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木漏れ日の降り注ぐテラスの屋外リビング



ここのところちょっと庭/テラス系のネタ比率が高くなっているような気もするんですけれど、良い感じのテラスを見つけてしまったので、気にせずご紹介させていただきたいと思います。

こちらのテラス、どうでしょう?

観音開きのガラスドア・フレンチドアとゼブラ柄のラグでつながる室内とパティオ

緑に囲まれた木漏れ日の降り注ぐテラスに、シンプルなラタンのソファとテーブルを1つ。

コーヒーでも持ってちょっとのんびりとか、おもむろにゴロリと横になってお昼寝なんてのも良いですね〜。

 

室内につながるフレンチドアも、この可愛らしさ、開いたときにテラスの中で主張しすぎないこの佇まいだけでも十分過ぎるほど素晴らしいんですけれど、観音開きって、開けたり閉じたりの組み合わせが色々と柔軟に選択できるところがまた良いですよね。

床に敷かれたラグと、その日の気分や空気に合わせて程よく開かれたドアの組み合わせが、テラスと室内を絶妙な距離感でつなげてくれるのでは無いかと。

 

庭やテラスに屋外家具や色々なものをアレンジして、快適な屋外リビング・ダイニング系の空間を作るのって、見てるだけでワクワクしてきちゃうくらいにサイコーに楽しいですよね。

今後も引き続き、こういう系のネタ比率高めで行かさせて頂きたいと思います。

( via Lonny )

【エコで便利で経済的】テラスを囲む「夏の壁」



このテラスの雰囲気は良いですね〜。

タープの張られたテラスの夕暮れ

中庭のように左右を囲まれたテラスの上にタープが張られちゃったりして。

こちらのお宅、どんな作りになっているのかと言いますと…。

南側に収納兼日陰を作るための壁のあるテラス

メインの建物の南側に厚さ1m程度の独立した壁が建てられてまして、先ほどの写真は、この壁とメインの建物の間のペースだったというわけで。

 

この壁、その名も”Summer wall”と言いまして、テラス用の屋外キッチンや色々なものを収納しておくためのクローゼットスペースを内包しつつ、暑い夏場に南側からの日差しを遮って日陰を作るという役割も果たすように設計されてます。

キッチンと各種収納を備えたテラスの南の壁

必要に応じてメインの建物と壁の間の上部にタープを張って、更に積極的に日照をコントロールすることも出来るわけです。

南に建つ壁と母屋の間にタープを張ってテラスに日陰を

キッチンの右側にはデイベッド的なスペースも作りこまれてたりして。

キッチンと各種収納、デイベッドまで備えたテラスの南の壁

 

これ、かなり面白いアイディアですよね。

実はこちら、本当の住宅ではなく、「ソーラーデカスロン」というコンテストに参加するために、ハンガリーのブダペスト工科経済大学の学生のチームが2年の歳月を費やして作った作品なんです。

「ソーラーデカスロン」というのは、米国・エネルギー省(U.S.Department Of Energy / D.O.E)が主催となって2002年に始めた次世代のソーラー住宅設計コンテストでして、世界中から選抜された20の大学の各チームが、実際にソーラー住宅を設計/建設して総合的な優劣を競うというもの。

デザイン性、快適性、省エネ性、革新性、市場性など合計10項目で評価を競って総合順位を決めることから、陸上競技の10種競技(デカスロン)になぞらえてネーミングされました。

 

実際にはまだまだアイディアレベルのものの方が多いんでしょうけれど、こういうものが一般の住宅に実現可能なプランとして盛り込んでいけるようになってくれると、「エコで便利で面白くて」みたいな、本当の意味で夢のある家が建てられるようになってくれそうな気がします。

( arch daily )