【DIYで手軽にリフォームも】シンプルな木製フレームで緩く仕切られた空間



こういうの、ちょっといいですよね。自宅のリフォーム用のアイディアとしてストックしておきたいかなと。

木のフレームを組み合わせてざっくりと空間を仕切る 2×4 リビング・ダイニング

木材を組んだシンプルなフレームでざっくりと仕切られた空間。このままでも緩く区切った感じで、これはこれでおもしろいと思いますし、必要に応じて薄手のファブリックやカーテン、シェードなんかを取り付けて、視線/光/空気の流れをいろんな遮り方でコントロールしてみたりするのも良さそうです。それ以外にも、ガラスやステンドグラス、樹脂製パネルの類というのもありでしょうし、こういうのとはちょっと違いますけれど、防音パネルを使ってAVルームとか防音室的なものを作ったりするようなパターンでも使えそうですよね。

 

こういうの、以前にこちらのサイトでも何度かご紹介したことのある、2×4材を使って柱を作れる”PILLAR BRACKET”という製品を応用すれば、結構簡単にDIYできるかな、とか考えてたんですけれど、もっと向いてそうなのを見つけちゃいまして。

こちら、アメリカ製の「SIMPSON金具」という2×4材に特化した接合金具(一部1×4材や4×4材対応のものもあり)なんですが、なんと24種もの金具が用意されてるんです。

2×4材を使って家具や柱やウッドデッキなどをDIYできるSIMPSON金具 ラインナップ表

これだけ用意されていれば、おおよそ思いつく範囲のありとあらゆる接合パターンが、全てこのシリーズのみでまかなえてしまうのではないかと。

 

実際の使い方はこんな感じ。

2×4材を使って家具や柱やウッドデッキなどをDIYできるSIMPSON金具 柱を建てるアジャスター金具他 使い方

 

当然、PILLAR BRACKET的な、柱を作るためのアイテムも用意されてます。

2×4材を使って家具や柱やウッドデッキなどをDIYできるSIMPSON金具 柱を建てるアジャスター金具

価格も、安いものは1点数十円から、高くてもせいぜい5〜6百円程度と結構リーズナブル。例えばですが、最初の写真にあった木製フレームが300cmの2×4材8本と20箇所分の接合金具/アジャスター金具で作れるとして、2×4材が1本600円程度と仮定して計算すると、1万円ちょい〜せいぜい1万5千円もあれば作れてしまう計算になります。これって、「ちょっと試しにやってみたい」というレベルのDIYでのリフォームのハードルをかなり下げてくれるのではないかと。

ついこのあいだちょっと考えた、「自宅のベッドルーム&子供部屋リフォームプラン」なんかも、この金具があれば、簡単に自分でリフォームできちゃいそうな気がします。

 

家って、「1度リフォームしたらそれでOK」というよりは、子どもの成長とかライフステージに合わせて段階的にいろいろと手を入れて変えていく必要があるものなんだと思うんですけれど、そういう意味でも、こういうアイテムがあると、使い方を考えればかなり柔軟にいろいろとできておもしろいと思うんですよね。SIMPSON金具、ご興味ある方はチェックしてみてください。

Amazonでも取り扱いがありましたけど、体系立てて並べられていないせいか、用途ごとに必要な金具を探すのがちょっと面倒くさそうな感じ。八幡ねじさんが正規代理店になってるんですが、ざっと見た感じでは価格もそちらの方が安そうですし、そちらで探すのが良いと思います。

( Photo #1 via SARAH AWAN , #2-#4 via 八幡ねじ )

【敢えて2分割】天井の低いリビングスペースとその脇のデイベッドエリア



こちらのリビングの雰囲気、ちょっと素敵じゃないですか?

ポーランド スバルキ公園の近くに建つログハウスの、天井の低いリビングスペース

コーナーにすっぽりとはまり込んだようなこじんまりとしたスペース。正面と側面に隙間なく並べられた可愛らしいフレンチ・ウィンドウのお陰で、コンパクトながらも、明るく開放的な雰囲気に仕上がってますよね。

ポーランド スバルキ公園の近くに建つログハウスの、天井の低いリビングスペースのソファ 拡大

 

そして、そのサイドには、こんな感じの、勾配天井下のデイベッドエリアが作ってあったりして。

ポーランド スバルキ公園の近くに建つログハウスの、天井の低いリビングスペースの脇のデイベッドエリア

こういうの、いいですね〜。休日の昼下がり、子どもたちが騒ぐ声を遠くに聞きながら、読みかけの雑誌とお気に入りの小説を片手に、のんびりごろごろとか、考えただけでも最高ですよね。

 

実はこちらのリビングとデイベッド、こんな感じのロフトの下に作りこまれたスペースなんです。

ポーランド スバルキ公園の近くに建つログハウスの、ロフトの下の天井の低いリビングスペースとその上のベッドルーム

ロフトといっても、ご覧の通りかなりしっかりとした作り。日本の建築基準法でいうところの小屋裏収納的なスペースというよりは普通のフロアに近いイメージかもしれませんけれど、どうせ造るんだったら、思い切ってこのくらいしっかりとしたものを作ってしまったほうが、上のフロアの使い勝手も良くりますしね。

 

天井高めのゆったり開放的なリビングを、しっかりとしたロフトで敢えて2分割。上部はロフトとして活用、下は壁面にはたくさんの窓を作り込んで、低い天井の下の包まれるような落ち着いた雰囲気と、横から外部に抜けていく明るく開放的な雰囲気の共存するおもしろいスペースとして心ゆくまで楽しんでしまう。こういうフロアプラン、ありだと思いませんか?

うちの自宅のリビングも、リフォームか何かで手をいれるときには、こんな感じのプランも候補の1つに入れてみたい気もしますけど、こういう大掛かりなことをすると建築確認申請とかいろいろめんどうくさそうな気がしますな…。

( via ADELA PARVU )