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家の中心のプライベートなオープンスペース



中庭ってちょっと良いですよね。

紅葉するもみじの木のある中庭

中庭に面する部分をこんな風に全部ガラス張りにしておけば採光も良くなりますし、室内に居ながらにして、ものすごく開放的な雰囲気を楽しむことができます。

紅葉するもみじの木のある中庭に面したガラス張りのリビング

紅葉するもみじの木のある中庭に面したワークスペース

中庭に面する部屋が実際の床面積よりもかなり広く感じられるというメリットもありますし、中庭から上に風が抜けてくれますので、家全体の風通しも良くなります。

 

天気の良い日に気持ち良く過ごせるのは当然のこととして、例えば、梅雨の長雨の様子をリビングからぼーっと眺めたりするのも、独特の落ち着いた雰囲気を楽しめて良さそうかなとか。

アウトドアな雰囲気や自然を楽しむという面でいうと、植える木の種類なんかでも色々と変わってきますよね。

こちらのお宅のようにもみじなどの紅葉を楽しめるような植物を植えるのも良いと思いますし、常緑樹や、花や実をつけるような木を、小さな苗木から育ててみたりするのも楽しそうです。

 

外部から遮断されていますので、BBQをしたり夏場にプールを出したりするときにも、普通の庭やバルコニー/ベランダと違って人目を全く気にすることなく過ごせるというメリットもありますしね。

 

こうやって考えるとメリットばかりのように思えてしまう中庭ですけれど、実際に作るとしたら、色々と考慮が必要な部分があるのも確かです。

全面がガラス張りで採光も風通しも良いということは、逆に言えば、断熱性能の確保について相当しっかりと考えておかないと、いくらエアコンを掛けても全く効かなくて、夏は暑いし冬は寒いし、電気代はメチャメチャ掛かるしということになる可能性も高いわけです。

初夏から秋くらいまでの季節については、タープやオーニングなどを使って採光を上手にコントロールできるような仕組みを予め作り込んでおくのも良いかもしれませんね。

建物の中央に庭があるわけですから、ヘタをすると動線がめちゃくちゃになって毎朝毎晩やたらと遠回りをさせられたりというようなことになる可能性もありますので、家族それぞれの日々の生活を踏まえてレイアウトをしっかりと検討しておく必要もありますよね。

他にも、水はけや排水についての考慮(特に、最近頻発するゲリラ豪雨のような大雨時にも確実に排水できるようにしておく)が必要だったり、作りによっては建物の強度や施工費などに影響してくることもあったりと、中庭1つ作るために結構な手間が掛かってくるのも事実です。

 

でも多少の手間隙が掛かるとしても、自分たちだけのこんな素晴らしいオープンなスペースが自宅の中に持てるのなら、しっかりと検討してみるだけの価値は十分にあると思うんですけどね。

紅葉するもみじの木のある中庭2

( designboom )

三方の壁を全開口できる開放感溢れるダイニング



自宅のダイニングがこんなだったら素敵でしょうね〜。

カンチレバーで壁をほぼ全開口にできる庭に面したダイニング

ダイニングの半分くらいの部分の屋根が、建物本体の躯体から張り出したカンチレバー的な作りになってまして、そのエリアの三方の壁が全て全開口で開けられるようになってます。

カンチレバーで壁を全開口にしたダイニング

建物角の部分に柱が無いのって、ものすごく開放感があって良いですよね。

この開放的でのんびりとした雰囲気、何だかちょっと日本の家屋の縁側にも通ずるものがあるような気が。

この縁に腰掛けて、ひなたぼっこしながらお茶とかしたら気持ちが良さそうです。

 

でも、もしかすると既に「おや?」と思っている方もいらっしゃるかも知れないんですが、この作りだと正面の壁(スライドガラスドア)を収納する場所が無いですよね?

「全開口」とか書いておきながら今更なんですが、実は正面だけは全開口にはならないんです……。

ダイニングの壁のガラスのスライドドアを閉じたところ

一枚目の写真では、左側のカーテンの裏に隠れてただけでして。

両脇のスライドドアは内部の壁に引き込めるようになってるんですが、正面はさすがに無理ですもんね。

コレでも十分に開放的で素敵だと思いますけど。

カンチレバーで壁を全開口に出来るダイニングの外観

 

これから家を建てるご予定のある方で、「庭に面したダイニングなんか良いかも」というようなことをお考えの方がいらっしゃいましたら、一部をちょっと庭側に張り出させつつ、こんな感じの最高に開放感溢れる縁側的なスペースを作ることを検討してみたりするのも良いかも知れませんよね〜。

でもこの天井、万が一垂れてきたりしちゃったときのことを考えると、ちょっと恐ろしいですね……。もしも本当にやってみる場合には、合わせてそこら辺の対策を十分に検討することをオススメしておきたいと思います。

( via Home Adore )