こちらのツリーハウス、作りや雰囲気がとても素敵だなと思ったので、ちょっとご紹介させていただきたいと思います。
内部はわずか20平米程度の広さ。その大部分をリビングに割り当て、上部には天窓付きのロフトのベッドルーム。
サイドの壁面にはカウンターテーブルを造作して、小さなダイニングスペースに。
そして、外には広いベランダまで作ってあったりして。
ツリーハウスというと、一般的には1本の木を支柱にして作られたものが多いようですけれど、このくらいたくさんの木を使って作ってあると、強さや安定性が確保できるのもさることながら、こんな感じに周りにいろいろ作り込めていいですね。
躯体の中央を貫いて支える支柱を、そのままロフトに上がるための梯子にしてあるところがまたおもしろいですよね。
こういうアイディア、普通のお宅にロフトを作るときにも応用したら、階段が無い分、省スペースで簡単に作れたりして良かったりするのかなと。
まあ実際には、危ないは、荷物は上げづらいはで、不便な面も多々あることは確かでしょうし、そういった意味では、小さいお子さんのための子供部屋とかそういったスペースとして使うわけにはいかないんでしょうけれど、大人のための部屋、例えばお父さんの書斎とか、趣味のスペース的なものだったらこういうのもありですよね。
普通の住宅の間取りでいうならば、ちょっと大きめのリビング・ダイニングにロフトのベッドルームと広めのベランダがついた、一風変わったワンルーム、といったところでしょうか。コンパクトなスペースを有効活用して、自宅に面白さのある空間を作り込んでみたいなとお考えの方がいらっしゃいましたら、こういうお宅を参考にしつつイメージを膨らませてみると、いろいろとおもしろいアイディアが生まれてくるかもしれませんよね。
( Photos #1-#4 via Voice of Nature , #5 via green line ARCHITECTS )
【多目的に使える遊びスペース】たたきの土間と囲炉裏付きの小上がりのワークスペース兼リビング
自宅にこういう和な空間があるのっていいですよね。
たたきの土間に、囲炉裏つきの小上がり的なスペース。あるときはここでお茶をしたり、あるときはちょっとした作業場所として使ったり。囲炉裏で温めたホットワイン片手に、秋の夜長にここで静かに読書、なんてのも素敵です。
気がおけない友人たちを招いて、囲炉裏で暖をとりながらつまみを炙り、腰を据えて夜通し飲み明かしたり、なんてものもいいですね〜。
こうやって考えてみると、全然そんな感じじゃないですけれど、これってワークスペース兼リビング(兼書斎)的な場所ということなんですかね。
こちらのお宅、ぱっと見はどこかの地方の農村に建つ古民家か何かのように見えますけれど、実は日本のお宅ではなく、イングランド南西端コーンウォールに住む陶芸家、ミッシェルさんの自宅の一画なんです。
奥のエリアがメインの陶工房。
ここで、出来上がった作品の確認をしたり、それを用いて友人とお茶をしたり。
こういう器を用いてワインを飲んだりもするそうです。ワイングラスで飲むのとは違う香りや甘みが見つけられるんだそうで。
それにしても、こんな和風の小上がりがあるのが日本のお宅じゃないなんて、何だかとっても不思議な感じがします。
そもそも今の日本の住宅には土間がないことのほうが多いわけで、それは、炊事やいろいろな作業をするための「土間」という半屋外的なスペースが特に必要とされていないから、という事情から来ているわけですけれど、こういうお宅をみると、例え自宅にそういったスペースが必須でないご家庭でも、こういうスペースがあったら多目的に使えて面白そうだなと思いますよね。
僕自身、自分でいろいろなものを作ったりするのも好きですし、海で使う道具類、山で使う道具類なんかは、定期的にメンテナンスしたりする必要があるものが多かったりするんです。で、そういう各種の作業をする場合には、大抵はベランダか駐車場の後ろのスペースで作業をするんですけれど、こういうスペースがあったらもっといろいろ出来て楽しいだろうなと思います。さらに、防寒/防音系の配慮がしてあったりしたら最高でしょうね〜。もう、暇なときはずーっとそこに入り浸っちゃうかも…。
DIYが好きだったり、アウトドアとか、道具を使うスポーツや趣味をお持ちの方なんかで、「自宅にそういうことができる物置兼作業スペースが欲しいな」とお考えの方がいらっしゃいましたら、玄関脇に、「土間」&「たたき」、思い切って導入してみるというのはいかがでしょうか?
( via Tea jar )