このテラス、コンパクトながらも結構良い感じの雰囲気だなと思ったのでちょっとご紹介を。
ゆったり目のラタンのソファとローテーブル、コーナーにはシンプルな椅子2脚とテーブルが置いてあって、家族でちょっと寛いだり親しい友人家族とのホームパーティをやるくらいだったら十分な感じです。
隣接するダイニングエリアから、ガラスドアをサッと開けてすぐに出入りできるこの位置関係も良いですよね。
これがメインの生活エリアからのアクセスが億劫になってしまうような位置関係だと、どんなに雰囲気が良くてもだんだんと足が遠のいていきますし、それって結局のところは「居心地が良くない」ということと似た意味なのでは無いかと。
幅奥行きともに3m程度といったところでしょうか。
ここ、もしも家具が何も置いてなかったらどんな感じだか、ちょっと想像してみていただけるでしょうか。
めちゃめちゃ狭いというわけでは無いかも知れませんが、本当に何の変哲もないごく普通のテラスですよね。
ソファや椅子が置いてあるから居心地の良さげな屋外リビングみたいになってますけれど、実はそれだけなんだと思います。
僕の友人で、そこそこ広めのテラスがあるマンションに家族で住んでるヤツがいまして、彼はそこに住み始めて三年くらい、ほとんどテラスに出ない生活を送ってたらしいんです。
でも、あるとき思い立ってIKEAで屋外家具をいくつか調達してきて、それからというもの、週末のたびにテラスで何かをして過ごすようになったと言っていました。
結局のところ、テラスやベランダに出て地ベタに直接座り込むわけにはいかないわけで、その空間で長時間を過ごすような使い方がしたい場合、何かしらの「座るための設備」「寛ぐための設備」が必要なわけです。
逆に言えば、そこさえしっかり抑えてしまえば、屋内と変わらない感覚で利用できる開放感あふれる屋外スペースがいきなり完成してしまうと言っても過言で無いのかなと。
日本の夏は暑いですから、日当たりが良い場合には、タープやオーニングで適宜日照をコントロール出来るようにしておくのをくれぐれもお忘れなく。
( via delikatissen )