【梁と柱とフレームのみ】スケルトンなロフトのリビング



こちら、モルジブのリゾート、Four Seasons Resort Maldives at Landaa Giraavaruのヴィラの一画なんですが、開放的な雰囲気が最高だったのでちょっとご紹介させていただきたいと思います。

白砂の地面に良い感じの木製家具を直置きしちゃってまして、開放感たっぷりの南国リゾート気分バリバリ(当たり前ですが)な雰囲気なんですが、建物という視点で見ると、奥側に見えるロフト部分がこれまたちょっと面白いかなと。
リゾートの島に立つコテージなので当たり前なんですが、壁も無ければ断熱材も必要ないわけで、そのおかげで躯体が剥き出しになっていて、建物の作りがよく解ります。
ロフトを支えているのは柱の間に渡した3本の梁だけで、そこに床を作って間柱程度の太さの柱で囲いをつけているだけですから。
ロフトに上がっていくための螺旋階段も、一本の柱を使って簡単に作ってあるだけです。
要するに、「ロフトを作れる空間的余裕があって」「梁を渡せるしっかりとした柱があって」「(当然ですが)耐荷重、強度の問題がクリアできる」という程度の条件を満たせれば、ロフトというのは簡単に作ることができてしまうわけです(当然、建築基準法的な問題は、別問題としてクリアしなければいけないんですけれど…)。
こういった写真をみると、家の中にロフト的なスペースを追加したり(または撤去したり)するって、相当簡単なことなんだなと(というか、この例がたまたまロフトなだけで、別にロフトに限らず、「フロア」というモノ自体、この程度の条件を満たせばいくらでも作れてしまうわけです)。
吹き抜けや天井の高い部屋のあるおウチを建てるのであれば、こんな風にして内部を改装したりすることを頭の片隅のどこかに入れておくと、将来のリフォーム時に色々と夢が広がって楽しいかも知れません。
ま、現実的には「(遊びのために)ロフトを作る」んでは無く、「(必要に迫られて)◯◯部屋を作る」というケースの方が多いかも知れませんけれど、妄想するのはタダですから…。
( via REDPOD )

【思い込み】スイスの高級山荘の贅沢な書斎



あー、こんな風にアルプスの山々を一望に望める窓のある書斎、良いな、と。

脇には使い勝手がよさそうな長いカウンターテーブルもしつらえてありますし、足元には肌触りのよさそうな毛皮の絨毯が敷いてありますし、お金持ちの方の別荘で、無粋ながらもバカンス先で仕事をしなけりゃならないときには、せめてこんな書斎でお仕事をするのかな、と。
外はそれなりに寒いんでしょうが、そういったネガティブな部分を全く感じさせられない、この暖かな温もりのあるイメージが良いですね。
でも、よく見ると、なんでだか、メインのテーブルの下は埋まってて足を入れられないし、テーブルの左下にはタオルが置いてあったりして…。
んで、左の壁にはテレビが…。
テレビ?
書斎の壁ににわざわざ取り付けなくても良くない?
しかも、この場所じゃ、見づらくない?
というあたりから、急速に勘違いに気がつきまして…。
超ラグジュアリーな「お風呂」でした…。
正直言って、相当細かいところを見るまで、完全に書斎だと思ってました…。
人間って、思い込んでると、ホントに気が付かないものなんですね…。

でもこのお風呂、僕のウチの書斎よりも、落ち着いて書物とかできるかも…。
お風呂でも書斎でも、こんな雰囲気を目指して作れたら良いですよね。
( via nicky dobree )