やはりご挨拶だけはさせていただいておこうかなと…。
さて、年明け一発目ということで、できれば何か「特別なネタ」をポストしたいところだったんですが、ま、気張ってみても空回りするばかりかなということで、いつも通りに「ちょっと良い感じ」な写真を淡々とご紹介させていただきたいと思います。
こちら、アメリカ北西部 オレゴン州ポートランドに建つあるお宅のキッチンなんですが、2つ並んだ上げ下げ窓の感じが何だかとっても可愛らしくて良い感じじゃ無いですか?
僕の自宅のダイニングでも、ちょうどこんな感じに上げ下げ窓を2つ並べて使ってるんですけれど、デザイン的な面白さもあり、機能的/実用的でもありと、ホント結構良い感じなアイテムだと思うんですよね〜。
「少し風を通したいので半開き」みたいな姿も、引き違い窓だと中途半端な感じで落ち着かない気がしますけれど、上げ下げ窓の場合、何だかそれだけで絵になる気がしますし(個人的好みと言われてしまえばそれまでですけれど…)、カーテンをシェードやロールスクリーンにしておけば、例えば上だけ開けておいて、下部の周囲からの視線はきちんと遮りつつ、上部から明かりはしっかり取り入れたり、というような細かいセッティングにも柔軟に対応できちゃいます。
そういえば、僕は特に意識したことはなかったんですけれど、気密性が高い(引き違い窓と違って、下部に戸車を入れる必要が無いので隙間ができない)ので、寒冷地なんかにも適しているらしいですね。
で、こちらのお宅の話に戻りますが、こちらのお宅、徹底的に上げ下げ窓なんです。
ダイニングも。
キッチン脇のスモールダイニング的なサブスペースも。
バスルームも。
「開けておいても閉めておいても絵になって、通気も採光も思いのまま」、みたいな感じ、しません?
でも、ロフトのベッドルームは上げ下げ窓じゃないんですよ…。
収まり的な問題もあったんでしょうけれど、無理やり上げ下げ窓を入れちゃわずに、ココはコッチで大正解かなと。
こうやって改めて注目してみると、やっぱり窓って家にとって、とっても大事で、しかも、ものすごく面白いパーツなんですよね〜。
2014年は、窓も重要課題の1つとしてピックアップしていこうかな。