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【シンプルに満たされる】海沿いの高台のウッドデッキ



いつかこういう家を建ててみたいですね〜。

こちら、オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州ニューカッスルを拠点とする建築事務所 BOURNE BLUE ARCHITECTUREが手がけたリノベーション物件の1つなんですが、広いウッドデッキのテラスから望むタスマン海の雄大な景色が最高に贅沢じゃ無いですか?
この家の写真を見てて思ったんですけれど、都会に住んでいると、複雑な条件や色んな思いが絡み合っちゃて何でもかんでもごちゃごちゃになり勝ちですけれど、本来、家ってものすごくシンプルなものなのかなと。
例えばこの高台の家だったら、海があって、空があって、差し込む光と影があって、そこに流れゆく季節があってという、そのくらいのことについてじっくりと考ることさえできれば、その場所にどんな家を建てれば良いのかは自ずと決まってくるものな気がします。
大きな庇の下で日陰を楽しんだり、
夕暮れの中で徐々に同化していく空と海をバックに、ゆっくりとグラスを傾けてみるなんてのも良いですね〜。
リビングのソファから、朝なのか夜なのかわからないようなどんよりと青灰色がかった空を静かに眺めながら熱いコーヒーを一杯、なんてのも最高に情緒があります。
こんな場所で、四季の移り変わりや、そのときそのときの景色の表情のちょっとした変化を感じながら、何をするでもなく静かに過ごすことができたら、例えそれが休日のひととき、ほんのつかぬ間の癒しの時間だとしても、言葉に表せないくらいに自分自身を満たしてくれる貴重な時間になってくれるのでは無いかなと。
ホントにこんな家を建てるチャンスが巡ってくることがあるとしたら、場所選びに最低数年掛けるくらいのつもりで、じっくりと時間を掛けてやってみたいですけどね〜。
2014年、初夢かな…。

【面白さと機能性の共存】ここもあそこも上げ下げ窓



新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

…年が明けて1週間以上も経ってから新年のご挨拶も無いかとは思ったんですが、やはりご挨拶だけはさせていただいておこうかなと…。
さて、年明け一発目ということで、できれば何か「特別なネタ」をポストしたいところだったんですが、ま、気張ってみても空回りするばかりかなということで、いつも通りに「ちょっと良い感じ」な写真を淡々とご紹介させていただきたいと思います。
こちら、アメリカ北西部 オレゴン州ポートランドに建つあるお宅のキッチンなんですが、2つ並んだ上げ下げ窓の感じが何だかとっても可愛らしくて良い感じじゃ無いですか?
僕の自宅のダイニングでも、ちょうどこんな感じに上げ下げ窓を2つ並べて使ってるんですけれど、デザイン的な面白さもあり、機能的/実用的でもありと、ホント結構良い感じなアイテムだと思うんですよね〜。
「少し風を通したいので半開き」みたいな姿も、引き違い窓だと中途半端な感じで落ち着かない気がしますけれど、上げ下げ窓の場合、何だかそれだけで絵になる気がしますし(個人的好みと言われてしまえばそれまでですけれど…)、カーテンをシェードやロールスクリーンにしておけば、例えば上だけ開けておいて、下部の周囲からの視線はきちんと遮りつつ、上部から明かりはしっかり取り入れたり、というような細かいセッティングにも柔軟に対応できちゃいます。
そういえば、僕は特に意識したことはなかったんですけれど、気密性が高い(引き違い窓と違って、下部に戸車を入れる必要が無いので隙間ができない)ので、寒冷地なんかにも適しているらしいですね。
で、こちらのお宅の話に戻りますが、こちらのお宅、徹底的に上げ下げ窓なんです。
ダイニングも。
キッチン脇のスモールダイニング的なサブスペースも。
バスルームも。
「開けておいても閉めておいても絵になって、通気も採光も思いのまま」、みたいな感じ、しません?
でも、ロフトのベッドルームは上げ下げ窓じゃないんですよ…。
収まり的な問題もあったんでしょうけれど、無理やり上げ下げ窓を入れちゃわずに、ココはコッチで大正解かなと。
こうやって改めて注目してみると、やっぱり窓って家にとって、とっても大事で、しかも、ものすごく面白いパーツなんですよね〜。
2014年は、窓も重要課題の1つとしてピックアップしていこうかな。