この階段下のスペース、ちょっと良い感じじゃないですか?
階段下のスペースをトイレにするというアイディア自体は、それほど珍しいものでもないと思いますし、実は僕の家でも、1階の階段下スペースをトイレに割り当ててあったりします。でも、このお宅の階段下スペース、そういうよくある「階段下スペース」よりも、もうちょっとだけ良い感じなのではないかと思いまして。
どこらへんが「もうちょっと」良いのかと言いますと、「スペースがあったので、そこをトイレにすることにしました」で終わることなく、壁に鏡を取り付け、棚を作り、ちょっとした洗面スペースとしても使えるようにしてあるところが何気に素敵かなと。
スペース全体を開けっ広げて使える大き目のドアも、この洗面所としてのこのスペースを格段に使い易くしてくれてそうです。
トイレと洗面スペースが一緒になっている事自体は賛否両論あるかも知れませんけれど、そういった個人的な好みの問題はひとまず横に置いておくことにして、1つの良いアイディアをそのままで良しとして採用するのではなく、そこから更に一捻り二捻りして、スペースをより有効活用できる、より満足度の高い、こういった形にまで進めていくのって、いちいちやってたらかなり大変なわけですけれど、こういうのこそが本当に大事なことの1つなのではないかと思うんですよね。
一人暮らしだったら、このスペースだけで色々と事足りてしまうかも知れませんし、家族で暮らしていて、忙しい朝に家族間で洗面スペースの使用タイミングが重なってくるときの、サブの洗面スペースとしての役割なんかも果たしてくれたりするかも知れません。来客時にお客様も使うトイレだったら、女性がちょっとしたお化粧直しもできるスペースとしても役に立ってくれるかも。
実際には細々と検討が必要な部分もあるかと思いますけれど、アイディアに加えた一捻り二捻りを切り口にして、そこから更に掘り下げてみることで、それまでには気が付かなかった新たなことが色々と見えてきたりもして、それがまた面白かったりするのでは無いかなと。
( via apartment therapy )
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紅褐色の美しい階段とその下のクローゼット
階段下の収納つながりということでもう1つ。
こちらの階段、紅褐色のブラックチェリーの上品でカッチリとした感じも素敵ですけれど、その下に作られた収納がこれまた良いですね。
思いつきでなく、当初からキチンと計画して細部まで作り込まれたようなしっかりとした感じが、この木材の持つきめ細やかで美しい雰囲気とこの上なくマッチしてくれているかなと。
幅=奥行き80cm前後といったところでしょうか。高さのある部分はクローゼット、低い部分は奥行きのある引き出しにという感じに余すところなく奥まできっちりと使い切ることができれば、結構な容量の収納スペースとして使えますよね。
そういえば、実は僕はサーフィンをするんですけれど、以前にあるサーファーの先輩のお宅にお邪魔した際に、階段下にサーフボード置き場が作られてるのを見たことがあるんですよ。
普通のショートボードって、長さが6フィート≒183cm前後、幅が18〜19インチ≒45cm〜48cm前後といったところですから、階段下の一番背の高い部分にちょうどすっぽり収納できる感じになるんです。この階段だったら、背の高い部分だけでも、奥まで使えば6〜7枚は収納できそうな感じ。
内側にクッション材を貼った上でベルトで軽く固定できるようにでもしておけば、万が一の地震の際にも、倒れてクラッシュしたりということも無さそうで安心できますしね。
こんな上品な雰囲気のクローゼット開けたら、中にサーフボードが詰め込まれてたら……。そのちょっと意外な組み合わせが、それはそれで良い感じだったりするかなと…。
( via The New York Times )